ボロボロでも大切2017/05/11

ゴールデンウィーク中、
少し時間的に余裕があったので、
レッスン室を整理整頓しました。
んまぁ~、
出てくる、出てくる、古い譜面たち。

私は、地元の児童合唱団に
小学3年生~高校に入学する前まで
入団していたんだけど、
その頃、演奏会などで歌っていた楽譜が
わんさかととってあるのだ。
きちんと製本されている曲集はもちろん、
普段の練習用のプリント譜も
数えきれないほどたくさん。
懐かしい「わら半紙」に印刷された
古い譜面たちがどっさり~。
30年モノのそれらは一層茶色くなり、
ボロボロでザラザラ。(笑)

ハッキリ言って、あれらの曲を
合唱で歌うことはもう2度とないだろうし、
もしも歌いたくなり楽譜が必要となれば、
今やネットで調べたり、新しく購入も可能。

だけど、だけど…
うーーーーーーーーん、
やっぱり捨てられないよ~。(;´Д`)
何故だろう、
譜面って捨てられないんだな。
それが、たとえボロボロのわら半紙でも、
譜面なんて見ずにもう歌える曲だとしても、
間違いだらけの手書きの譜面でも、
コード進行も頭に入ってるし、なんなら、
すぐに自分で譜面におこせますけど…、
という程度の曲のものでも、捨てられない。

というわけで、
1枚1枚譜面を確認しては、
その曲を歌いながらファイリング♪
ベンジャミン・ブリテンの小ミサとか
難しいのに、よく歌ってたもんだねぇ。

ピアノの楽譜も同様。
小学校に上がる前くらいの頃に、
使っていたであろう楽譜たち。
表紙はとっくに取れてなくなり、
製本も崩れてページが紛失し、
端っこは擦れてガサガサボロボロ。
それでも私にとっては大切な思い出の楽譜。

曲が仕上がると
貼らせて貰えた「ヘビ」シール。
『かたてずつ 50かい ひくこと』
と書き込まれた先生の文字。
弾けなくてイライラして、
自分で鉛筆でグチャグチャ~!!と
譜面を塗りつぶした箇所。

楽譜を広げると、当時の気持ちや
懐かしい記憶が蘇ります。
今に繋がる大事な思い出。
ボロボロだけど大切な宝物です。(*´Д`*)

あ、ちなみに。
動物シールは色々とあって、
好きなものを選べたんだけど、
「ウサギ」とか「ゾウ」「キリン」とかある中で
「ヘビ」が大のお気に入りでした。(笑)
哺乳類に限らず、爬虫類、両生類、鳥類、
そして昆虫まで…
私の「無差別級の生き物好き」は
幼少の頃からだったと再確認。(^-^)

そんなこんなで、
色々と片づけ&整理整頓して
レッスン室、スッキリしました~。
気分爽快♪

ぶらりジャズ散歩2017/05/20

今日&明日(20&21日)の土日、
『池袋 ジャズフェスティバル2017』が
開催されています。

ステージ場所や出演者の情報などは、
池袋界隈に詳しいK原さんが
事前に教えて下さっていたので、
私も用事を済ませるついでに
ぶらりと遊びに行ってみました♪

ジャズフェスは昼間から各ステージで
アマチュアの方々の演奏が楽しめますが、
やはり日も暮れた頃からが断然面白い!
プロとして活躍されている方々の
熱い演奏が聴けるので夜がオススメです。

ということで、夕方、池袋で用事を済ませ、
「さてと…」とタイムスケジュールを確認すると、
注目アーティストとしてピックアップされいた
ユッコ・ミラーさん(sax)のステージが
まもなく始まるところ。
彼女は去年メジャーデビューした実力派で、
周りを固めるメンバーも有名な方々。
「うん♪よし、これを聴いていこう!」と決定。

いえぇーーー(*´∀`*)ーーーぃ!!
ノリノリで楽しいステージでした。
クイーンの「Another One Bites The Dust」、
ブルーノ・マーズ「Uptown Funk」など
私の好きな曲が次々と演奏されて、
めちゃめちゃテンションあがりました~。

ジャズとひと口に言っても色々とあって、
「少人数のコンボでいわゆるバップ系」が
基本的には好みな私ですが、
今回のようなジャズファンク系の
曲もそれはそれで大~好きなので、
か~な~り~盛り上がりましたよ♪

わーい。満足。(*´Д`*)

池袋ジャズフェスは明日もやっています。
お時間がある方はジャズの生演奏を聴きに
ぶらりとお出かけしてみては?

言葉の持つ力2017/05/25

先日の出来事。
昼、夕方、夜…と連続してレッスンが入り、
あわただしくバタバタと過ごしていたら、
たまたま庭先で出会った父に、
「お。頑張ってるね~」と、声を掛けられた。

「頑張ってね」ではなく、
「頑張ってるね」という一言。
たった一文字「る」が入るかどうかの違い。
だけど、受け取る側の気持ちは
その一文字で大きく変わる。
その時、私は「頑張ってるね」と言われ、
自分のことを見てくれている存在がいる、
と感じることができ、
嬉しい気持ちになると同時に、
何だかハツラツとした気分になれた。
思いがけず、ふいに頑張りを認められて
ハッピーな気分になれたんだなぁ。(*´Д`*)

ちなみに「頑張ってね」だと、
受け取り手の状況(心の余裕)によっては、
他人事のように感じられ冷たい印象に思えたり、
プレッシャーを与えてしまう恐れがあるので、
少し注意が必要かもしれない。
…とはいえ、私個人的には
「頑張ってね」というストレートな言葉も
励まし・応援という意味合いで
決して嫌いな言葉じゃないけどね♪
(最近では、状況などに一切関係なく、
「頑張ってね」という言葉自体を
使うことがタブーな雰囲気があって、
そのほうが何だか気持ち悪い気がする)

この出来事のように
人を元気にさせたり、やる気を起こさせたり、
同じような言葉でもたった一文字の違いで、
相手に感じさせる印象が変わったり。
言葉には本当に力があるなぁ、と実感。
ということは、
逆パターンとして、良くない方向に
その力が働くこともあるワケで…。

レッスンしていてよくあるのが、
「できない」「ダメだ」「無理」「苦手」
などのマイナスなイメージの言葉を、
生徒さんが自分で口にしてしまうこと。
これは本当に残念。
良いことは何もない!!
むしろ悪い影響が出ちゃうんです。

「できない」などの言葉を多用することは、
無意識に自分自身を言いくるめて、
自己暗示にかけているようなもの。
「うんうん、そうだよね。私できないよね」と、
自分を納得させてしまうので、
当然、行動もそれに伴うものになっていく。
そしてその結果、ほら、やっぱり。
「できない」の出来上がり~。
となるワケ。

ピピィィィーーーーーッ!!(警笛)

自分で自分の限界を決めつけちゃうなんて、
何ともったいないことか!!
そして、出来るようになったこともあるのに
「できない」にフォーカスしてしまうとは
何とつまらないことか!!

何度練習を重ねても間違えてしまったり、
一向に弾けるようにならないと、
「できない」と思ってしまう気持ちはわかる。
そう感じること自体は普通の感覚なので、
仕方がないし特に悪いことではない。
だけど、ちょっと待って。
そこで「できない」「無理」「ダメ」と
わざわざ口に出して言わないで!!

スポーツ選手が競技中に
「ハッ」「ヴグァ~!」などの声を出すと、
声を出さずにやるよりも
力が発揮されることは証明されています。
「あなたは○○な人」と言われると、
人はそれにふさわしい行動を取るようになる
こと(=ラベリング効果)も証明されています。
古くから「言霊」=言葉には魂が宿る、
などとも言われるし、
「口に出したほうが願いは叶う」や、
「笑いが病気を治す」も有名ですね。

言葉にする。声に出す。
発する(発せられる)ことで脳の働きを通して、
気分や思考、行動、身体機能にまで、
何らかの影響を及ぼす言葉や声。
それだけ力があるんです。
言葉の持つ力を侮ることなかれ!

ピアノを練習していて
ネガティブな思考に陥ってしまう生徒さんは、
無意識に否定的な言葉を発していないか、
少しだけ気を付けてみて。
気にしてみるだけで
何かが変わるかもしれませんよ!?

ちなみに。
ここだけの話ですが…
何度、練習してもうまく弾けない時、私は、

「絶対にできーーーーーーる!!ヽ(`Д´)ノ
あと少しで弾けるようになーーーーる!」

と、ピアノに向かって
1人叫んだりしているのでした。(笑)


=====≪お知らせ≫==========

交流会のお申し込みは、5月末日が締切です。
参加する/しないにかかわらず、
申し込み用紙のコメント欄をご記入のうえ、
(参加される方は会費と一緒に)
提出してくださいますようお願い致します。

交流会BLUESの楽譜がお手元にない方、
交流会BLUESでの担当パートが不明な方、
交流会BLUESを練習しておきたい方、は、
遠慮なく申し出て下さい。
申し出があればレッスンを致します。
交流会ブルースに関して私の方から
あれこれレッスンを促すことは殆どありません。
心配な方は自分からおっしゃってくださいね♪

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