アンケート総まとめ(1)2025/08/05

交流会に参加された皆様、
今年もアンケートへの回答を
ありがとうございました。
毎年恒例の『アンケート総まとめ』
いってみたいと思います。
ちなみに、
『2025 Studio*ABE*賞』は
7/27のブログで発表しています!
チェックがまだの人は、
そちらも目を通してくださいね。

さて、今年も皆さんから、
内容の濃い~回答をたくさん頂き、
どれも興味深く拝見しました。

交流会当日、参加された全員が
自身の演奏もあり緊張もする中、
自分のことでいっぱいになることなく、
他の人の演奏にも耳を傾け、
その音楽から様々なことを
細やかに感じ取っている様子が、
アンケートから知ることができました。

演奏の難しさ、弾けることの喜び、など、
「弾き手」としてピアノの酸いも甘いも
知っているからこそ、
他者の演奏をより深く聴くことができ、
その音楽に共感したり、
何かを感じ取っているのだと思います。
「弾き手」としても「聴き手」としても優秀な
皆さんの回答、いくつか紹介しますね。
(※原文より短く略している場合あり)

***

◇自分自身の演奏について◇

みんな自分の演奏を冷静に振り返り、
感想を述べてくれていました。
素晴らしいなぁ~と感心したのが、
ほとんどの方が、
ポジティブな書き方をしていること!
「○○ができなかった」ではなく、
「××はできた」と書いたり、
「(ダメな点もふくめ)これでOKとする」
と自分の頑張りを認めていたこと。

反省点があり、「0点」と書いた方、
当日に力が発揮できず
悔しい&悲しい想いをされた方、
予想外に手が震えて、
思い描いた演奏ができなかった方…
それでも、あの場で逃げ出さず、
頑張った!踏ん張った!
それは事実。
皆さん、ホント頑張りましたよ~(*´ω`*)
大いに自分を褒めてあげてくださいね。

・ピアノが素直に響いてくれて
 気持ち良く弾きました
・憧れの曲が演奏できて幸せでした
・今までの中で一番リラックスして
 演奏することができた
・色々とミスはしましたが
 破綻せずに済んで良かったです
・心残りはありますが、
 自分なりのベストは尽くせた

◇他者の演奏について◇

毎年のことですが、
交流会では演奏される曲目が
バラエティに富んでいるので、
長時間、聴いていても飽きることなく、
あっという間に思えるようです。
また、日頃、
真剣にピアノに向かう大人の姿を、
見る(聴く)機会は滅多にないので、
やはり良い刺激になりますよね。
あと、
初参加お2人の初々しい演奏姿に
教室に入りたての頃の自分を重ねて、
懐かしく温かい気持ちになった方も
多くいらっしゃいました。(*´ω`*)

・同じピアノでも、演奏者によって
 音が違って聴こえるのが不思議
・教室全体で「表現の深み」が
 増している感じで感銘を受けました
・皆さんの姿勢や手の形がキレイ!
 (肘~小指にかけてのラインが美しい)
・あの場に参加できて大感動でした
・ピアノ演奏はその場限りで
 同じ音に出会えることは二度とないんだなぁ
 と、少ししんみりもしました

◇交流会ブルースについて◇

今年は久々にチーム編成でしたので、
(過去にもチームの年はありましたが)
そこでの団結力?が生まれたようで、
「チームで演奏すること」に
好意的な感想が多かったです。

・ドタバタでしたが緊張感なく
 楽しんで演奏できました
・チーム戦なかなか面白かったです
・誰かと合わせながら弾く、
 というのが面白かったです
・次回はもっと羽ばたきたいです

他に、伴奏に初挑戦したS木さんを
称える声を複数いただきました。
初めてのことに挑戦する姿は、
やはり人の心を動かします!

相手あっての「交流会ブルース」。
上手い/下手に関係なく、
ジャズ弾ける/弾けないに関係なく、
お互いに
「一緒に演奏させてもらってありがとう」
という感謝と尊重の気持ちを忘れず、
これからも演奏したいものですね。

◇その他◇

今年は初めて「お手伝い係」を募集し、
サポートをお願いしましたので、
それに関する感想が多かったです。
「手伝い係のために準備をする先生…/
準備に余念がない/用意周到すぎる!」
と、数名の方が書いてくれていましたが、
事前準備の甲斐もあって、
当日はうまく係が機能したようなので、
来年、私はもっとラクになるでしょう~♪

・お手伝いシステム分担制、大賛成
・手伝いできて嬉しいですし、
 もっともっと先生の負担を軽くしたいです
 (↑なんと嬉しい!)
・皆が交流会の「当事者」として自覚し
 参加できたのではないか
・「みんなで作り上げる交流会」
 という感じが良かったです

皆さんのお手伝いにより、
今年の交流会は、私としては
一味も二味も違ったように感じました。
これまで1人で抱え込んでた
「役目」から解放され、
身軽になったからでしょうか?
気持ちに少し余裕が生まれ、
「私も交流会を楽しめた」という感覚に、
初めてなりました。(笑)
皆さんのお手伝いのおかげです。
感謝いたします。

「進行がスムーズだった」という声も
複数いただきました。
これはK刺さんのサポートのおかげ。
とても助けられました!

他には、
・費用が安い/安価に感謝いたします
 会費アップされても構いません
・ビタミンカラーのお花、元気出ます
・花束は華やかな気持ちになりました
 ピアノには花が似合います
・冊子、今年も素敵なデザイン!
・コメントが嬉しいです/
 コメント文に先生の愛を感じます
・「ごあいさつ」の文面に
 重ねてきた年月を強く感じました
・やっぱり生演奏に勝るものがない、
 と思いました

あとは、
特定の個人に向けたメッセージも
いくつもお預かりしましたので、
それはレッスンの時にご本人に
お伝えしていきますね。

***

ふぅー。まだまだ長くなりそうので、
一旦、今日はここまで!(笑)

~オマケ~

打合せが長引いていた門扉ですが、
ようやく日程が決まりました。
8/25~26に工事予定です。
その日(昼間)にレッスンのある方は、
インターホンを鳴らした後、門ではなく、
車庫の脇(キャンピングカーとの隙間)
から入ってくることになるかと思います。

ご不便をおかけしますが、
ご理解、ご協力をお願いいたします。

「2025」Studio*ABE*賞!2025/07/27

交流会から1ヵ月以上が経ちました。
随分と前のことのような気もするし、
あっという間の1ヵ月だった気もします。
いったい「時間」って何なんでしょう?
不思議です。

さて。
交流会明けのレッスンが済み、
アンケートがすべて出揃いました。
今年もたくさん感想を書いてくださり、
もはや「アンケート」ではなく、
レポート?論文?お手紙?
そんな感じです。(嬉しい!)
読み応えたっぷりで、
「ほぉ」「へぇ!」「おぉ~」と
興味深く拝見しました。

…ということで、
アンケートの「まとめ」記事は、
後日書く予定でいますが、
今年もまずは『Studio*ABE*賞』から
発表したいと思います!!

***

2025年
第17回 ピアノ交流会
『Studio*ABE*賞』は…

ドゥルルルルルル…








じゃじゃーーーーん!!
ヽ(゚∀゚)ノ


K原 K子 さん


です。
(パチパチパチパチ!拍手~!)


おぉー、みんなもそう感じたのね!
そうだよね、そうだよね。と、
私、この結果に嬉しくなりました。
…というのも、
交流会の直後のブログ記事に
「心がギューーーッと持っていかれる
場面(美しい音)が数回あった」
と書きましたが、その1つが、
『パッサカリア』の曲中の
彼女の奏でた音だったからです。

K原さんは、いつも交流会で、
曲を細部にわたり丁寧に仕上げて、
素晴らしい演奏を聴かせてくれています。
だからこそ毎年、複数の人が
「Studio*ABE*賞」欄に
彼女の名前を挙げてくれるのですが、
過去を遡ってみると、
なんと、今回が初受賞なんですよね。
「えーー!?そうなんだ!」と
意外に感じる方も
多いのではないでしょうか?

「Studio*ABE*賞」の選出だけでなく、
彼女の名前を個別に挙げて、
感想を書いてくださった方も
多くいらっしゃいましたので、
以下、コメントを紹介いたします。

◎痛みで辛い中、ピアノと向き合う姿に
 心から敬服します
 お話しもとっても優しく、憧れます
◎継続して努力する姿勢、
 曲調の変化に応じた音の表現力、
 自分にもとても良い励みになりました
◎K原さんファンです
 今年もうっとり!!すごすぎる…
◎音が綺麗!大好きな音!
◎ピアノへの愛が溢れる温かい音色、
 聴いていて幸せな気持ちになりました
◎選曲が良い!音とマッチしていた
◎毎年思うのですが、完成度が非常に高く、
 「作品」を聴かせて頂いている気がします

(※原文より短くまとめています)

あの日、演奏前にK原さんは、
『パッサカリア』の曲について、
「音符の羅列はまるでハノンのようで、
誤魔化しがきかない裸を見せるような選曲」
ということをお話しされました。
それを受けて、
パッサカリアの楽譜を調べ見てみて、
「規則的で見るからにハノン。
それなのに決してパキパキせず、
単調にもならず、K原さんのすごさを痛感。
彼女のようには到底弾けない思った」
というエピソードを
書いてくださった方もいました。

単調で極めてシンプルな曲を
あれだけ魅力的に美しく弾きこなすのは、
本当に難しく、真の実力が試されます。

今回の受賞は、
ひたむきに練習に取り組み、
妥協を許さず1音1音と真剣に向き合い、
怪我や指の関節の痛みにも負けず、
ピアノへの愛を貫いた結果、
と言えるでしょう!

後日、レッスン時に何人もの方が、
「K原さんのピアノの音色は、
ピアノへの愛が溢れて出ている」
とおっしゃっていましたよ~。
↑これ、私も感じます。(*´ω`*)

手を労り大切にしつつ、
これからも魅力的な演奏で
私達を楽しませてくださいね♪

おめでとうございました!!!

神戸「ピアノ巡り」の旅2025/07/04

先日、1泊2日で
1人プチ旅行をしてきました。
行き先は大好きな友人の住む神戸。
初神戸だけど「観光」というよりは、
「友人に会うために」が主な目的。
どちらの日も日中は2人で喋りまくり。
そう!これだよ、これ。
幸せ~。(笑)

子育て中の友人とは、当初から、
「夕方で一旦お別れして、また明日~」
という予定だったので、
初日の夕方以降、
何をするか?どこに行くか?
旅行に行く前に東京で下調べ…

すると、なななんと!!
神戸はストリートピアノの「聖地」と
言われるほどなんだとか!?
ナヌ (゚д゚)!知らなかった。
「へぇ~」と思って軽く調べると、
うわぁ、あるある。
ピアノが色んな場所にある、ある、ある。
地下鉄1駅ごとに設置されている感じ。
徒歩で”はしご”ができちゃいそう。

そんなわけで、
出先でピアノを見かけただけで、
「うわぁ~(*´ω`*)ピアノだぁ」と
嬉しい気分になる私にとって、
ザ・観光よりもそっちが興味津々。
街ピアノ&駅ピアノがたくさんある神戸、
それならば、旅の目的を、
”人前での演奏にド緊張しちゃう自分”の
修業も兼ねて、ピアノ巡りの旅にしよう!
そう決めて、行ってまいりました。

幸い、交流会を終えたばかりで、
今ならまだ暗譜で弾ける曲もあるしね。
きっと何とか弾けるでしょう~。(笑)
(私、暗譜キープが苦手なのです。汗)
考えただけで緊張してくるけど、
でも、同時にワクワクもしてる。
「ピアノ大好き!弾きたい!」
そっちの気持ちを優先して、楽しむぞ。

***

事前に、回れそうな範囲を決めて、
どんな場所にどんなピアノがあるか?
ディナーを予約したビストロに
間に合うタイムスケジュールか?
時間、場所、巡るルートなどを
練って考えて、こんな感じ↓に決定。

・到着(昼)~夕方までに2、3ヵ所
・友人と別れてから1人で、
 16:30~19:30の3時間で7ヵ所
・翌日も行く先にあれば、弾く

その中にはグランドピアノが3つ。
しかもスタインウェイのグランドも!
演奏可能な時間も東京よりも長め。
22時までOKなんてところもある。

友人にも
「ピアノを見かけ次第、弾きたい」
と伝えていたので、
新神戸駅に到着後、
さっそく新幹線改札出てすぐ1台目。
いきなりすぎるでしょ!!
心の準備も何もない。緊張するよ~。
だけど何だか楽しいぞ♪(笑)

人々が行き交う駅広場で弾き、
ひっそりとした駅の通路で弾き、
銀行でスタインウェイを弾き、
駅の地下街でもグランドを弾き、
賑わうショッピングセンターでも弾く。
ほんと弾きまくり。
グランドピアノからアップライト、
状態の良いもの、音が狂ったり、
鍵盤がガタついているもの、
クリーム色のピアノ、などなど。
とにかく弾きまくり。

順番待ちなどもあり予定通りにはいかず、
周る順は前後したけれど、
最終的に調べていた10ヵ所は、
すべて弾くことができました。
2日間とも立ち寄れた場所もあるので、
ピアノの椅子に座った回数は14回。
(演奏は1ヵ所につき1~3曲)
すごい!

***

修業の結果。

最初は、
いつも通りガチガチに緊張して、
手は震えるは、暗譜は飛ぶは、で、
「あぁ、私って…(-_-;)」となったけど、
さすがに、これだけこなすと慣れてくる。

1人きりでまったく知らない土地で、
ピアノ情報を頼りに電車に乗り、
ピアノを探して歩きまわって、
見つけたら勇気だして弾いて…
と、トライしていくうちに、
他人の目もさほど気にならなくなり、
”ピアノの先生”である自分も忘れて、
だんだんと気持ちよく集中して弾いて、
ピアノを楽しめている自分がいました。
「誰にどう思われたっていいじゃん」と、
表面的にではなく、本心でそう思えたし、
演奏しながら、
「あぁ、ピアノってやっぱり良いな~」と
本気で思えたのはとても久しぶり。
1人きりで練習している時間以外は、
なかなかそんな風に思えないので。
これが、本当に嬉しかった~(*´ω`*)

帰りの新神戸駅。
新幹線に乗る直前には、
行きとはまた違うピアノで演奏。
カバンを肩から引っ掛けたまま、
その場で「七夕さま」の曲を、
即興で軽くジャズアレンジ。
カメラ目線で弾くまでに成長。(笑)
私がピアノを弾くたびに
動画を撮ってくれてた友人にも、
私の変化は伝わっていたようです。

***

「ピアノがただ好きな人」ではなく、
常に「ピアノの先生」でいなくてはならない。
そして、それにふさわしい演奏が
いつでも弾けなくてはいけない。

↑普段、こんな風に、
自分で勝手に思い込んでるんでしょうね。
そして、勝手にしんどくなるんですよね。
わかってはいるんですけどね…。(;´Д`)

多分、また日常生活に戻ったら、
「人前で演奏するの、怖い~」
という気持ちが生まれてくると思うけど、
今回の修行の旅で、忘れかけていた
「ピアノに対する純粋な気持ち」を思い出し、
弾きながらそれを感じられたことは、
とても嬉しい出来事でした。
そして、
「人前でも自分の演奏に集中するための
意識の持っていきかた」みたいなものが、
更に、少しだけ掴めたような気がします。

これ、修業の続きとして、
東京のストリートピアノで
近いうちに検証してみようと思います!


最後に。

修業「ピアノ巡り」に付き合って、
なんと動画まで撮ってくれていた友人よ、
いつも優しく見守りつつも背中を押してくれ、
温かい声掛けをありがとう。
私の演奏中に、撮影しながら、
「いいねぇ~」「素敵ぃ~」と言っている
彼女の声が動画におさまっていて、
それに、じわ~んと感激した私なのでした。


幸せな時間を過ごし元気チャージ完了!
交流会明けとなる7月のレッスンで、
皆さんとお会いできることを
楽しみにしています。(´▽`)ノ

無自覚のレッスン妨害2025/06/30

交流会直前のブログ記事(6/20)の
最後のほうに書きましたが、
私の父は『要らぬひと言』を
悪気無く(だから繰り返す)
言ってしまうタイプです。(苦笑)

・ 頑張ってやったこと
・ 勇気を出してやったこと
・ ようやく出来るようになったこと
などに対して、褒めることよりも、
「もっと頑張れば○○だったのに」
「お父さんなんか□□だったぞ」
「まだ××が出来てないじゃないか」
など言ってくるのね…。(;´Д`)
また、デリカシーも持ち合わせておらず、
顔ニキビが悪化して目立って
「超サイアク。嫌だなぁ、隠したいぃ~」
と、本気で思っている
高校生くらいのお年頃の娘に対して、
「おい、その顔はどうしたんだ?」とか
人前で平気で聞いてくるタイプでした。
…。(-_-;)

今でこそ”ブチ切れる”という方法で
対応できていますが(笑)、
子供時代はキツかったですね~。
当時は、親と外(先生はじめ周りの大人)
からの評価が何より大切だ!と
信じて生きていたので、
自分が持っている「自信」は、
すべて他者からの評価によるもので、
グラグラと脆いものだったし、
親が喜ぶために頑張って、
「でも、やってもやっても不十分」
という焦りをいつも感じていたし、
精一杯やった結果に対して
現状と正論を突き付けられ、
「そりゃ、そうなんだけどね、
できないから苦労してるの!!」
と、怒りとともに劣等感も抱えていました。

いい歳した大人になって、ようやく、
「自分が自分のために生きていない」
という感覚に気がつき、
「はて?『ジブン』ていったいなぁに?」
という状態になり(苦笑)、
「ジブンという人間を取り戻そう!」
「ジブンやり直し!!」と
決意(←大げさ。笑)してから、
”ブチ切れる”のもありなんだな、と
思えるようになりました。

こんな経緯もあり、
『要らぬひと言』による
ダメージは大きい、と感じています。

***

先日の交流会の食事会で、
気になる発言を耳にしました。
そう、まさに上の類の発言です。
ムム。(`・ω・´)
これは聞き捨てなりません。

お酒の席でのことですし、
発言した方も悪気は一切なくて、
親切心からの軽い「アドバイス」?
なのかもしれません。
まてよ、これが噂の
「マウント」ってやつなのか?
んー。それとも単なる「感想」か?

しかーーーーーし!!!!

いずれにせよ、
演奏に対する感想を述べるのなら、
プラスの面を伝えれば、
それで充分なはず。
感想を求められてもいないのに、
「ここが残念だったよね」
「もっとこうしたほうが良い」
「今後〇〇が課題だね」

これらのマイナス要素を含んだ言葉は、
交流会の演奏後には一切不要です。
もう一度言います。
一 切 不 要 です。(キッパリ)

たとえそれが、
「的確な内容だとしても」です。
たとえ言われたほうの人が
「気にしていなさそうでも」です。
そして、
「その場が和んでいても」です。

なぜなら、
それ…


レッスン妨害ですからーーーーッ!!
(あれ、こんな芸人さんいたような?笑)

私は日々、1人1人の生徒さんと、
真剣に向き合い、
レッスンを積み重ねています。
それぞれのキャラクターをふまえ、
望んでいる方向性を見極め、
今現在できるスキルを手掛かりに、
その人が得意としていて伸ばせること、
反対に苦手で課題となることを、
どういった手順で、
どのように進めていくか、
すべてを総合的に考えて
レッスンをしています。
種を植え、水をやり、肥料を与え…
大切に育てています。

この、たった「ひと言」の
感想?指摘?アドバイス?で、
それが台無しになったりするんです。
丁寧に育てていた「やる気」、
つぼみを付け始めていた「勇気」、
収穫できるであったはずの「自信」、
これらすべてが、根こそぎ
やられちゃうことだってあるんです~。

「できるようになったほうが良いこと」は、
私がレッスンで伝えていきます。
だって、それが私の仕事ですから。

私の仕事、取っちゃダメです。

***

そんなわけで。
来年もしもレッスン妨害に
繋がるような発言を見つけたら、
『イエローカード』を出します。
容赦なく、ピィィィィーー!(゚Д゚)ノ です。

「ぎくぅ!私やらかしたかも?」
「ヤベッ、自分かも?(汗)」と
心当たりがある方は、
大いに反省しましょう。

お疲れさまでした!!2025/06/23

交流会に参加された皆さん、
昨日はお疲れ様でしたー!!
滞りなく交流会を終えることができ、
心底ホッとしています。

大好きなコーヒーでひと息。
ふぅ~(*´ω`*)
一段とおいしく感じます~♪

***

今年も素敵な演奏を聴きながら、
笑顔いっぱいの時間を
皆さんと共に過ごすことができました。
心から感謝を申し上げます。

今年は、
長く通われているお馴染みの数名が
欠席だったので少し寂しく思いましたが、
その分、初参加&久々参加となる方が
数名いらっしゃったので、
新鮮な雰囲気もありましたね。

年に一度会える仲間ですが、
毎年いつも同じ顔触れのようでいて、
こうして何となく入れ替わったり、
すれ違ったりしているものです。

同じ時期に教室に通いながら、
出会えないまま知り合うこともなく、
過ぎていく場合もあるし、
また来年会えるよね、と思っていたのに、
そのままのお別れになることも…。

改めて「今日という日」、
そして、「今」を大切にしよう!と
感じる一日でした。

***

今年も、皆さんの演奏は
どなたも素晴らしいものでした!

もちろん、弾きなれないピアノ、
いつもと違う環境、そこに緊張もあり、、
普段通りにいかない場面もありました。
思わぬところで事故が発生したり、
鳴るはずの音が鳴らなかったり、
「あー!やっちまった!」
なんてこともありました。
(あ、コレ↑相変わらず私ね。苦笑)

でもでも。そんな時、どなたも、
決して投げ出さず、雑に扱わず、
自分の演奏ときっちり向き合って
その時できることの最大を
真正面から目指し、
しっかり弾き終えました。
その姿はやはり美しいものです。

そして、
どなたも曲の終わらせ方が丁寧~!
(私がうるさく言うからか?笑)
これって本当に大事なこと。
最後の余韻まで曲を大切に感じて
弾き終えるその姿は、
聴き手に与える印象をも左右します。

気分良く弾き散らかして、
自分が満足したら聴衆そっちのけで
ピアノをポイっと投げ捨ててしまうような
そんな演奏をする人は誰1人としておらず、
ピアノ愛に溢れた皆さんの演奏を
誇りに思うと同時に、
皆さんの上達&成長っぷりに
大いに感動した1日でした。

私個人として印象に残っていることは、
「ぅわ…この音…あのピアノで出せる
最大の美しい音色だろうな…」と、
演奏を聴いていて、
心がギューーーッと
持っていかれる場面が数回あり、
それが強烈に耳に残っています。
良いものを聴かせてもらったな♪と。

皆さんの心には何が響いたでしょう?
アンケートでぜひ感想をお寄せください。
(7月レッスン時に提出です!)

また、今年は皆さんに
サポートをしていただいたおかげで
会全体の流れがスムーズにいき、
私も少しラクをさせてもらいました。
気持ち的に余裕が生まれ、
いつもより自分も楽しめた気がします。
改めて感謝を申し上げます。

さぁ、
7月からまた新たな気持ちで
練習に取り組んでいきましょう。
次のレッスン曲目が決まっていない方は、
メールでご相談いただいてもOKです。
少しのんびりしてから、
7月のレッスンで一緒に考える、もあり。
交流会明け、次回のレッスンで
皆さんとお会いできることを
楽しみにしています。


ご参加いただきありがとうございました。

***

お知らせ

***

◇ アンケート ◇

7月レッスン時に提出厳守!です。
「書ききれないから裏面にした」
「切り取りがもったいないので別紙にする」
もちろんOKです。
別紙で、裏面で、お手紙付きで、
手書きではなくワード文書で…
毎年、皆さんそれぞれに
様々なスタイルで書いてくださいます。
どれも大歓迎です~。(゚∀゚)ノ
皆さんからいただく交流会の感想が、
次回開催に向けての
私のモチベーションに直結します!
ご面倒とは思いますが、
ご回答をよろしくお願いいたします。

◇ 写真WEB公開 ◇

写真をWEB上で限定公開しています。
薄暗い中で、古いカメラで、
ノーフラッシュでの撮影ですので、
あくまで「振り返り用の記録写真」と思って
当日の雰囲気を思い出しながら、
ご覧いただければと思います。

参加された方には詳細をメールしました。
参加できなかった方で、
「写真、見たいよ~」という方は、
URLと閲覧に必要な合言葉を
お知らせしますので、ご連絡くださいね。

本番想定の練習2025/06/20

いよいよ交流会が近づいてきましたね。
6月に入ってからは、レッスンでも
≪本番想定の練習≫をおこなっています。
この「当日をイメージした練習」は、
レッスンの時だけではなく、
自宅でも是非おこなってほしい内容です。

ご家族などに協力してもらえる場合には、
聴衆役をお願いして、
ご自身の演奏を聴いてもらうと良いです。
協力者がいない場合は、
演奏を録音する/動画撮影するのもあり。
当日に着る予定の服装で、
演奏してみることも大事ですよ。

***

自分が弾く「その時」をイメージして、
名前、曲名を言うところからスタートです。

譜面台の傾斜や距離を調整し、
椅子の高さ、位置を調整、
楽譜を開いてセット。
※コピー譜の人は空調などの影響で
 ペラペラ動いてしまうと焦るので、
 譜面を台紙に貼り付ける、
 クリップなどで止める、など、
 対策を取っておくと安心ですね。

準備が整い椅子に座る…と同時に、
唐突に弾き始める!!

↑これ、緊張して焦っていると
やってしまいがちですが、
弾き始める前に、ひと呼吸を忘れずに。
曲のテンポや雰囲気を
心の中で感じてから弾き始めましょう。
思いもよらない変な速さ
(慎重になり遅すぎたり、焦って速くなったり)
で、弾き始めてしまうリスクを軽減できます。

曲中にダンパーペダルを使う人は、
音を鳴らさずペダルを踏んでみて、
足の位置(距離)を確認すると良いでしょう。
いざペダルを踏むタイミングがきて、
その時に初めて踏んでみたら、
足がピーーン!遠ッ!(笑)
なんてこともあったりしますからね。
変な態勢で座り心地が悪く、そのせいで、
気が散ってしまうのは残念ですよね。

さぁ、落ち着いたら、演奏をスタート!

これは本番想定の練習です。
途中、変な音を鳴らしてしまっても、
指がもつれてリズムがヨレてしまっても、
「あれ~嘘でしょ、やだ、もう1回」なんて
心の声を口に出してはいけませんよ~。
そこから”練習モード”に切り替わって、
楽譜を見ながら部分練習が始まっちゃう、
なんて論外です。(笑)

黙って何事もなかったかのようにスルー。
できる限り音楽を止めず、
最後まで気を緩めず弾ききりましょう。
そして、ラストの音を終え、
手を鍵盤から離し、(足を離し)
ちゃんと無音の余韻を味わってから、
気持ちと動作を解除。
手を身体のほうへ寄せて演奏を終えます。

最後の打鍵を終えた後、
まだ音が鳴っているのに、
照れもあってかニヤニヤとしちゃったり、
何か言い訳などを始めちゃうのはNG!
「終わりよければすべて良し」の気持ちで
しっかりと弾ききりましょうね。

と、ここまでが本番想定の練習です。

そして、全体的にどうだったかな?
気持ち良く弾きたいように弾けたかな?
音楽としてちゃんとまとまっていたかな?
など、全体を振り返ります。
たとえ途中でミスをしても、
最後まで到達できたなら、
「よしよし。まぁ、なんとかなる!」
そう思って、自分にOKを出しましょう。

あと数日ですので、
「やっぱりあそこは3の指に変えようかな」
「この音はもっと際立たせて大きくしよう」
といったような細かな手直しは、
新たな不安要素を生み出したり、
混乱を招いてしまうことにもなるので、
もう、この時点になったら、やめておきます。

大きな視点で音楽を捉えて、
演奏の感覚をまるごと受け止め、
当日の雰囲気をイメージして
自分自身になじませるようにしておきましょう。

当日の演奏では、緊張感が漂う中、
 ・曲を通して弾ききる力
 ・演奏に没頭できる集中力
 ・何かが起きても動じない精神力
これらがポイントになるかと思います。
本番を想定した練習をしておくことで
これらの力を当日に発揮しやすくなります。

本番想定の練習、
ご自宅でも是非おこなってみてくださいね。

***

最後に。
これ、とても大事なこと!!
ご家族に協力していただいて
演奏を聴いてもらう際の注意点です。

 ・ただ黙って聴いてくれるだけで良い
 ・感想は求めていない、要らない

と、先に伝えておきましょう!

ピアノの「ピ」もわかりもしないのに、
勇気をもって演奏にのぞんだ
こちらの緊張や気持ちを無視して、
 「あそこで間違えただろう」
 「今こんなミスしてて大丈夫なの?」
 「プロと違って大した演奏じゃないね」
 「〇年やってこれか」
 「あそこはもっとこう弾いたほうが…」
などと、言ってくる恐れがあります。
(↑これ、まさに私の父です。号泣)

本番前にこれはキツイです。
精神的ダメージはめちゃくちゃ大きく、
心底「聴いて」なんて言わなきゃ良かった!
となります。(-_-;)

こんなことを言ってしまうタイプって
あまりいないのかもしれませんが、
念のため、注意点として
お伝えしておきました。(笑)

***

当日の皆さんの演奏を楽しみにしています。
楽しい時間をすごしましょう~♪

「手直し」の連続2025/06/03

唐突ですが、皆さんは絵を描きますか?
ご存じの通り(?)私は、
音楽と同じくらい美術も大好きなので、
没頭できる趣味の時間として、
絵を描いたり、モノを作ったりします。
(※本日の写真は、数年前に、
今は亡き愛犬を描いたクレパス画)

いつものことなんですが、
絵を描く時に起きること。

白紙の状態からある程度の形になり、
「よし、こんな感じかなぁ~」と
全体像がハッキリしてきて、
そろそろ終わりかな?と思えてから、
ここから先が…

長い。(;´Д`)
終わらない!!!

ここはもう少しこうして、
あ、ここも描き足して、
あと、ちょっと濃くして…
と、手直し、手直し、で終わらない。
やめられない、止まらない。(笑)

まぁ、最終的には
自分自身を納得させ、
仕方なく(?笑)自己満足感を得て、
これで完成→終了と
なるわけですが。

芸術には、これが正解という
「完成形」がないので、
考えれば考えるほど、
違った解釈がみえてきたり、
他の側面が見つかったりする。
そして、想いや雰囲気を伝えるために、
表現をより深く追求してしまう。

いやぁ~、ホント、
終わりは無いのである。

***

ピアノの演奏もまた然り。

曲の譜読みが済んで、
両手の合わせが何とかなってくると、
弾き込む段階に入り、
練習を重ねればその分スムーズになり、
曲の形(全体像)が見えてきますよね。

レッスンでは、そこから先、

・間違っている箇所や
 不充分なことを指摘してもらう
・弾きにくいところの弾き方を修正、
 アドバイスをもらう
・自宅練習(復習・予習)の仕方や
 コツを教えてもらう
・表現力豊かに仕上げるポイントを
 一緒に掘り下げる

といった内容になってくるかと思います。
そして、ここからが
「終わりなき芸術の旅」への出発です。
そう!「より良く」という名の
「手直しの連続」が始まるわけですね。

練習してどうにか弾けてきた箇所なのに、
レッスンの際に、
指摘を受けたり、直されたりすると、
「せっかく家で弾けるようにしてきたのに」
「えー!そんなこと追加したら弾けなくなる」
という気持ちになったことありませんか?

でも、これは、
アナタの演奏を「より良く」するために
お伝えしていることです。
ここまで出来たからこそ、
次の段階のアドバイスをしています。
そして、これこそが
「レッスンを受ける」ということなんです。

絵を描く時もそうですが、
すでに描きあがっている一部分を消して、
もう一度描き直す時は、
勿体ないような、怖いような、
そんな気持ちになります。
良くなるためといえ、
壊して作り直すって勇気がいりますよね。
その気持ちは私にも理解できます。

でも、だからといって、
「後から手直しするのは負担なので、
始めから最終形を教えておいてください」
↑これは違うと思うんです。

音楽という芸術。
「ピアノ演奏」という形を用いて、
私達は表現をしているわけです。
そこには、それぞれ感性の違いがあり、
表現できる術(テクニック)にも差があり、
込められた想いも違います。

レッスン時に私がアナタのそれを
完全に理解することなんてありえないし、
曲を弾き進めるうちに、
解釈や想いが変わることもあります。
上達したらできることも増えるわけで、
状況は常に変化していますよね。

何が正解か、何ができればOKか、
どう弾ければ完成なのか、
明確に終わりを決められないんです。
ゴールは存在しないんです。


『不完全だからこそ
無限の可能性がある』


こう思ってみましょう。
尊いことだと思いませんか?

***

不完全であることを、
「学び続けることができる喜び」
として柔軟に受け入れ、
楽しんで「手直し」しまくりましょ!(笑)

皆さんの「終わりなき芸術の旅」、
ワタクシがお供いたします~。(*´ω`*)