「質の高い練習」とは?2026/04/01

前記事の続きです。
何だったっけ?という方は、
3/13のブログを読んでくださいね。

***

さて。
では、「質の高い練習」って
いったい何でしょう?

これまで何度も記事に書いていますし、
レッスンでも個別にお伝えしていますが、
改めて、ヒントになりそうなことを
項目別に書いてみましたので、
自分の練習の仕方と照らし合わせながら
確認してみてくださいね。


◎問題を把握、現状を理解する(分析)

 ざっくり「うまく弾けない」ではなく、
 どこが、どうなっているのか?を
 把握する必要があります。
 「3拍目のこの音を弾く際に、
 2の指がスムーズに動かない」とか、  
 「ゆっくりなら弾けているけど、
 速くすると途端に崩れてしまう」など、
 なるべく具体的に(←ここ大事!)
 問題を分析しましょう。

 これは「間違えること」に限りません。
 自分の演奏に納得がいかない時も、
 理想の「もっとこう弾きたい!」を
 具体的にイメージすることが大事。

◎部分練習の目的を決める
 
 「何のための練習をするのか?」
 ↑この設定は非常に重要です!
 これを決めないと、
 ただ闇雲に繰り返すだけの
 単なる『反復練習』になってしまいがち。
 「指使いに慣れるため」
 「左右のタイミングを把握するため」
 「跳躍を外さないようにするため」など
 練習の目的をはっきりとさせましょう。

◎細かく分解して考える

 上記の「練習目的」が、
 「うまくなるため」「弾けるように」など、
 大雑把になっていませんか?
 問題は小さく細切れにして考えます。
 「ピアノを弾く」という行為は、
 様々な要素が複雑に絡み合っています。
 その絡み合った要素をほぐし細分化して、
 今の自分に何が必要なのか?
 どういった練習が有効か?
 より細かく、具体的に考えましょう。

◎達成条件を決める
 (低いハードル設定でOK)

 練習というものは、
 「すれば良い」ではありません。
 「何をすれば達成か」ではなく、
 「どうなったら達成といえるのか?」、
 これを軸に考えましょう。
 ここの部分を50回弾くぞ!と決めて、
 50回やったから達成~!じゃないよ、
 ってことですね。
 部分練習の目的を思い出し、
 まずは、目的達成に近づくための
 ”小さなゴール”を設定しましょう。

◎「意図」して弾く

 「ただ何となく弾く」、これだと、
 練習として得られるものは少ないです。
 忙しい大人がピアノを学ぶには、
 ”時間対効果”は無視できませんよね。
 自由に気ままにただ弾く時間…
 これはこれで素敵なひと時ですが、
 これは「遊び時間」と認識しましょう。
 「○○の部分が××になるから
 □□に気を付けて△△の練習をしよう」
 こんな感じに、明確な「意図」を持ちながら
 1回1回を集中して弾くことが大切です。

◎仮定&工夫して練習を

 いつも同じ練習をしていませんか?
 練習は状況に応じて様々な角度から、
 色々なやり方で取り組みましょう。
 うまく弾けない原因を自分なりに探り、
 「これが原因か?なら、こうしてみる?」
 など、実験をしているつもりで
 練習方法にも工夫を凝らしてみましょう。
 「柔軟に練習方法が思いつく人」は
 間違いなく上達していきます。
 頭を柔らかく発想力を豊かにして
 練習のセンスも磨きましょう!

◎経過をチェックする(検証)

 「達成条件」の項目でも触れましたが
 練習は「すること」が目的ではないので、
 練習してみて「どうなったか」を
 しっかり検証する必要があります。
 一丁前に達成感や疲労感はあるのに、
 なんら成果は得られていない…、
 これは本当にもったいない!
 問題が解決したり、ミスが減る、
 「弾けてきたぞ」と実感できる、など
 その練習をしたことによって、
 成果や手応えが感じられているか、
 経過をチェックするようにしましょう。

◎上手くできた感覚を覚える(意識)

 練習の経過が順調で、
 ・ミスが減ってきたかも♪
 ・弾けなかったところが弾けてきた!
 ・なんかコツが掴めてきたぞ~
 …と、思えてきた時は、
 その「イイ感じ」をスルーしてしまわず、
 あえてしっかりと感じて、
 受け止めるようにしましょう。
 「おぉ、いいねぇ~、そう!この感じ」
 と、専属コーチにでもなったつもりで、
 自分自身にポジティブな声掛けを
 してあげるといいですよ。
 良くできた時の感覚に意識を向けて
 練習をおこなうことで、
 再現性が高まり、定着しやすくなります。

***

「質の高い練習」のためのヒントを
ザザっと思いつくまま書いてみましたが、
いかがだったでしょうか?
参考になりましたか?

レッスンでは、その人の現状に適した
「最終ゴールとなる理想の状態(演奏)」を
お伝えすると同時に、
現時点で課題となっている問題を分析し、
これらの項目を一緒に掘り下げて考え、
効果的な練習方法を提示したり、
それが良い方向に進んでいるか、の
確認もおこなっています。

ここ(ブログ)では、
不特定多数の皆に向け書いているため、
具体例が乏しくなってしまい、
わかりにくい点もあるかと思います。
「自宅練習」について質問がありましたら
遠慮なくレッスン時に聞いてくださいね。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
Studio*ABE*で学べるのは何の楽器?

コメント:

トラックバック