自分の音を出そう2017/10/30

いきなりですが皆さんに質問。
「フォルテ」って何でしたっけ?
知ってます?どう弾くんでしたっけ?

「f」は「強く・大きく」。
それくらい知ってるに決まってるじゃん。

ハイ、今そう思った人、
ピピィーーーーーーーー!(警笛)
ちょっと待ったーーー!
もう少し深く考えてみましょうか。
何と比べて強いの?
どんな風に大きいの?
どんな弾き方をすればその「f」が出るの?

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今日は
『自分の音は自分で作り出す』
というお話しです。

同じ曲を同じピアノで弾いても、
演奏する人が違えば仕上がりは異なり、
雰囲気の違う演奏になる、ということは
皆さん何となく想像できると思います。

その違いって何故生まれるか、
考えたことありますか?
単純に上手い、下手の問題でしょうか?
そうじゃないんです。
だって、プロのピアニストたちは
もちろん皆、上手にピアノを弾くけれど、
それでも演奏に違いが生まれますよね。

同じ曲を弾くにしても、その曲に対して
「何を感じ、それをどう表現するか」
これは人それぞれ違います。
感じ方も様々でしょうし、その深さも様々。

普段のレッスンで、
その曲の生まれた時代や背景、
その作曲家の音楽的な特徴、
曲中の和声の流れ、特徴的なリズム、
主旋律以外(内声など)の動き、など
必要に応じて教えたり、
お話ししたりしていますが、
こういったことを理解しているかどうか、も、
曲の仕上がりに関係してきます。

でも、これらはある意味、共通認識。
プロの演奏家なら皆わかっていること。
では、「演奏の違い」は何なのか?
何故、同じ曲なのに違いが生まれるのか?

ズバリ!
それは、『表現』による違い。
(と、私は考えます)

イメージを膨らませる想像力、
そのイメージを音に変える技術力、
妥協せずに理想の音を追い求める練習力。
(練習力なんて言葉は本来ないですが…笑)
これらの力が優れている人の演奏を
いわゆる『表現力豊かな演奏』と呼び、
また、それぞれの表現の違いを
『個性』などと言ったりするのではないでしょうか。

「f」は確かに「強く・大きく」という意味です。
しかし、その「強い」はどんな強い音?
考えてみたことはありますか?
重厚感のあるどっしりとした大きい音。
鋭く突き刺さるような強い音。
どこまでも広がる大地、宇宙、大海原を
イメージさせるような深みのある大きい音。
怒りや嘆き、苦しみや叫びなど
激しい感情をイメージさせる強い音。

同じ「f」で書かれていたとしても、
思い描くイメージが違えば、
音にも違いが表れそうですよね。

「ここのf はこんな音で弾きたい」
「ここのf はこんなイメージで」
そういった”自分の想い”を込めることで、
”自分の音”が出来上がっていきます。
楽譜に書いてあるフォルテの音を
そのままガツン!と大きく鳴らしても、
間違いではないです。
でも、そこには何も気持ちが入っていない。
それが「素晴らしい演奏」や「感動」に
繋がることはないのです。

どんなに素敵な言葉でも、
口先だけで気持ちが入っていなかったら、
白々しく聞こえたり、
心を揺さぶられないのと一緒ですね。
…まぁ、とはいえ、
「先生、今日もお綺麗ですね」
「先生、44歳?もっと若く見えるぅ~」
なんて言われたら、
口先だけの100%お世辞でも
ニヤニヤしちゃうわけですが…。(苦笑)

ある程度、譜面通りに弾けるようになってきたら、
ここはどんなイメージで弾こうかな?
ここの「f」はどんなフォルテかな?
と、自分なりの”想い”を込めて弾いてみて!
そして、自分が想像した通りの音が出ているか、
神経を集中させてきちんと聴いてみて!
「思い描いている音が鳴らせないなぁ…」
そんな時はイメージすると同時に、
技術的な練習が必要なのかもしれません。

人に感動を与える演奏には
豊かな表現力が必要。
でも、思い通りの表現をするには
確かな技術力が必要。

『自分の音で奏でる音楽』を目指して
バランスよく学んでいきましょう。(´ー`)ノ
レッスンでお手伝い致します!

勝手に説明と補足2017/07/10

先日のピアノ交流会。
皆さんの演奏の最後に、
私も2曲ほど演奏させて頂きました。

毎年、打ち上げとなるお食事会の席で、
「あの曲は有名な作品なんですか?」とか
「アレンジは先生がしたんですか?」とか、
曲に対して質問があったりするので、
その時に曲の背景や作曲家の話し、
アレンジについての補足などするんですが、
今年は、まったく話題にのぼらず…。
誰にも何も曲について言われず…。

あれ?(´・ω・`)
あの2曲は、あまり皆さんの
興味を誘うタイプの曲じゃなかったのかなぁ?
と、少々ガックリ。

やっぱり結局はショパンなのか?
誰もが知ってる有名な曲が良いのか?
明るく華やかなほうが好まれるのか?
…と、毎年、選曲には頭を悩ますわけですが、
今年はアレコレ悩んだ結果、
自分の「お気に入り曲」をチョイスしただけに、
あらら~もしかして選曲に失敗したのか?
と、少しばかり残念だったりして。(苦笑)

というわけで、何気に消化不良な私。
皆さんの興味があろうがなかろうが、
このブログで勝手に説明しちゃいます!(笑)

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◆プーランク 「即興曲第15番」
 ≪エディット・ピアフを讃えて≫

この曲は1932年~1959年にかけて
作曲された15の即興曲の最後の1曲で、
シャンソン歌手エディット・ピアフへの
オマージュとなっています。
皆さんご存知の通り、私の音楽好きは雑食系。
この曲はクラシックに位置づけられますが、
「クラシックど真ん中」という感じではないですね。
シャンソンの雰囲気がガッツリ出ています。

甘く切なく、歌い上げる感じの旋律、
だけれど、重すぎず押しつけがましくなく、
軽やかでサラっとお洒落な感じ…これが、
「くぅー!フランスっぽいぜ!プーランクめー!」
と、私的にはツボなわけです。(笑)

ちなみに、15番以外は知らなかったのですが、
今回の選曲にあたり全曲を通して聴いてみたら、
んも~ぅ、どれもこれも素敵過ぎて、
あっという間に虜になってしまいました。
洗練されたお洒落な感じ、粋なセンス、
繊細で美しくうっとりするようなメロディや
可憐で可愛らしい響きの数々。
その中に、時折見せる冗談のようなフレーズや
ビックリ箱の様な仕掛け。面白い!

で。すぐさま楽譜を購入。
はぁ~ん(*´Д`*) 13番、7番いい!
あ~、でも3番も好みだねぇ。
いずれは全部弾いてみたい!!
今はダントツで好みだった1番をせっせと練習中。
自分の好みの曲に出会うと
ホントに幸せな気分になります♪

◆パット・メセニー
 「Letter From Home」

ジャズ&フュージョンのギタリスト、
パット・メセニーのナンバーから、
1989年に発表された
アルバム「Letter From Home」の最終曲。
アルバムタイトル曲となっていて
エピローグ的な短い1曲です。
オリジナル曲は主役がメセニーのギターで、
ピアノや他の楽器と一緒に奏でられているので、
ピアノソロの曲ではないんです。

ピアノソロ用のアレンジ譜を探したけど、
日本では売られていないようで見つけられず。
でも、と~~~っても素敵な曲だし、
この曲を交流会の最後に弾きたいッ!!
という想いをどうしても諦めきれず、
「えぇーい!ならば自分で耳コピーして
ピアノソロ用にアレンジしちゃえ!」
と、音を拾って編曲してみたのでした。

※その後、Youtubeの海外動画で
 ピアノソロ譜っぽい譜面を発見!
 でも、見てみたら自分のアレンジと
 ほぼ同じような仕上がりだったので
 交流会では自分編曲バージョンを採用

…っとまぁ、そんな風に、
自分としては強い思い入れがあっての
選曲、そして編曲だったのです。

パット・メセニーというギタリスト、
生徒の皆さんはご存知だったでしょうか?
私の休日のドライブには
彼の音楽は絶対に欠かせない!!
それくらい車に乗るといつも聴いてます♪
一緒に組んでいたピアニスト、
ライル・メイズのソロがまた良いんだなぁ~。

メセニーのアルバムは聴き慣れないと、
少しとっつきにくい曲もあるかと思うけれど、
爽快で開放感ある雰囲気は、
どんな景色ともマッチしてBGMとして最高!
たくさんCDが出ていますので、
もしも興味がわいたら、
色々と聴いてみて下さいね。(^-^)

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交流会のアンケートの提出期限は
7月いっぱい(7月中レッスン時)までです。
提出がまだ済んでいない人はお忘れなく~。

交流会の≪会計報告≫をしています。
レッスン室の掲示用ボードをご覧ください。

ミスの種を摘み取ろう2017/06/16

◇ ピアノの調律をお願いしました ◇

本日、グランドピアノ&アップライトピアノ、
2台の調律をして頂きました。
これで安心して交流会を迎えられます!
気持ちの良い音で演奏を楽しんでくださいね♪

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前回は、緊張はしちゃうものだから、
「いつもと違う状況」をあえて作って、
不慣れな環境・状況・雰囲気に
少しでも慣れておきましょう!
というお話しでしたね。
色々と練習の例も挙げましたが、
その中で、効果的でオススメなのは、
『誰かに聴いてもらう』&『超ゆっくり弾く』。
今日はその2つについて補足します。

* * *

まず、緊張対策の練習としては
一番、手軽で効果的なのが、
『誰かに聴いてもらう』こと。
もちろんその時にも緊張してしまい、
ボロボロの演奏になっちゃう場合もあります。

↑あ、ちなみに、これ私のこと。(´д`lll)
いつも交流会前(他、演奏本番の前)には
家族に聴いてもらうんだけど、
仕上がっていたはずの曲が、
緊張で、まぁ~間違える、間違える!
あまりのヒドさに家族も何もコメントできず、
「だ…大丈夫か??」と引きつり気味。
いつも気の毒がってくれます。(苦笑)
それでも、1回、2回と回数を重ねれば、
人前でも少しずつ慣れてくるものです。

緊張すると、
筋肉を上手く使うことができなくなるので、
身体がいつもと違う感覚になり、
「あれ?音が出ない!?」
「え?ここで音を外したことないのに!」
と、意外な所でつかえたりします。
これは”ミスの種”が潜んでいる、ということ。
「うわぁ~間違えた~ダメだ~」と思わず、
「今、見つけることができてラッキー!」
と思いましょ♪
力んでいるようなら意図的に深呼吸。
ストレッチしてから弾くのも良いですね。
精神的な緊張感はあったとしても、
身体はなるべく影響を受けずにリラックス。
これを目指したいですね。

あ、そうそう。
1人暮らしなどで協力者がいない場合は、
電話越しに演奏を聴いてもらう、
なんて方法もありますよ。
実際にその場に人がいなくても、
「人が聴いている」という状況だけで
本番と似たような緊張が感じられるので、
良い練習になるはずです。

* * *

『超ゆっくりな速度で弾く』も
完成度を高めるにはオススメの練習です。
と~~ってもゆっくり弾いてみることで、
自動的に動いていた指の流れをやめて
わざとブレーキをかけることになるので、
改めて頭を使って考えて弾くことになり、
本当に理解して弾けているかどうか、
確認することができます。

曲が弾けるようになってくると、
指が動きを流れで覚えてしまい
頭を使わずに演奏している場合があります。
この場合、
一見スラスラと流暢に弾けていますが、
緊張やアクシデントなど何らかの刺激を受け、
指が思うように動かなくなった時、
いざ頭で考えようとしても、
肝心の脳ミソはパニックに陥り、
一気に崩壊へとつながる恐れがあるのです。
うぅ~、怖い。
考えただけで恐ろしいですね~。((+_+))

改めて頭を使って、
超ゆっくりの速度で弾いてみると、
「あれ?次何だっけ?何の音だっけ?」
なんてことになったりするもんです。
やはりここにも、”ミスの種”が隠れています。
事前に見つけられればラッキー!
部分練習などでやっつけておくことで
不安要素を減らすことができますしね。
それだけ緊張の緩和に繋がりますよ!

* * *

さて。
あらゆる角度から充分練習を重ねたら、
あとは「これだけやったんだし大丈夫♪」
と、思い込みましょう。
交流会は「発表会」ではないので、
完璧な演奏でなくても良いんです。(^ー^)v
他の生徒の皆さんと会うのを楽しみに
当日を迎えましょう~。

くぅーッ!
私もドキドキだけどワクワク。
楽しみです!!!

ぶらりジャズ散歩2017/05/20

今日&明日(20&21日)の土日、
『池袋 ジャズフェスティバル2017』が
開催されています。

ステージ場所や出演者の情報などは、
池袋界隈に詳しいK原さんが
事前に教えて下さっていたので、
私も用事を済ませるついでに
ぶらりと遊びに行ってみました♪

ジャズフェスは昼間から各ステージで
アマチュアの方々の演奏が楽しめますが、
やはり日も暮れた頃からが断然面白い!
プロとして活躍されている方々の
熱い演奏が聴けるので夜がオススメです。

ということで、夕方、池袋で用事を済ませ、
「さてと…」とタイムスケジュールを確認すると、
注目アーティストとしてピックアップされいた
ユッコ・ミラーさん(sax)のステージが
まもなく始まるところ。
彼女は去年メジャーデビューした実力派で、
周りを固めるメンバーも有名な方々。
「うん♪よし、これを聴いていこう!」と決定。

いえぇーーー(*´∀`*)ーーーぃ!!
ノリノリで楽しいステージでした。
クイーンの「Another One Bites The Dust」、
ブルーノ・マーズ「Uptown Funk」など
私の好きな曲が次々と演奏されて、
めちゃめちゃテンションあがりました~。

ジャズとひと口に言っても色々とあって、
「少人数のコンボでいわゆるバップ系」が
基本的には好みな私ですが、
今回のようなジャズファンク系の
曲もそれはそれで大~好きなので、
か~な~り~盛り上がりましたよ♪

わーい。満足。(*´Д`*)

池袋ジャズフェスは明日もやっています。
お時間がある方はジャズの生演奏を聴きに
ぶらりとお出かけしてみては?

ピアノあるある2017/04/27

「あぁー!それ、あるある!」と
思わずと言いたくなる
ピアノにまつわる「あるあるネタ」を
今日は書いてみようと思います。
 ・ピアノ経験者ならわかる出来事
 ・Studio*ABE*で実際にあったこと
 ・大人の方ならではの「あるあるネタ」
を、探してみました。(笑)

それでは、いってみよーーう!ヽ( ´ー`)ノ

===================

弾けるところは調子良く速いテンポで弾き
難しいところになると途端に遅くなる

レッスン開始前についつい言っちゃう
「いやぁ、仕事が忙しくてぇ~」の一言
 
最初にとりあえず1回弾いた時の
「家ではもっと弾けていたんです~」の一言

なぜか「絶対音感=カッコイイ」というイメージ

「速い曲=難しい曲」という先入観

Em(イーマイナー)のE をエと読んでしまい
Am(エーマイナー)と勘違いし1人で混乱

♭とマイナーのイメージが重なり、
B♭をBmと勘違いし1人で混乱

自分のテンポがズレているのに、
「もうッ!メトロノーム!(怒)」と思う

メトロノームを鳴らし練習していたはずが
いつの間にか完全無視、聞いちゃいない

練習中、楽譜が閉じてきてイライラ
ページがめくれてきてイライラ

ヘッドフォンの聴こえが悪いので
ボリュームを上げて弾いていたら、
コードがジャックにささっておらず
大音量で公開練習

たくさん加線された音符を見ると
それだけで「うわ…」と拒絶反応

シャープやフラットの調号が多い曲は
それだけで「無理」と拒絶反応

「ピンポーン♪」「……」
無反応なチャイムに予約日時を確認し
顔を赤らめながらそそくさと帰ったことがある

「ソナチネ」を作曲家の名前だと思っていた
(※形式名です)

レッスン中、アドバイスを走り書きし
自宅でメモを読み返すも意味不明
『深くドーン!ここはフワフワ』って何だ?

指導がノッてくると先生が早口すぎて
何言ってるか聞き取れないことがある

指導に熱が入るとホワイトボードに書く
先生の字がだんだん汚くなってきて読めない

油断するとピアノの上が物置状態

複雑なコードの説明とちょっとした出題に、
思考回路がパンク→完全フリーズ
「じゃぁ○○は?」という超簡単な質問でさえ、
「そ…そんなの知りません」という状態になる

予約日時の付箋を捨てずにコレクション

練習を開始するまでには時間が掛かるのに
弾き始めればあっという間の1時間

「ピアノを習ってる」なんて職場の人には
口が裂けても言えない!絶対内緒!

大笑いした時におでこを教室のピアノの
譜面台(または蓋の際)に打ちつける

誰もが知ってる有名な『エリーゼのために』
実際に習ったことがある人は少ない

なんだかんだでやっぱりショパンに憧れる

レッスン直後は光が見えた気がして
「よし!帰宅したらすぐ練習だ!」と意気込む
…が、教室を一歩出れば気分爽快、開放感!
すっかりその気持ちを忘れる

トイレに行きたかったのに練習し始めてしまい、
本来まったくする必要のない我慢をする

自分が練習している曲をyoutubeで
子供が立派に弾きこなしているのを見て凹む

一番右側のペダルを踏んでいるつもりで
中央のペダルを踏み、変な響き具合に焦る

弾けないうちはヘッドフォンを使用
弾けてきたらさりげなく音を出して練習

電子ピアノ、色々な音が出せるけど
使うのは結局「piano」の音色1つのみ

カップ麺にお湯を入れ3分待つ間に、と
ピアノを弾き始め、気付いた時には…(涙)

家族に演奏をとやかく言われるのは嫌
だけど無関心なのも嫌

机の上でカタカタトコトコ…
膝の上でカタカタトコトコ…
ついつい指を動かしてしまう

「ハノン」は曲集の名前だと思っていた
(※人物名です)

以前習った曲を何となく弾き始めたら
”懐かしい曲の旅”に出てしまい、
そのまま長時間帰ってこない
…そして、練習した気満々になる

以前習った曲を何となく弾き始めたら
全く弾けなくて愕然とする
諦めて素直に今の曲に取り組む

コーヒーを飲みながらの練習は
最初の一口以降その存在を忘れ
冷めきったコーヒーを飲む羽目になる

===================

いかがでしたか~?
「あるある!」と共感できましたか?
クスッ(*´m`*) と笑いながら
「なんだ、みんなもそうなのね」と安心し、
そして、「よし、また練習頑張ろ~」と
思って頂けたら嬉しいです。
他にもこんなのあるよ~というネタが
ありましたら教えて下さいね♪

さぁ、まもなくゴールデンウィーク。
お出かけの予定が無い方は
想いっきりピアノ弾きまくりましょう~!

さくらさくら2017/04/01

少しずつ桜が咲き始めましたね。
でもお花見をするには寒過ぎ!((+_+))
もう少しお天気の良い日に
桜の花は見に行くとして、
こんな寒い週末はそのかわりに
ピアノで『さくらさくら』を
弾いてみてはいかがですか?

================
『さくらさくら』
(以下の音を鳴らしてみて下さいね♪)

ララシ~ ララシ~
ラシドシ ラ~シラファ~
ミドミファ ミ~ミドシ~
ラシドシ ラ~シラファ~
ミドミファ ミ~ミドシ~
ララシ~ ララシ~
ミファシラファミ~

================
ほら。簡単に弾けちゃった!
白鍵のみで弾けるんですよ。

ということは…、
ハ長調なのかな?ん?まてよ?
ラから始まってるからイ短調?
そんな風に考えてくださった方、
素晴らしい~!えらい!(笑)
私、いつもレッスンの時に、
「この曲は何調なのか考えましょう」と
言ってますからね。(^-^)

でも、よ~くメロディの響きを聴いてみて。
この曲って「THE ニッポン!」って
雰囲気がしませんか?
独特な音の響きを感じませんか?

そうなんです!
この曲は西洋音楽で使われる
いわゆる長調/短調という「調性」や
「機能和声」が当てはまらないんですね。
(※ここでは機能和声の説明は省略)

日本の伝統音楽には、
日本古来の旋法が使われています。
ちなみに、さくらさくらは「陰旋法」(都節)。
あの独特な雰囲気を感じさせる理由は
この音使いにあったんですね~。

他にも、日本音楽の旋法には、
民謡などに多い陽旋法(田舎節)や
雅楽などで使われる律旋法や呂旋法、
というものもあります。
沖縄音楽に使われる琉球旋法などは
その旋法の音(=ド ミ ファ ソ シ ド)
を適当に鳴らしてみるだけで、
沖縄にいるような気分になれますよね♪

『さくらさくら』の陰旋法。
(上行)ミファラシレミ
(下行)ミドシラファミ
という音を鳴らせば、それだけで
「おぉ~!日本っぽい!!」と感じるはず。
『さくらさくら』はさほど難しくないので、
指1本でも演奏可能ですよ。

春の宵、
しっとりと奏でてみてはいかがでしょう?

いきなり両手弾き2017/03/11

新しい曲に入った時の練習は
片手ずつやらないといけませんか?
いきなり両手で弾くのはダメですか?

先日このような質問を頂きました。
答えはズバリ…OKです!
いきなり両手で弾き始めてもらっても
まったく構いません。(^-^)
むしろ推奨します。
実際、私はどの曲もいきなり両手派です。

あれ?でも、以前のブログ記事では、
「まず片手ずつゆっくり譜読み」って
書いてあったような…??と
思っていらっしゃる方もいると思いますので、
その辺を含め今日は書いてみようと思います。
あ、今回も長くなりそうです。(汗)
お時間がある時にゆっくり読んでください~。

===================

まず、ピアノを始めて間もない
超初心者~初心者さんの場合、
ドレミを読むことも大変だと思いますので、
いきなり両手で弾くのは難しいと思います。
ですので、この場合はやはり
片手ずつゆっくり&正しく譜読みを
していくのが良いでしょう。

少し弾けるようになってきた初級者さんも、
普段レッスンで取り組んでいるレベルの曲を、
いきなり両手で、というのは難しいですよね。
トライしてみるのは全く構いませんが、
多分メチャメチャになり一向に進まなかったり、
時間ばかりかかる練習になる恐れがあるので、
無理そうならば素直に片手から始めましょう。
但し、レッスンをスタートした頃にやった
≪見るからに簡単そうな短い曲≫であれば
1度も弾いたことのない曲だとしても
両手でいきなり弾けるかもしれません。
もしも手元に超簡単な楽譜があるなら、
遊びで弾いてみることをおススメします。
もちろん以前やった曲を
両手で復習してみるのも良いですね!

中級レベル以上の生徒さんは
レッスンで新しい曲に入ったら、
拍子や調性や構成などをザっと確認して、
いきなり両手で弾いてみましょう!
(何度も頭から繰り返すのではなく、
ほんの数回ちょっと弾いてみる、という程度に)
もちろんゆっくりでOK。間違えてもOK。
「なんとな~く弾いてみる」これで良いのです。
この「両手で何となく弾き進める」というのが
できるか、できないか、これは重要なポイント。
もしも「無理~(;´Д`)できない」という場合は、
実力相応でない曲を選んでいるか、
残念ながら「譜を読む力」が
あまり育っていない可能性があります。

そうなんです!
この『いきなり両手弾き』は、
その曲が自分の実力に合っているかどうか、の
1つの目安になります。(選曲時に役立ちます)
・さほど苦労せず両手で終わりまで形になるか
・格闘しながらも何とか両手で弾けるのか
・「無理ムリ!お手上げ!」という状態なのか
それである程度は判断できるでしょう。

また、この『いきなり両手弾き』は
色々な曲で回数を重ねることによって
初見の力をつけることに繋がります。
「パッと譜面を見ただけでとりあえず弾ける」
という、あの「初見」のことですね。
これは、ピアノ演奏の上手下手とは
直接的には関係がありません。
…ですが!!
無いよりはあったほうが断然良い能力です!
初見が得意な人というのは、
楽譜がラクに読めている(瞬時に判断)、
音楽の流れを理解している(理論を解釈)、
というワケです。
つまり、音楽慣れ&ピアノ慣れしている証拠。

中級・上級レベルの曲を弾いているわりに
レッスンで新しい曲に入るたびに
「新曲は嬉しいけど譜読みかぁ、大変だな~」
と、ボヤきたくなっている人は、
「譜を読む力」が足りていない恐れ大。
そういった人は、中途半端でも構わないので、
手当たり次第に様々な曲を両手で弾いてみる、
という遊びが意外と良い訓練になりますよ♪

※一般的にはこれを「練習」とは言いませんが、
こういった「ピアノでの遊び」は音楽力を高めます。
私は、とっっっても大切な時間だと思っています。

『いきなり両手弾き』の利点は他にもあります。
なんとなく弾いてみることで
その曲の雰囲気を知ることができますし、
そこから仕上がりをイメージしたり、
どの部分が自分にとって難所となりそうか、
曲の構成はどうなっているのか、などを
大まかに判断・確認することができますよね。
ここから練習方法を考え、工夫したり、
練習の時間配分を考えたりでもできます!

さて。良いこと尽くめに思える
『いきなり両手弾き』ですが、
注意しなくてはいけない点があります。
それは、あくまで「ピアノを弾く」ことに対する
アプローチとしてはとても有効ですが、
曲の細かな練習には適さない、ということ。
どうしても感覚的なことに頼ってしまうので、
「譜を読む」「弾く」のどちらも大雑把になりがち。
なので、『いきなり両手弾き』をする場合は
闇雲に何度も頭から繰り返すのではなく、
フレーズごとに区切り掘り下げた練習をしたり、
必要ならば片手ずつ正確な練習、など、
きちんと意味のある練習となるように、
工夫する必要があります!
※練習の仕方は以前のブログ記事などを
参考にしてくださいね

===================

まとめ。
『片手ずつしっかり弾き』と
『いきなり両手弾き』は
どちらも必要。
そして、そのバランスは大事。

片手弾きは、細部の把握と練習。
「その曲」に対して直接的に意味を持つもの。
練習は必ずしも、片手→両手の順でなくてもOK。
両手→上手くいかない部分を片手弾き、もアリ。
練習色が強い。

両手弾きは、全体の把握と練習。
もちろん「その曲全体」の練習にもなるけれど、
「ピアノを弾く」「音楽を知る」という
もっと広い意味合いも持ち、
総合的な音楽力を高めることに繋がる。
練習一色ではなく遊びのニュアンスを含む。

そんな感じかな?

私は、当教室の生徒さん達には、
「この曲なら弾ける」というのではなく、
「ピアノが弾ける」を目指して頂きたい
と常々考えています。
これを読んで、
「毎回どの曲も片手からきちんとやっていたよ」
「片手を完璧にしてから両手を合わせていたよ」
という方がいらっしゃったら、
次の曲は『いきなり両手弾き』も
トライしてみて下さいね。( ´ ▽ ` )ノ


* お知らせ *

4/15(土)~18(火)はレッスンができません。
(法事のため東京にいません)
前日4/14(金)に関しては、
昼間のレッスンでしたらお引き受けできます。
ご迷惑をおかけしますが、
スケジュール調整を宜しくお願い致します!