≪手抜きスキル≫を身につける2023/12/13

2023年、振り返り。
そして来年の抱負。

今年の漢字は≪税≫だったようですね。
個人的には≪病≫の一文字。
ワタクシ、身体がボロボロの1年でした。
以下、体調の記録として書くので、
お時間にゆとりがある方は
まぁ、見てやってくださいませ。

***

3月。円形脱毛症が数か所に発覚。
今もどんどん増えて進行中。
残念ながら難治性、重症化。(泣)
4、5月は謎の発疹に悩まされ、
6月。交流会の翌日に40度近い高熱。
それから数日おきに
40度弱→平熱→40度弱を繰り返し、
それが腎盂腎炎だと判明した頃には、
たった2週間で体重が4~5キロ減。
入院せずに薬で治したこともあり、
ボロボロ、ヘロヘロに…。
7月、腎盂腎炎の際の血液検査で、
「肝臓数値がちょっと気になるよ。
お酒はほどほどにね~」
なんて医師から言われて、
「はて?私、お酒ほぼ飲まないけど?」
と、首をかしげているうちに、
体重がジワジワ減り続けて、
明らかに疲れ方が異常で、
怖くなり、改めて内科を受診。
8~9月は検査、検査。
血液検査の結果が異常値で、
更に細かな血液検査にはじまり、
胃カメラ、腹部エコー、膠原病検査、
便検査、肺の検査などなど…。
で、10月に入る頃にようやく判明。
なんと、薬剤性肝機能障害!
円形脱毛症で飲んでた漢方薬が
私の身体にはダメだったみたい。
そんなこんなで、薬をストップ。
11月を迎え、
ようやく肝臓は回復したものの、
脱毛は留まるところを知らず。(汗)
肌寒い季節の到来とともに
頭も寒い!懐も寒い!
そんな12月を迎えたところでございます。
ちなみに、
肺のレントゲン検査も引っ掛かり、
精密検査→専門医に受診→
更に他の検査も必要、とのことで、
まだ宙ぶらりんな状態。
はぁぁぁあああ~~~~
すっきりして年を越したかったよ~。

***

っとまぁ、振り返るとこんな感じ。

私の体調不良や通院の関係で、
止むを得ずレッスンの予定を
変更していただくことになったり、
その後も「体調はどうですか~?」と
たびたび気にかけていただき、
皆様には、
ご心配とご迷惑をおかけしました。

ここまで体調不良に見舞われる年も
なかなか無いこと。(;´Д`)
ストレスをため込まず、
自分自身をもっと労わりなさいよ、
という身体からのメッセージなんでしょう。

来年は、
休む、断る、頼る、甘える、をよしとする!
と、自分に言い聞かせて、
≪ほどよく手を抜く≫というスキルを
身につけたいです。(笑)

あ!ご安心ください。
レッスンは手抜きせずに
ビシバシ(!?)やりますよ~。
ピアノは私の元気の源ですから♪
来年も一緒に楽しく学んでいきましょう!

~オマケ~

1月最初のレッスン終了後に
≪個別面談≫をおこないます。

 1・教室のレッスン規定の確認
 2・連絡先などの変更の有/無
 3・レッスンに対するご意見、ご要望、
  トライしたいこと、目標、抱負、など

3は、「何かあれば」で構いませんが、
ワクワクするような目標を
考えてみるのもオススメです。
やる気がアップしますよ。(*´ω`*)

2024年・交流会の予定日2023/12/02

≪お知らせ≫

来年、2024年の交流会の
予定日をお知らせいたします。

6月22日(土曜日)です!

12月に入り、半年前にあたる
「ホール予約開始日」を迎えたため、
「会場をおさえておかなくては!」と、
予約をしましたので、
取り急ぎ、皆さまにご報告です。

※一部の方に「29日になるかも」
とお伝えしていましたが、
29日が”ホール使用不可”だったため、
22日となりました。

今年と同じ場所でおこなう予定です。
費用・時間など詳細につきましては、
今はまだ未定です。
春頃にまたお知らせしますね。

『アヴェ・マリア』いろいろ2023/11/27

私は、小学校3年~中学卒業頃のまで
練馬区の合唱団に入っており、
中学に入ってからは
先生について声楽を習い始め、
そして音高~音大と進んだので、
舞台、イベント、授業、などで
これまで本当にたくさんの合唱曲や
歌曲、オペラのアリアなどを
歌ってきました。

そんな中、クリスマスが近づくと、
必ず思い出すのが、
数々の『アヴェ・マリア』の楽曲たち。
クリスマスシーズンになると、
演奏会などでよく歌ったものです。

『アヴェ・マリア』といったら
皆さんは誰の曲を思い浮かべますか?
やはり王道はシューベルトかな?
それとも切なさ全開のカッチーニ?
バッハの平均律第1番に旋律をのせた
グノーのアヴェ・マリアも有名ですね。

どの曲も、
美しい響き&旋律の曲ばかり。
ス~っと気持ちが落ち着くものが多く、
心が洗われるような気がします。
伴奏に合わせて
1人気持ち良さげに歌い上げる
独唱のスタイルも良いですが、
私個人的には、無伴奏、もしくは、
教会のオルガンなどの伴奏で
複数で歌う楽曲が大好き。(*´ω`*)
ハーモニーにどっぷりと浸かって聴く、
あの厳かな雰囲気がたまらないのです。

クリスマスまであと1ヶ月。
今日のブログでは、
私オススメの『アヴェ・マリア』を
いくつか紹介します。
皆さんにとって
あまり耳馴染みがなさそうなものを
あえて選んでみました。
「こんな音楽(歌)の世界があるんだ~」と
知っていただけたら嬉しいです。
眠る前のリラックスタイムのひと時に、
クリスマス気分を感じながら
ぜひ聴いてみてくださいね☆


どの曲もyoutubeで聴くことができます。
ブログに動画を埋め込む方法が
イマイチわからなかったため(汗)、
検索して聴いてくださいませ。
各曲、一段目(「・」以降の部分)を
コピーして検索すれば、
その曲に出会えるはずです。

『Ave Maria』

・Ave Maria グレゴリオ聖歌
 (作曲者不詳)
 最古のアヴェ・マリア。これぞ究極の単旋律!
 この頃は「ネウマ譜」に表記されていました。

・Ave Maria Josquin Des Prez
 (ジョスカン・デ・プレ作曲)
 とにかくひたすらに美しい。
 安らかで清らかな祈りの世界。

・Ave Maria Jacques Arcadelt
 (ジャック・アルカデルト作曲)
 この曲は知ってる人もいるかな?
 この中では割と有名な気がします。

・Ave Maria Francis Poulenc
 (フランシス・プーランク作曲)
 去年、私が交流会で弾いたプーランクも
 素敵なアヴェ・マリアを作曲しています。

・Ave Maria Franz Biebl
 (フランツ・ビーブル作曲)
 ≪VOCES8≫の演奏をぜひ聴いて!鳥肌モノ!
 惹き込まれて天国へ行ってしまいそう。(笑)

本気でピアノで遊んでます!2023/10/31

少し前になりますが、
録音用の機材を新調しました。
わーい、わーい。ヽ(゚∀゚)ノ

これまで、
自分の演奏を客観的に振り返り
練習に役立てる際や、
「なるべく良い演奏を残しておこう!」と
自分なりの完成形になった時点で、
たびたび録音をおこなっていましたが、
その方法に至っては、
極めてテキトー。無頓着。(笑)
自分が弾いている椅子の横に
スマホ(iphone)を置いて、
ボイスメモアプリを開いて、
録音の赤ボタンをポチっとな、
…というスタイルだったのです。

当然、音は割れまくり。
ビチャーーン!!っとした感じの音。
もちろん、これで満足していた
わけではありませんが、
ピアノ横にスタンド建てて、
マイクを屋根脇から差し込んで、
それをミキサーに繫いで、
更にPCとも繋いで…なんて考えたら、
良い音になるのはわかるけど、
大掛かりでちょっと大変。
予算的にも大変。

というわけで、これまで通り
iphoneのボイスメモを使いつつ、
もう少し音質を良くするために
何とかならないものか?と
検討した結果、スマホに繫いで
外部マイクとしても使える
『TASCAM DR-07x』を購入。
(※生産終了しているようです)

さぁ、これで、もう少しマトモな音で、
演奏を残しておけるぞ~!と
やる気もUP↑↑
ただいま、マイクをどの位置に置くか、
入力レベルをいくつにするか、
リバーブをどの程度かけるか、など、
少しずつ設定を変えながら
何度もテスト録音を繰り返しつつ、
遊んでいる(?)最中です。

***

しかし、まぁ、遊びとはいえ、
「録音をする」って、
やっぱりものすごい練習になる!!!
改めて実感しています。

だって、いざ録音!ってなったら、
やっぱり最後までミスはしたくないし、
音色、音のバランスにはこだわりたい。
だけど、伸びやかに気持ちよく弾きたい。
そして、ピアノの音以外の
雑音はなるべく入れたくない。
そうなると、めちゃめちゃ難しい。(笑)
ものすごい集中して演奏することになる。

普段、弾けているようで、
うまいこと誤魔化せていた箇所なんて、
途端にミス連発。(;´Д`)
これって「弾きこなせている」ではなく、
「弾けることがある」な状態。
これじゃ~良い演奏は残せない。
何も考えずに弾けていた所ですら、
「あれ?この指で弾いてたっけ?」
なんて、ふと気なったら、
次の瞬間に妙に音質が固くなったり、
音楽の流れがよどんだり…。
極めつけは、
ほぼ無音のとても静か&繊細な箇所で、
丁寧に弾くために身体を動かしたら
その体重移動で椅子が

ギィ…ギシ…。

あうぅ~~~~~(T_T)がっかり。
ここまで良い感じで弾けていたのに~。
あと、数小節で終わりだったのに~。
なんてことも。(苦笑)

たとえ間違えずに最後まで弾き切っても、
「ノーミス=良い演奏」とは限らないので、
やはり自分自身が納得のいく演奏って
そうはできないものです。
人前での演奏が決まっている楽曲なら、
普段から本気の練習をしているので、
完成度が高い状態での録音となりますが、
「よし、弾けるようになったから録ってみよう」
というレベルだと、
まだまだ練習が甘い!!と痛感。

***

そんなわけで、最近は時間を見つけて、
チマチマと録音して遊んでいます。
「遊び」と言いながらも、
練習を伴うかなり本気の遊び。

大人が夢中&真剣になって、
本気で遊ぶことができるって
幸せなことです。
そして、その遊びが練習を兼ねて、
少しずつ自分の実力になっていく。
ムフ(*´m`*) 良いことだらけ。

自分の作曲したピアノ楽曲を
これまでは譜面に残しているだけでしたが、
今後は自らの演奏音源とともに、
楽譜とセットで残せたら良いなぁ~。
夢が膨らみます♪

皆さんも、曲が仕上がってきたら
「遊び」のつもりで録音をしてみましょう。
録音をすることで、
自分の演奏を客観的に聴けますし、
そこから学べることは本当に多いです。
そして、良い状態の演奏が録れて、
音源として形に残せた時には、
『自分の記録』にもなりますし、
「ここまで弾けるようになったんだ!」と、
これまでを振り返って感動したり、
その音源が、宝物のように
思えることもありますよ。


本気のピアノ遊び、
オススメします。

ピアノの先生は『ドクター』?2023/10/18

時々、ピアノのレッスンを終えると
「はぁ~、すっきりした~!
何だかカウンセリングを受けた気分」
と、言われることがあります。
自宅練習の際に、
上手くできずに悶々と抱えていた
悩みや困りごとが解決されて、
気分が晴々するんだそうです。(笑)

そして、これもよく言われること。
「処方箋も貰ったし、これで大丈夫」
これは、治療(レッスン)を終えて、
練習方法が明確になったし、
これで治りそう(上手くいきそう)!
という感じらしい。(´ー`)

私にとって、
レッスン後のこんな会話が
とても嬉しく、幸せな時間です。

***

生徒さん達の
『ミスをする/上手く弾けない/できない』
という悩みに、
何ができるか?どうアプローチするか?
うまくいかない現状を把握し、
その原因を探り、解決策を見つけ、
できそうなことを具体的に提案する。
私は、これこそが
ピアノの先生の仕事だと思っています。
(これまでも度々書いていますが…)

そこに加えて、
何でもスラスラとお手本演奏ができちゃう、
というのが理想ですね。
(まだまだ頑張らねば!!汗)

「ここ、弾けてないですね。
家でよく練習してきてください。
はい、では、また次回レッスンで~」
そんな指摘だけをされたところで、
「はぁ、そんなことはわかってます」
と言いたくなりますよね。(笑)

あ、ちなみに「指摘」も大事ですよ。
間違いや、変な癖、妙な解釈、など、
生徒さん本人が気づいていないことは
案外多いので。

ですが!!
大切なのは、その指摘の先。
「何故そうなる?」
「じゃぁどうすれば?」の部分です。

少なくとも私は、
ピアノ教室の運営方法や、
ピアノの指導法というものは、
学生時代には習いませんでした。
(今現在のカリキュラムはわかりません)
今は、ピアノ教室コンサル業、
先生向けのセミナーや勉強会もあるし、
そういった活動が中心の団体もあるので、
仲間を増やしたり、
指導法などを学ぶために
せっせと通われる先生方も
多くいらっしゃるようですが、
もともと「所属」「団体」を嫌う体質。
(協調性がない、ともいう)なこともあり、
私は自分の身体を使って勉強し、
独学で道を切り開いてきました。

自分自身の「弾けない/できない」に対し、
何が起きてる?何故?何、なんで?
どうすれば?弾けている人と何が違う?
身体のどこ使う?どう使う?
と、とことん向き合い、
掘り下げまくって1つずつ解決していった
自らの経験が、今の指導スタイルに
繋がっているんだと思います。

簡単に言えば、「演奏の才能がなく、
下手で苦労したからこそ教えられる」
ってことですかね。(苦笑)
うぅ、厳しい現実。(;´Д`)

「なんで出来ないの!ほら、こう!」
「もっと歌って!喜びを感じて!」
(スラスラ~♪先生のお手本演奏)
こういった感じの、
抽象的&感覚型のレッスンを
受けてきた方は多いと思います。
私もその1人。
どの先生も演奏能力が高く、
素晴らしい経歴の持ち主で、
それは見事なウットリするお手本を
よく弾いてくださいました。
で、その先生の音をよ~く聴いて、
それを再現しようと頑張っても、
「違う!こう!(再びお手本演奏)」
の繰り返し。

えぇっと…(-_-;)

ず~っとピアノは好きだったけど、
レッスンを「楽しい!」と
感じたことがなかったのは、
自分が納得する「なるほど」の感覚や
「指導で明確に変わった」という感覚を
得られなかったからなんじゃないかな、
と、私自身は思っています。

音楽を学ぶ者にとって、
抽象的、感覚的なことは非常に大切。
音に情緒的で微妙な意味合いを持たせたり、
出したい音のイメージを膨らませることは
音楽に艶や彩を与えることになり、
ものすご~~~~く大切。
でも、その曖昧な音の雰囲気を
自分の身体を使って表現するには、
具体的な方法を知っていることが
必要不可欠なはずです。

「抽象的」と「具体的」はセット。
このどちらも、演奏技術の向上には
必要なことだと思います。
しかし、出したい音のイメージが
仮にあったとしても、それに適した
具体的な解決策や練習方法を、
生徒さん側が自力で見つけて
正しく取り組むって、
あまりにも難しいし、ハードルが高い!

だからこそ、
『ドクター』みたいなピアノの先生が
必要だと思っています。


***

大人のピアノ学習者の皆さん、
あなたは、レッスンを受けて
「練習したらもっとできそう気がする!」
「気分スッキリ。納得!」という
晴れやかな気分になれていますか?
もしも、モヤモヤしているなら、
私に(他教室の人は習っている先生に)、
「具体的に何をどうすれば良いんですか?」
と質問してみてくださいね。

「おぉ!そんな風に悩んでいるのね?
よっしゃ、一緒に考えましょうー!」
と、どの先生も
俄然やる気を発揮してくれるはず。
(そうであってくれ!)
たくさんのピアノ学習者が
内容の濃い、充実したレッスンを
どうか受けられますように…☆

大好きなジャズピアニスト2023/09/28

私がジャズに興味を持ち始めたのは
中学生の頃だったかな?
友人からダビング(←懐かしい)させてもらった、
カセット(←これまた懐かしい!)を、
アーティスト名も曲名も知らないけれど、
ひたすら聴いていました。

高校に入ってからは、王道の
ビル・エヴァンスやオスカー・ピーターソン
などを聴くようになり、
自分でもジャズが弾いてみたい!と、
楽譜を買って楽しむようになりました。
その頃は「ジャズ」といっても
何をどう練習して良いのかもわからず、
書き譜を弾くだけの
「なんちゃってジャズ」
でしたけどね。(苦笑)

そして大学時代。
有名なジャズピアニストの演奏や、
名盤と言われるCDを
少しずつ聴くようになっていた私でしたが、
とあるアルバム、1枚のCDとの出会いが、
私のジャズ熱をぐーーーん!と、
一気に加速させたのでした。

それが、
吉岡秀晃 『Here We Go』。

このアルバムを始めて聴いた時の
ワクワク感と興奮は、
今でもよ~く覚えています。
ブルージー&ファンキーな
音使いが大好きな私は
3曲目に収録されている”Fish Tail”が
当時、大のお気に入りで、
繰り返し何度聴いたことか!!

吉岡秀晃さんの弾く
ジャズピアノを知って以来、
かれこれ30年、
ず~~~~っと大好き(*´ω`*)

いわゆる巨匠と呼ばれるような
偉大な世界的プレーヤーの演奏は
CDなどでたくさん聴いたし、
世界で活躍する
一流の日本人ジャズピアニストは
他にもたくさんいらっしゃり、
もちろん皆、素晴らしいんだけど、
私にとって彼のピアノは別格なのです。

吉岡さんの演奏は、
圧倒的に私をワクワクさせてくれて、
ご機嫌な気持ちにさせてくれて、
「私もこんな風に弾きたい~♪」と
やる気と元気を与えてくれます。
ファンキーでスウィンギー。
とにかく私にはドストライクなんです。(笑)

そんな彼のライブを
先日、久しぶりに聴いてきました!
トリオでのスタンダードナンバー。
会話ができちゃいそうな近い距離で、
演奏を堪能してまいりましたよ~。
いや~、もう、ホント幸せ。
日々のストレスや疲れが吹き飛びました。

時々舌をペロっと出しおどけた表情、
ノってきた時の緊張感ある真剣な表情、
他のメンバーとアイコンタクトを取りながら
ニコニコしたり、ビックリ顔をしたり、
その時に瞬間的に生み出された音に
敏感に反応しながら演奏する様子は
ザ!生のジャズ!と言う感じで、
わくわくの連続。
最高に楽しい時間。
吉岡さんのピアノは、
聴き手を置いてけぼりにせず、
ぐっと惹きつけて
ご機嫌なジャズワールドに
連れて行ってくれます。
そこが魅力なんですね~。(´ー`)

とっつきにくさゼロ。(笑)
とにかく聴いていて気持ちがイイ。
ジャズにあまり詳しくない方でも
楽しく聴けると思うので、
CD、ライブ、どちらもオススメしますよ。

還暦を過ぎた今も毎日のように
アチコチのライブハウスで
演奏されています。
30年以上、現役で弾き続け、
楽しませてくれているなんて、
すごいですよね。
次はいつ聴きに行けるかな?

まだまだお元気で活躍されますように☆

五線にペンを走らせよう2023/09/07

突然ですが、質問!
皆さんがピアノの練習で楽譜を広げた際、
よく目にする「音符」。

あのオタマジャクシの棒は
玉の右についていますか?左ですか?
棒はどこを境に、上に付くか下に付くか、
知っていますか?
玉の横につく符点は線の上?下?
それとも線と重なる?

練習のたび目にしていて、更に、
それを正しく弾けているにもかかわらず、
案外、書けないものです。
今日はそんなお話し。

***

交流会の冊子の「ごあいさつ」でも
少し触れましたが、
私は小さい頃から作曲が趣味です。
幼稚園時代に感性の赴くままに作った
めちゃくちゃな作品にはじまり、
今現在も自由気ままにピアノ曲を書き続け、
今日に至っています。

私の場合、ピアノを前にして、
とにかく思いつくままに
曲を作っていくわけですが、
適当に弾きながら勢いで作り始め、
その場でそれを練っていくので、
考えついた旋律や浮かんだ音などに、
「お!イイねー♪」と思っても
次の瞬間には忘れちゃったり、
再現できなくなることも少なくありません。
すべてを覚えていられないので、
作曲をしながら、同時に五線ノートに
書き記していく必要があるわけです。

子供時代、
五線にオタマジャクシを書くこと自体は
聴音のレッスンでやっていたので、
簡単な譜面ならすぐに書けましたが、
自分の頭に思い浮かび両手から流れ出た
”生まれたての音楽”を
いざ譜面に起こすとなると、
いやぁ~、これがムズい。(苦笑)
ホント難しいんですよ。
だから、子供の頃は、
自分の脳内で鳴っている完成した音楽と
譜面上の表記がイマイチ一致せず、
それを解決できずに悶々としたり、
たびたび納得のいかない
気持ち悪さを感じていました。

あれから40年。
チマチマと作曲やアレンジをし続け、
その都度、譜面を書き続けた私。
今となっては、よほど複雑な曲でなければ、
ササっと書き記せるようになり、
随分と譜面に「慣れた」と思います。
譜面を「見るもの」として捉え、
「弾くこと」しかしてこなかった人よりも、
「書く」ことで譜を読む力は底上げされ、
更に、成り立ちなどを深く理解し、
多方面から音楽を捉える力がついた、
とも感じています。

***

読書なども目で追ってただ読むよりも、
声に出すと内容が頭に入りやすく、
書き写すと深く理解できる、
なんていいますよね。
「写経」もそれと似ているのかな?

普段、目にしている何かを
絵に描いてみるのも同じ。
そのものの成り立ちや配置など、
普段は当たり前に見ていて、
気づけなかった点を
改めて知ることに繋がります。

楽譜を見ること(読むこと)、は、
いわゆるインプット。
それを弾くこと(奏でる)、が
音楽における一般的な
アウトプットと言えますが、
「書く」というアウトプットは、
演奏に直接的にかかわらないため、
あまり重要視されていません。

でも、譜面を書くことで
楽譜の見え方が変わったり、
音楽の理解が深まったり、
読むスピードが速くなったり、
音やリズムが脳内に定着したり…
というメリットがあるんです。

何も「作曲して譜面に起こしてみろ!」
などと言っているわけではありません。
ご安心を~。(´ー`)
今弾いている曲から
たった数小節でOKです、
そのまま書き写してみませんか?
ト音記号にはじまり、
棒の向き、#♭などの記号、
二分休符と四部休符の位置の違い、
小節内のスペースの配分、などなど
書き写してみることで、
きっと新鮮に思えてくるはずですよ。

メロディーを口ずさみながら
五線にペンを走らせる。
ん~♪なんだか音楽家~!(*´ω`*)
って感じがしてきませんか?(笑)
秋の夜長、
トライしてみてくださいね。