「交流会」の楽しみ方2023/05/19

交流会まで1ヶ月を切りました。
なんとなくソワソワしてきますね~。
私もレッスンの合間に、
当日の進行やブルースのペア考えたり、
冊子の表紙をデザインしたり、
文章を打ち込んだり、
諸々の手配を済ませたり…と
せっせと準備を進めています。

ドキドキ、ワクワク…、
緊張と不安が付き物の交流会ですが、
自分の出番のことばかり
「はぁ~どうしよ~(汗)」を考えていないで
どうせ参加するなら
「丸ごと楽しんだほうがいいじゃん!」
という視点で、
今日は記事を書いてみようと思います。

***

1 ≪非日常の緊張感≫

まず、コレ。これは外せない。
「緊張を楽しむなんて!」と
思われる方もいらっしゃるでしょうけれど、
人生の荒波を幾度となく乗り越え、
面の皮も厚くなった(?)大人の私達が、
こんなに緊張する場面って
普段の生活であるでしょうか?
きっと、滅多にないですよね。
”良い刺激”として
この『非日常の緊張感』を楽しみましょう!

2 ≪バラエティ豊かな曲目≫

当教室ならでは、のことかもしれません。
クラシック、ジャズ、映画音楽、ポップス…
様々なジャンルを一気に聴けちゃいます。
「自分も弾いてみたい」と参考になったり、
普段聴かない音楽は新鮮に思えたり、
「新たな曲と出会える喜び」は
交流会の楽しみの1つと言えるでしょう。

3 ≪同じピアノなのに違う音≫

参加者はみんな同じピアノで演奏します。
それなのに、みんな違った音色に聴こえます。
…え?なに?曲の雰囲気によって
違うように聴こえるだけでしょ、って?
そんなことないんです~!
各自が「自分の音」を出しているのです。
もしも交流会のあの場で、
全員が「ハノン1番」を弾いたとしても、
みんな音色は違って聴こえるはずですよ。
この人が「ハノン1番」を弾いたら
どんな音になるかな~?なんて想像しながら
「○○さんの音」を聴いてみて♪

4 ≪弾き手の背景を想像する≫

先ほど「選曲も様々」と書きましたが、
当教室の生徒さんは人も様々。
年代、経験、置かれている立場、練習環境、
本当に皆それぞれ違います。
仕事が忙しく、次のレッスンまでに
まったく練習できない人もいれば、
時間に余裕があって練習熱心な方もいます。
時間に余裕はあるけれど、
練習はあまり…という人も、ね。(´ー`)
更に、レッスンに何を求めているか、も
まったく異なります。
 ・ピアノ鳴らしてお喋りも楽しむ
 ・音楽を美しく奏でること、が目標
 ・弾くことそのものより理論重視
 ・曲目より「身体の使い方」を学ぶ
 ・ひたすら技術向上を望む
 ・自分の好きな曲を自分のペースで
 ・コードやアレンジ、即興がしたい
交流会では、聴こえてくる演奏を
ただ表面的に「上手/下手」などと
評価するのではなく、弾き手の背景を
ちょこっと想像してみてください。
まったく違った印象を受けるかもしれません。

5 ≪自分自身についての発見・成長≫

これは交流会の醍醐味でしょうね。
「晴れの舞台」として練習を重ねてきた人も、
「普段の延長」と位置付けている人も、
年に1度の交流会は、やはり自分自身の
「振り返り」や「区切り」となるようです。
 ・去年の交流会より○○ができた!
 ・今年は練習の成果を発揮できた!
といった成長はもちろんですが、
 ・激しい曲が似合ってると言われた
 ・弾く時の姿勢が綺麗と褒められた
など、他の参加者から指摘されて
初めて気が付くこともあるでしょう。
「自分のピアノ」について、
改めて考える良いキッカケになります。

6 ≪音楽談議ができる≫

最後はコレ。これ、ホント楽しい時間。
「ピアノが好き」「Studio*ABE*」
という共通ワード。これがあるから、
初対面の人同士でも話しができるし、
1年ぶりの再会にもかかわらず、
何だか仲間意識が芽生えちゃう。

演奏の言い訳(笑)、感想に始まり、
普段の練習にまつわる相談、雑談、
「レッスンあるある」、先生の陰口(笑!)、
楽曲のこと、理論のこと、アーティストのこと、
もっと広~く音楽全般に至るまで、
(時には結構マニアックな内容まで)
遠慮せずに話せる、聞ける機会って
そう無いのではないでしょうか?
興味のない家族にピアノを熱く語っても
うっとおしがられるだろうし、
会社の人には、ピアノが趣味だって
知られていない人も多いでしょうしね。

***

当日は、自分のことで精一杯だったり、
演奏を考えると緊張もするでしょうけれど、
この「交流会の楽しみ方」を思い出して、
自分にも他人にも、優しい気持ちで、
交流会の時間そのものを
丸ごと楽しんでくださいね!

”調性のうた”を歌おう!2022/12/13

≪覚え方&見分け方・その1≫
「調性の呪文を唱えよう」の続き。

今日は「調性を見分ける別の方法」と
「私はどう覚えたのか?」を
書いていきますね。
※前回同様、長調で説明しています。
 短調は別の機会にまた説明します

***

≪覚え方&見分け方・その2≫

譜面の左端のト音/ヘ音記号の脇に
調号(#/♭)が並んでいた時、
1番右に配置されている#や♭の音から
音階の開始音(主音)を導き出し、
その曲の調性を確認する方法。

この方法は、
手元に譜面がある人、もしくは、
調号(#/♭記号)が五線譜上で
どんな順番で配置されているのかを
把握している人にしか使えません。
皆さんの場合は、譜読みの際など
楽譜を見ながら調性を考えると思うので、
この方法が使えます。
とても簡単。オススメです。
知っておくと便利ですよ♪

#系から説明しますね。
例えば、
「ト音記号の脇に#が4個も並んでるけど、
この曲って何調だろう?」と思ったら、
その4つの中で最も右側に配置されている
#が何の音に書かれているか、を
確認してください。
「レ」の音のところにあるはずです。
つまり、一番右端の#は「レ#」。
それがわかれば調が判明したも同然。
その音の「半音上」が答えです!
レ#の半音上→「ミ」(日本語のホ)
答えは「ホ長調」。

簡単~、ラクチン~♪ヽ(゚∀゚)ノ

では、♭系ではどうなるでしょう?
基本的には似たような考え方です。
違うのは、半音上ではなく、
「5度上(=4度下)」ということ。

例えば、調号に♭が1個ある時、
それは「シ」のところにあるはず。
その「シ」を含め、5つ分(=5度)、
音を上に数えていきます。
シ・ド・レ・ミ・ファ。
到達した「ファ」(日本語のヘ)が答え。
つまり、「ヘ長調」。

ほらほら、簡単でしょ?

まとめ。

『#系の見分け方』
1・一番右端の調号(#)の音を見る
2・その音の半音上の音を確認する。
=それが調(長調)の主音なので、
日本語に直せば、できあがり。

『♭系の見分け方』
1・右端の調号(♭)の音を見る
2・その音の5度上の音を確認する。
=それが調(長調)の主音なので、
日本語に直せば、できあがり。

※5度上=4度下、同じ音なので、
 自分が数えやすい方でOKです。
 上記の例でいうと、
 5度分、上に数える→シドレミファ
 4度分、下に数える→シラソファ
 どちらも「ファ」が導きだされます。
※「呪文」の時と同様に、
 主音そのものに#や♭がつく場合は、
 嬰、変をつけることを忘れずに!
※上の画像では♭5個を例にしています


≪覚え方&見分け方・番外編≫

さて。
私はどうやって覚えたかというと…。

まだ幼い頃、
ピアノの先生や音楽の先生から
前回お伝えしたような「呪文」も、
上記の方法も教えてもらわないうちに、
「何か法則や覚え方があるはずだ!」
と自分なりに試行錯誤。
鍵盤を眺め、弾いて考えていたら、
ある時、規則正しく同じ幅で
ジグザグと動いている関係性に気づき、
結果、鍵盤の位置と音で覚えました。
ピアノを弾きながら
メロディーとして歌って覚えた感じです。

♪ソレ|ラミ|シファ|ド~|
 ファシ|ミラ|レソ|ド~♪

って感じに。元気な2拍子で!(笑)
基本的な考え方としては、呪文の
「トニイホロヘハ/ヘロホイニトハ」と
同じことになるんですが、
私の場合は、今でも頭の中で
弾きながら歌ってる感覚で
調性を導きだしています。(´ー`)

だから、学生時代に周りのみんなが
「#4個。ト・ニ・イ・ホだから…ホ長調」
とブツブツ言ってることに
「え?それ知らない!何それ!」と
衝撃を受けつつ、
私は机を「タタタタ」と指で4回鳴らして
ホ長調を導きだしていました。
机の上でまるでピアノを弾くように
指を「ソレラミ」と動かしていたわけです。
そろばん式の暗算みたいですね。(笑)

***

・呪文として丸覚えする
・#→半音上、♭→5度上で見分ける
・メロディーとして歌って&弾いて覚える

という3つの方法を、
2回にわたってご紹介しました。
新しい曲に入り調性を考える際、
ぜひ役立ててみてくださいね。

短調の時の見分け方、
長調と短調の関係について、は
またの機会に!

”調性の呪文”を唱えよう!2022/11/28

先日のブログ記事〈一問一答〉。
チラホラと反応があった中で、
「一度ブログでもお伝えしておこうかな?」
と思ったのが、調性の覚え方・見分け方。

新しい曲を始める際、私は必ず
「この曲は何調?」と確認するので
「調?調性?初めて聞く言葉だ」
という人は当教室にはいないはずですが、
「ハ長調しかわからない」
「#や♭がつくと何調なのかサッパリ…」
なんてことは、あるかもしれませんね。

今日はその辺りを掘り下げて
書いてみようと思います。

***

まず、基礎の基礎。
「音」って何個でしょう?
ピアノの鍵盤自体は88鍵ありますが、
音は12個です。
ドから次のドまで数えてみてください。
白鍵が7個、黒鍵が5個ありますよね。
(7+5=12音)

そして、「調性」を語る上で
切り離せないものに「音階」があります。
音が階段状に並んだアレです。
代表的なものが、皆さんご存知、
あの「ドレミファソラシド」ってやつ。
代表的な音階に、
「長音階」(明るく感じる)と
「短音階」(暗く感じる)があり、
上記の「ドレミファソラシド」は
長音階の中で最も有名なもの。
誰もが知っているその理由は、
この音階をピアノで弾くと、
#や♭が1個もつかず、
白い鍵盤だけで弾けちゃうから。
1番わかりやすいんです。(*´ω`*)

音階の1番目の音(上記の場合はド)が、
その曲において重要な機能を持つ
「主役の音」となるので、
これを「主音」といい、
調性はその主音の音名で表します。

ちなみに、「ド長調」という言い方はせず、
ドレミを日本語に変換して言うので、
この場合、「ハ長調」。
慣れないと、ちょっとややこしいですね。
(※ドレミファソラシ=ハニホヘトイロ)
(※当教室ではドイツ語の言い方、
 英語の言い方、でも対応可能です)

さて。
話しを戻しましょう。

音は12個あるので、それぞれの音が、
この「主音」になり得るわけです。
つまり、「ハ長調」のように
白い鍵盤だけでは弾ききれず、
#や♭をつけて黒鍵を使い、
曲を弾く必要がでてくるんですね。
譜面によって、
音部記号(ト音記号やへ音記号)の脇に
#や♭が書いてあるのはそのためです。

曲の中心となる重要な「主音」や、
その曲の軸となる「音階」を把握し、
譜読みをスムーズに進めるためにも、
楽譜を見た時に、
「何調か」見分ける必要があるのですが、
さぁ、これがなかなか厄介!
#や♭がズラリと並んでるけど何調なの?
12個もある調性をどう見分ければ良い?
何か覚えるコツとかヒントは無いの?
と、途方に暮れてしまう人が続出。(笑)
学生時代にチョロっと授業で習って、
「???」のまま、
今に至る人は多いと思います。

…ということで。

=================

一問一答より
<11>
Q. 調性の覚え方ってある?
A. 一般的には「トニイホロヘハ」。

=================

≪覚え方見&分け方・その1≫

『トニイホロヘハ』と呪文のように覚える。
とにかくコレ↑を丸覚えします。
(結局、丸覚えなのかーーーい!という
突っ込みが聞こえてきそうだ。笑)
これは、
音部記号の脇に#が1個ある時は、ト。
つまり、その調性は「ト長調」。
と考える覚え方。
 ※この方法で導き出せるのは「長調」

#が2個なら、ト・ニ、で「ニ長調」
#3個なら、ト・ニ・イ、で「イ長調」
#4個なら、ト・ニ・イ・ホ、で「ホ長調」
#5個なら、ト・ニ・イ・ホ・ロ、で「ロ長調」
#6個、ト・ニ・イ・ホ・ロ・ヘで「嬰へ長調」
#7個、ト・ニ・イ・ホ・ロ・ヘ・ハで「嬰ハ長調」
という具合です。

#6個・7個の時はちょこっと注意が必要。
ヘやハの音(=ファやド)には、
すでに調号の#が付いているので、
#を意味する日本語の
「嬰」(←エイと読む)を言う必要があります。
「シャープヘ長調」や「ハのシャープ長調」
のようには言わないので、
覚えておきましょう。
ちなみに、#は「嬰(エイ)」、
♭のことは、「変」(←ヘン)といいます。

さて、#系はこれで覚えられたとして、
♭系の調号がついている曲の時は
どう覚えればいいでしょう?

まず、先ほど覚えた「トニイホロヘハ」の
「ハ」だけを一旦ちょっと取り除きます。
(「トニイホロヘ」となる)
あとは右から順に言って、
最後に取り除いておいた「ハ」を足せばOK!
つまり、『ヘロホイニトハ』。
これで♭系の呪文は完成です。

#系と同じように、
♭1個なら、へ、で「ヘ長調」
♭2個なら、ヘ・ロ、だから「変ロ長調」
♭3個なら、ヘ・ロ・ホ、だから「変ホ長調」
…といった具合です。
♭系は♭が2個になった時点で
音名の前に「変」が付くので、
その後はすべて「変ナントカ長調」
ということになりますね。

~まとめ~
譜面左端の音部記号の脇に、
・調合が何もなければハ長調(orイ短調)
 (↑短調の説明は後日にします)
・#が付いていたら『トニイホロヘハ』の順で
 #の数と照らし合わせ、調性を導きだす
・♭が付いていたら『ヘロホイニトハ』の順で
 ♭の数と照らし合わせ、調整を導きだす
・「主音」に#や♭が付く場合には、
 音名に「嬰/変」を付けることを忘れずに

呪文のようにブツブツ唱えて、
覚えてしまうことをオススメします♪

***

余談ですが、私が答えの中で、
「一般的には」とした理由は、
私自身はその方法で覚えなかったから。
音楽高校に入って、
聴音や新曲視唱の授業の時に、
周りのクラスメイトがみんな、
「#3つだから、えっと、ト・ニ・イ…でイ長調」
とか呟いているのを見て、
「え?一体何なんだ、その呪文は!」と
1人密かに衝撃を受けていたのでした。(笑)

次回は、他の方法(見分け方)と、
私はどう覚えたのか?を
お伝えする予定です。
お楽しみに~。(´ー`)ノ

「ピアノ一問一答」全40問2022/10/23

久々の更新です。

「何を書こうかな~」と考えていたけれど、
考えがまとまらなかったので、
音楽全般をはじめ
ピアノやピアノレッスンにまつわる
よくある疑問・質問を寄せ集めて、
超シンプルにひと言で
「一問一答」してみました!

たった一行程度の「答え」なので、
伝えたい内容としては不十分で、
本当なら補足しまくりたいです。(笑)
…ですが、あえて短く、
スパッ!と答えてみました。

「もっと詳しく知りたい」
「それ興味ある~!」という
反応を頂いた質問に関しては、
今後、直接レッスン時に説明したり、
掘り下げて記事にしようと思っています。

思いついたまま書いているので、
関連性のない順番です。お許しを~。

それでは、いってみよ~う!ヽ(゚∀゚)ノ

◇◇ ピアノ一問一答 ◇◇

<01>
楽譜の音符に「ド・レ・ミ…」と音名を書いて良い?
 初心者なら。鉛筆で書き、弾けるようになったら消すと良い。

<02>
ピアノを弾くには絶対音感はあった方が良い?必要?
 不要。相対音感のほうが必要。

<03>
楽譜(譜読み・初見)に強くなるには?
 譜読みの機会を増やす。短く簡単な曲を弾きまくる。

<04>
ハノンは速く弾いた方が良い?
 「速いこと」より「どう弾くか」が大事。

<05>
ハノンは全部やるべき?
 1~20番、39番(音階)、41番(分散)で充分。

<06>
練習時間は長いほうが良い?
 大事なのは時間よりも練習の中身(質)と頻度。

<07>
楽譜と手元、どっちを見るべき?
 基本、楽譜。跳躍などの際には手元を見て確認することも。

<08>
メトロノーム指定(速度)は守るべき?
 参考程度でOK。速度標語の確認を忘れずに!

<09>
メトロノームは「振り子」と「電子」どっちが良い?
 どちらでも。振り子のほうが視覚も使えて合わせやすいかも。

<10>
これは覚えておくと良い!ということは?
 1音飛ばしの「ドミソシレファラド」「ドラファレシソミド」。

<11>
調性の覚え方ってある?
 一般的には「トニイホロヘハ」。(左から#1個→#7個の長調)

<12>
これは知っておくと良いよ!という豆知識は?
 ➀親指で黒鍵を弾くことは避けたほうが良い。(和音は別)
 ②同一音連打の際、同じ指を使うのは避ける。(和音は別)

<13>
グランドピアノ中央の”ソステヌートペダル”って何?
 任意の音の弦のみを開放する機能を持つペダル。

<14>
持っておくと良い音楽書籍を1冊選ぶなら?
 『楽典(理論と実習)』。音楽を学ぶ人の教科書。

<15>
クラシックよりもポップスの方が簡単?
 アレンジ次第。16分音符のシンコペなど難しい部分も。

<16>
youtubeのレッスン動画を参考にしても良い?
 鵜呑みは危険。見極めるセンスと取捨選択が必要。

<17>
レッスン曲を先にyoutubeで聴くのはアリ?
 参考に聴く程度ならアリ。(巨匠の演奏を推奨)

<18>
曲の仕上げとして『暗譜』はした方が良い?
 覚え弾きではなく本来の意味の『暗譜』なら、する価値あり。

<19>
上級曲、1曲集中で数年取り組めば初級者でも弾ける?
 微妙。その年数分、基礎を積んだほうが可能性はあがる。

<20>
上達に繋がる「曲選び」のポイントは?
 自分の実力より”少しだけ”難しい曲を選ぶこと。

<21>
実力から離れた”憧れの曲”に挑戦するのはダメってこと?
 完成度に関係なく「その曲が弾いてみたい」が目的ならOK。

<22>
速い曲、速いパッセージ弾くポイントは?
 音や指を把握し余分な動作・力みを排除。身体を効率よく使う。

<23>
昔、「卵を持つような形」「指を上げて弾く」と習ったが?
 奏法は時代と共に変化する。良い演奏を追求することが大事。

<24>
チェルニーの練習曲集はやるべき?
 ピアノを弾く目的や目標による。が、「30番」はやる価値大。

<25>
練習曲集ってチェルニー以外にもあるの?
 バイエル・ブルグ・モシュコフ・モシュレス・クラマー・ショパンなど。

<26>
西洋音楽史の『4期』って何?
 4つの時代区分→「バロック」「古典」「ロマン」「近・現代」。

<27>
レッスン中に「それはやめて~」と思うことは?
 お手本を弾いても見ていない。舌打ち。説明の最中に弾き始める。

<28>
指使いって必ず守らないとダメ?
 基本守る。その方が良い演奏に繋がることが多い。

<29>
ピアノを学ぶ上で大事なことは?
 練習の習慣化。人と比べない。自分自身を誤魔化さない。

<30>
音感を養うには何をすれば良い?
 弾き歌い、耳を頼りにテキトー弾き、音当てなどの『遊び弾き』。

<31>
指の筋肉って鍛えたほうが良い?
 そもそも指(と言われている部分)には動作に関係する筋肉はない。

<32>
先生は手や腕が痛くなることは無いの?
 ほぼ無。疲れることはある。痛くなりそうなら原因を探る。

<33>
即興演奏や簡単な曲の伴奏ができるようになるには?
 「弾く」に加えて、コードやその進行(理論)を学ぶ必要あり。

<34>
手が小さくオクターブが厳しい。何かできることは?
 各指の股をストレッチ。フォームの見直し。

<35>
電子ピアノで練習をしてる人にアドバイスするなら?
 時々、貸スタジオなどの生ピアノで練習を。

<36>
楽譜はどこの出版社のものを選べば良い?
 曲集・曲目、作曲者などによるので相談を。

<37>
皆は1回のレッスンで何曲みてもらっているの?
 人による。ハノンを除き、1曲~多い人は3曲程度。

<38>
趣味のピアノの良いところは?
 1人でできる。星の数ほど曲がある。音に癒される。終わりがない。

<39>
先生にとってピアノの練習とは?
 日々の生活の中で確保できた自由時間(遊び時間!)。

<40>
音楽家の残した名言で好きなものは?
 言葉で表現できなくなったとき、音楽が始まる。(ドビュッシー)

(2) 脳から指令を出す2022/05/30

お待たせいたしました~。(´ー`)ノ
前回の続き、緊張対策の記事です。
今回は、
『脳ミソから指にしっかりと指令を出す』
について、掘り下げて書いていきます。

ここから先は、
1曲を通して問題なく弾けて、余裕もあり、
「よし、弾けてきた」
「後は弾き込むのみだ!」と
思えている人に読んでほしい内容です。
各自、仕上げに近づいたタイミングで
参考にしてみてくださいね。

***

緊張時、自分の演奏はどうなるのか?

まず、前の記事にも書いたように、
脳内でイメージ&想定しまくります!
演奏そのものへの影響はありそうか?
どんなことが起こりそうか?
それは曲のどこで起こりそうか?
など、なるべく具体的に考えましょう。

・演奏が速くなる ・震えて力が入らない
・音が鳴らなくて(鳴りすぎて)焦る
・集中できない/気が散る
・覚えていたはずなのに忘れる
・厄介だなと感じている箇所で崩壊する
・音が突然わからなくなる
・楽譜を見てもワケがわからなくなる
・予想もしていなかったところでミスする

など、色々と想像できると思います。
むむぅ。(-_-;)
想像したくないですねぇ。
でも、想定外のことが起こるよりも、
こうして予想、想像しておくだけで、
必要以上に舞い上がらずに済みます!
緊張によりこれらのことが起こっても
「弾ききれるだけの力」を
今から養っておきましょう。

***

まず。厳しいようですが…
「よし!弾けるようになった」
と生徒さん本人が感じていても、
私からすると、残念ながら、
「あまーい!それ、弾けてないです!」
ということが多い。
厳しいことを言うようですが、
これ、事実。(´・ω・`)

ほとんどの場合、それは、
「○○なら弾ける」
という条件が付いています。
例えば…
家なら、1人なら、いつもの速さなら、
最初(曲の始め)からなら、など。
こういった場合、
その条件が整わなかったり、
想定していなかったことが起きたら、
ほぼ確実にパニックに陥り、
頭が真っ白になります。

自分に都合の良い条件下
(=リラックスできる整った環境)での
「弾ける」は要注意!なんです。

”譜読み”や”両手合わせ”の時には
フル回転していた脳ミソですが、
仕上げに近づき弾き慣れてくると
勝手に『省エネモード』に切り替わり
手指に仕事を任せて
流れ作業で弾くようになります。
(勝手に指が動いているような感覚)
これ自体は普通のことですし、
特に悪いことではありません。

問題は、
この状態で「うん、弾けてる♪」と
勘違いしてしまうこと。
指が勝手に仕事をしてくれる感覚に
甘えちゃダメですよー。
上辺だけの「弾ける」に
騙されちゃダメですよー。

私達に備わっている便利な機能、
脳ミソの省エネモードを
意図的に『オフ』にする!
これが重要なポイント。
感覚に頼って弾かず、
しっかり楽譜を目で追い音符を読み、
指の動きを把握して鍵盤を選び、
打鍵をコントロールして弾くのです。

仕上がってきたと感じたら、
本当に理解・把握して弾いているか、
1度、深~~~く考えてみてください。

~それを確認する方法~

□ 譜面上のどこでも「あぁ、あそこね」と
   メロディーが思い浮かびますか?
□ メロディーの区切りに関係なく、
   各小節、拍、どこからでも弾けますか?
□ 両手で弾けるようになった今、
   左手だけでもスラスラと弾けますか?
□ たとえ途中でミスをしてしまっても
   弾き直し(戻るなど)せず弾き切れますか?
□ 「左手(or右手/内声)を聴こう」など
   特定の何かを意識しながら弾けますか?

脳の省エネモードを『切る』には、
指が自動的に動いてしまうことを
意図的に制御する必要があるので
「1音1音、超スローテンポで弾く」
という練習方法を、オススメします。
(=脳ミソを使わざるを得なくなる)

その際、普段、難なく弾けている箇所も、
改めて1音1音、頭で考えて指令を出し、
この指でこの鍵盤を鳴らす、
この音を大きくする(小さくする)、
ここで次の音を目視しておく、など、
しっかり考えて指や身体を使うこと。
打鍵すべてを意識しておこなう、
そんなイメージです。

他にも、
・ピアノを弾いているつもりで
 机の上で指を動かして弾いてみる。
・鍵盤を見つめた状態で、指を使わず、
 どの音を鳴らしていくのか
 「目で」弾いてみる。
などの練習も有効ですよ。

「緊張状態でも弾ける!」を目指し、
是非ともやっていただきたい
これらの『脳ミソを使う練習』ですが、
1つだけ注意点があります。
それは…
直前になったら、「やらない」!

「やるのかやらんのかどっちやねん!」
って突っ込みが聞こえてきそう。(笑)
でも、直前になって、
新たな弾けない箇所が見つかったら
恐怖でしょ?焦るでしょ?
そもそも、この練習は緊張対策として
不安要素を取り除くために
やっているわけですから…。
それでは本末転倒。

っというワケで、最後の最後、
本当に仕上げの段階になったら、
脳ミソを休めて身体に任せ、
音にどっぷりと浸りながら、
気持ちよ~く弾くようにしましょう。
ここまでの到達する間、
きっちりと上記の練習をやっていれば、
その頃には揺るぎない感覚で
自信を持って弾けているはずです。

さぁ、
中身の詰まった「弾ける」を目指して、
私も練習だ~♪

***

最後に。

年単位で続くコロナ禍、
交流会の開催も不確かな中で
「今年はやりますよ~」と言われ、
油断していた方(笑)、
慌てて曲を決めた方、
充分な練習ができなかった方、
多くいらっしゃると思います。
いいんです。(^-^)v
交流会はいつもお伝えしている通り、
交流そのものが目的。
発表会ではないので、
≪本気モードで曲を披露する≫
じゃなくても、OKなんです。

仕上がりに不安がある状態で
当日だけ「神がかって上手く弾ける」
なんてことは漫画の世界の話し。
…ありえません。(笑)

「かっこいい姿を見せたい」
「少しでも上手いと思われたい」
「失敗したくない」と考えるより、
今、自分ができることを精一杯やる。
できる範囲で、できる限りの
丁寧な演奏を心掛ける。
そして、何よりも楽しむ!
というつもりで、当日は弾きましょう。

これまで練習を頑張ってきた自分を
一番良く知ってるのは自分。
やれる範囲で精一杯やれば、
それでいいんです。
「練習、よく頑張りました~!」と
自分を褒めることも、
どうぞ忘れずに☆

(1) 脳内でイメージしよう2022/05/10

前回の続きの記事です。

人前での演奏は緊張するもの。
それはいたって普通のこと。
だったら「緊張しないように」なんて
考えるよりも、緊張をする前提で
「緊張していても弾ける」を
目指した方が良いよね。
…というお話しでした。

そのためにできること。
”頭を使う”←これがポイントでした。
今回は、緊張のメカニズムと
≪1・脳内でイメージする&想定する≫
この辺りをもう少し内容を掘り下げて
具体的にお伝えしようと思います。

***

緊張は、
人間が生まれながらにして持つ
防衛本能の一種。
危険を察知し外敵から身を守るためには
気を緩めてる場合ではないわけです。
交感神経が優位に働き、
血圧や心拍数が上がり、
筋肉が固くなり、
感覚が研ぎ澄まされた状態になる。

これが、緊張の正体です。

人前でピアノを弾く時には、
不安、心配、怖いなど感じやすいため、
これは危険だ!と身体が判断して
緊張状態になっちゃうんですね。
でも、ご安心を。
緊張=悪、ではありません!
前回の記事にも書きましたが、
ほどよい緊張は集中力を高め、
パフォーマンスを向上させ、
良い演奏に繋がるのです。

問題は…
≪あがる≫と言われる過度な緊張。

何が起こるか?

・いつも難なくできていたことなのに、
 急に不安になり焦ってしまう
・スラスラ弾けていたはずの箇所で
 突然わからなくなりパニックになる
・頭の中に雑念が次々とわいてきて
 演奏に集中できなくなる
・普段はまったく気にならないことが
 突如、気になりだす
・指だけが勝手に動きまくり、
 弾きこなせずに暴走してしまう

などなど。人によって
多少違いはあるかもしれませんが、
ざっとこんな感じでしょうか。
挙げたらきりがありません。
いやぁ~(;´Д`)
考えただけで変な汗が出てきます。

さて。
どうしましょう?

よくよく考えてみると、
上記の嫌~な事例って、案外、
自分でコントロールできたり、
対処が可能だったり、防ぐために
事前にやれることがあるんです。

過度な緊張状態に陥るキッカケ。
これって大抵の場合、
”予想外”のことが起きた時。
だったら、
「今からとにかく予想しまくれ!」
これがポイントです。(笑)

***

1・脳内でイメージする&想定する

想像力をフルに働かせましょう!
緊張したら自分はどうなるのか?
緊張に拍車をかける要素は何か?
なるべく具体的に考えます。

そして、それらのことに対して
自分なりに準備をしておきましょう。
実際に準備ができないことでも、
リアルにイメージをしてみることで、
心の準備ができるので
緊張対策として役に立ちます。

≪起こりそうな身体の変化≫
・手が冷たくなる→手袋やカイロを用意
・心拍数が上がる→
 「吸うよりも吐く」を意識した深呼吸
・落ち着きがなくなる→
 意識的に動作や喋りをゆっくりにする
・体調不良になりがち→
 直前の食事の量や質に気を配る、
 充分な睡眠、満腹&空腹を避ける、
 など

≪”予想外”系の要素≫
・靴で踏むペダルの感触に焦る→
 スリッパ持参、靴を履いて練習など
・空調で譜面がペラペラと動く→
 台紙などに貼っておく、クリップを使う
・椅子の位置・高さの違和感に戸惑う→
 弾き始める前に確認する癖をつける
・ピアノの感触や音の違いに戸惑う→
 レンタルスタジオなどを利用して
 いつもと違う環境で練習をしてみる
・衣服の一部が気になる&弾きにくい→
 事前に当日と同じ服装で弾いてみる
・会場が暑い(または寒い)→
 羽織るものや脱ぎ着ができる服装

≪イメージしつつやっておくこと≫
・ホームページなどで
 会場(スタジオ)の雰囲気を調べておく
・ピアノの向きや部屋の広さなど、
 その場をイメージして練習する
・自分の右側(であることが多いです)に
 聴衆がいるつもりで弾いてみる
・楽譜セット、椅子の調整~弾ききるまで、
 一連の流れをやってみる
・聴衆がいると仮定し最後まで弾き切る
 (途中で練習を始めたり、戻ったりしない)
・家族などに聴いてもらい、
 当日のつもりで弾いてみる

≪もしも緊張で失敗したら…どうなる?≫
あがってしまい失敗しながらも
真剣に弾く”誰か”を想像してみましょう。
・馬鹿にする?
・笑いものにする?
・弾かなければいいのに、と感じる?
そんな風には思いませんよね?
だから大丈夫。(´ー`)
みんな温かい目で見守り
優しい気持ちで聴いてくれています。
聴衆として演奏を聴いてくれている
「仲間の存在」に対し
感謝の気持ちが持てると
緊張が和らぐかもしれません。


これらはパッと思いついたほんの一部。
きっとまだまだ、ありますよ~。
この記事をヒントに、
皆さんも、自分自身に当てはめて
脳内で想定し、イメージをふくらませ、
事前の準備をしてみてくださいね。

***

次回は、

2・脳ミソから指にしっかりと指令を出す

について、掘り下げて書く予定。
まだ続きます~。
もう少しお付き合いくださいませ。

緊張するのは普通のこと2022/04/27

交流会の申し込み用紙が
ポツポツと提出されるようになりました。
私も開催にあたり
色々と準備を進めています。(*´ω`*)

レッスンでは、交流会に向けて
「どんな練習をしたら良いですか?」
「緊張しないコツってありますか?」
というような質問を
たびたび受けるようになりました。
これまでも、交流会前には
同じ視点から記事を書いてきたので、
過去の記事と
内容が重複するかもしれませんが、
「緊張に対する心構えとポイント」
をお伝えしようと思います。

***

まず、大前提として…
人前で演奏する際には(私を含め)
ほとんど人は緊張します!
これが普通。

お腹を壊す・吐き戻すなど
体調に表れる人もいれば(←コレ私)
表情がこわばる・力が入らない・
手足が震える、など身体の運動に
影響が出る人(←コレも私)
また、緊張しているにもかかわらず
まったく周りにそれを感じさせない人、
などなど、色々なタイプがありますが、
大抵はみ~んな緊張しています。

「そっか、平気そうに見えても、
実はみんなも緊張してるんだね~」
そう思っただけで、
少し安心できませんか?
(え?そんなの気休めだって?)

そもそも、緊張=悪、ではありません。
適度な緊張は「良いもの」とされ、
パフォーマンスの質が向上する、
という研究結果も出ています。
問題は、緊張そのものよりも、
過度な緊張により、
”あがってしまう”ことです。

≪あがる≫
これは過度な緊張状態の時に、
思いがけない事態が起こり、
急激なストレスが加わり、
頭が真っ白!になって、
何もかもがわからなくなったり、
意図せず勝手に指だけが
どんどん動いている感覚に陥ったり…
と、頭と体がチグハグで
”お手上げ”になってしまうこと。

(((((゚Д゚;)))))ヒィーーーーー!!
この体験は本当に怖い。
私も経験がありますが、
恐怖です。

そして、
この「あがってしまう」経験が
ある種、トラウマのようになり、
人前で弾くたびにその恐怖が蘇り、
その怖さや不安から身を守るために
防衛本能として緊張がより強くなり
結果、更に苦しい状態になる…

この悪循環に陥ってしまうと
本当に厄介です。
しかし、コレ、
事前の準備や日頃の練習次第で
軽減させることができるんです!!

緊張するのは普通のこと。

…だとすれば、
「緊張しないように」と考えるよりも、
「緊張していても弾ける」という状態を
目指して練習しておくほうが、
現実的で大切だと思いませんか?

緊張を受け入れる、などと言うと
「んなこと、できるかーーーい!」と
突っ込みが聞こえてきそうですが、
度を超えた緊張による
恐怖体験は避けたいですよね?
人前での演奏を「良い経験」と思えたり、
交流会をより楽しむためにも、
緊張を排除するのではなく、
緊張を受け入れちゃいましょう。
そして、緊張対策として、
交流会前に(仕上げに近づいてきたら)
皆さんに意識して取り組んでほしい
練習のポイントがあります。

それは≪頭を使う≫ということ。

1・脳内でイメージする&想定する
2・脳ミソから指にしっかりと指令を出す

です。
もう少しわかりやすくお伝えすると、
こんな↓感じ。

・想像力を働かせて、
 緊張につながりそうな様々なことを
 あらかじめ想定し、準備または潰しておく
・イメージを膨らませて、
 当日のような気分で日頃から弾く
・すでに弾けている箇所も、
 意図的に1音1音頭で考え指令を出し、
 フルに脳ミソを使って指に伝える
・ピアノが無いところでも頭の中だけで
 演奏しているつもりで練習をする

などなど。

***

本番や人前で弾く際、
「…大丈夫。落ち着け。
いつも通り家で弾いてる時みたいに
リラックスして弾けば何とかなる…」
なんて、自分自身に言い聞かせたり
ブツブツ念じたりしていませんか?

(;´Д`)残念!
それ、ムリなんです~。
だって、そもそも
状況がいつもと違うんだもの。
「いつも通り」
という設定自体がムリ。

…ということで、次回は
「じゃぁ、どんな準備をすれば良いの?」
「練習で≪頭を使う≫ってどういうこと?」
この辺りをもう少し内容を掘り下げて
具体的にお伝えする予定です。

もう少しお待ちくださいね。(^-^)

***

オマケのお知らせ

時々、レッスンの際に
薄っすらと色のついた
偏光レンズをかけていることが
あるかもしれません。
「サングラス姿でレッスンだなんて、
なんて失礼な…!」と、
感じられるかもしれませんが、
これは眼球を動かす筋肉・神経への
ストレスを軽減するためです。

どうかご理解くださいませ。
宜しくお願いいたします。