名刺の思い出2017/02/09

ムフ。(*´m`*)
仕事用の名刺を作った。

去年、「名刺があったら良かったのに~」
という場面が何度かあったので、
そろそろちゃんと作ろう!と
心に決めていた。
そして、チマチマとStudio*ABE*の
ロゴマークを自作したりして、
準備を進めていたのだ。
で。こんな感じで作ってもらおう!と、
デザインも決まり業者に発注。
本日、手元に届きました。
わーい。嬉しい♪

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大学生1年生の頃、
お茶の水にある某楽器店で
販売のアルバイトをしていた。
店頭での主な扱いは、
エレキギターにアンプ、エフェクター、
ベースにアコギにウクレレ、
そして、リズムマシンにシーケンサー、
電子ピアノやらシンセサイザーまで。
知識が乏しかった私はヒーヒー言いながら、
週4日くらい接客にあたっていた。

店で様々な楽器を扱う中、
電子ピアノは唯一わかる分野だったので、
一生懸命覚えて接客にも熱が入った。
商品の特徴を話しつつ弾いて見せたり、
メーカーごとの違いを説明したり、
そして、購入の意思が感じられたら、
電卓を片手に値段の交渉までやっていた。
(「価格は相談にのります」というスタイル)
お茶の水は楽器店が多く並ぶ街なので、
大抵の場合、丁寧に接客をしてもお客さんは
「他の店も見てきます」と店を出てしまう。
簡単には即決してくれない。

その時、渡すのがお店の「名刺」。
もし戻ってきてくれたら「私」で買ってね!
さっき提示した値段は約束するよ!
今回は他店で購入したとしても、
また何か楽器を買う際には
「○○楽器店の私」を思い出してね!
…そんな想いで渡していた。
が、しかし、たかがアルバイト。
名刺に名前は印刷されておらず、
自分の名前は手書きで書き足す、
というショボイものだった。

1年ちょっと働いていたかな?
その後、別のバイトもして、
大学を卒業、結婚、引っ越し…。
仕事を探していて、
やはり音楽関係の職場で働きたい!と
またもや同じ楽器店(他店舗)で
お世話になることに…。(笑)
(この頃よりピアノ教室も開始!)
最初に雇ってもらった時から
数年が経過していた。
今度はデジタル専門売り場に配属。
電子ピアノの販売をメインに
再び接客しながら名刺を配る日々。
出戻り(?)のアルバイトだったので、
一応「経験あり」と認められてか、
この時は、正社員ではない私にも
名前が印刷された名刺が用意された。
何気に嬉しかったっけ。

ある日。
いつものように接客をし名刺を渡すと、
「あぁ、やっぱりそうだ!」とお客さん。
「以前は駅前のお店にいましたよね?
僕、名刺、まだ持ってますよ(笑)」
と言われ、びっくり!!
なんと、4、5年前に渡した
昔の私のあの”手書き名刺”を
捨てずに持っていてくれて、
下の名前を憶えていてくれたのだ!
最初の時もお買い上げ頂いたけれど、
話しが弾んで、この時もお買い上げ。
私のつたない接客が、名刺の力もあって
売り上げにつながった、という経験。
とても嬉しかったのでよ~く覚えている。

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たくさんの人と出会う中、
その人の印象に残り、
自分の存在を覚えていてもらうって、
簡単なことではない。
でも、もし名刺を渡しておくことで、
「あぁ、確か…ピアノ教室の!」
「大人専門に教えてる人だよね」
と、ちょっとでもその人の記憶に残り、
それがキッカケで、
何かが始まる可能性があるとしたら…

そう思うとワクワクする!!(*´ー`*)

新しい名刺を見ながら
果てしなく妄想が膨らむ私。(笑)
人との素敵な繋がりが広がりますように☆