年賀状、不要の人!2020/01/11

新年と共にやってくるのが年賀状。
今年も生徒さん、元生徒さんから
たくさんの年賀状を頂きました。
皆さん、ありがとうございます。

書かれた抱負に「おぉ~」と思ったり、
ご家族と一緒に写っている写真が
レッスンの時の雰囲気とは違って、
それが新鮮に思えたり、
教室を辞めてからも
近況報告をしてくださって、
会えなくなっても身近に感じられたり…
毎年、本当に楽しみな時間です。
特に今年は、
超久々となる昔の生徒さんからも
何枚か届いたりして、
驚きとともに嬉しさと懐かしさで、
新年早々、幸せな気分を味わいました。
年賀状の持つ「温かさ」みたいなものを
改めて感じたお正月でした。

そう。
年賀状って懐かしい気持ちになったり、
嬉しい気持ちになるから
昔から何だか好きなんですよね。

基本的に(家族に内緒のケースを除き)、
私は通ってくださっている生徒さん全員に
毎年、年賀状を出しています。
お返事がなかったとしても、
その人の顔を思い浮かべながら、
毎年、1人ひとりに宛てて書いています。
1年を振り返ると
それぞれに書くこともあるし、
1年間、教室へ通ってくださったことへの
感謝の気持ちも込めて、続けています。

が、しかし…。

その反面、12月は毎年やたらと忙しく、
年末はいつもテンテコ舞い!!
年賀状を用意している最中は、
「ぅ゛ぁあーー!年賀状、面倒くさッ!」
と、やめたくなることもしばしば。(笑)
一度も会ったことのない親戚や、
印刷のみ(コメントなし)の相手に
「いったい私、何を書けばよいの?」
と、悩む時間はかなりのストレス。
だから、
メールに切替える人の気持ちもわかるし、
近年の”年賀状離れ・年賀状じまい”も
「そうだよね~」と納得しています。
若い世代に至っては
すっかりメールやラインでしょうしね。

まぁ、私の場合は、
年賀状の持つ印象として、
「大変さ」や「面倒臭さ」よりも
「嬉しさ」のほうが勝っているから
まだ続けていられるのかもしれません。


っということで。


年賀状が不要の人~!
ハイ、手を挙げて!

「私、年賀状は出さない派なので、
来年は要りません」という方、
いらっしゃったら遠慮なく申し出てください。
私から届く年賀状が負担になっていたら
こんな申し訳ないことはないですし、
こちらも用意する手間が減るのは、
それはそれで歓迎ですので。(笑)

年賀状はそろそろ
「お互いにやり取りしたい人とだけ」
にしていきたいなぁ~と思い、
思い切って書いてみました。

今年の目標、何にする?2020/01/03

あけましておめでとうございます

2020年
東京は穏やかな晴れでスタートしました。
この天気のように穏やかで
平和な一年になると良いですね。

***

毎年のことですが
1月の初回レッスン終了後に
『個別面談』をおこないます。
10分程度お時間を頂きますので
あらかじめご了承ください。
主な内容は次の通りです。

・連絡先の確認
・教室規定の確認
・レッスンに対するご要望
・今年の目標

電話番号やアドレスに変更がある場合は
お知らせくださいね。
教室の規定用紙は保管してありますか?
紛失された方はお申し出ください。
日頃のレッスンで感じていること、
進め方や方向性、内容などについて
ご相談やご要望があれば
遠慮なくおっしゃってください。(´ー`)
そして…
今年も「目標」を立てましょう!

もちろんコレ、必須なわけではありません。
レッスンの時に私が鬼の形相で
「さぁ!目標達成を目指すのよッ!
こんなんじゃ達成できない、ほらほら!」と、
お尻を叩くようなこともしませんので
どうぞご安心を。(笑)
だって、「目標」って立てるのも自分、だし、
そのために「行動」するのも自分、ですから。
そうでなくちゃ、意味がない。

目標を具体的に考えることで、
やる気が増したり、気が引き締まったり、
自分が今やるべきことがわかってきたり、
進みたい方向性が見えてきたりするので、
「面倒だなぁ~」と感じる人も、
この機会にぜひ考えてみてくださいね。

壮大な目標じゃなくて良いんです。
ちょっと頑張ればできそうな
高過ぎない目標を立てると、
1年を振り返った時に
何気に達成できていたりして、
「やるじゃん、自分!ヽ(゚∀゚)ノ」と、
純粋に嬉しくなるし、
上達や進歩、クリアできたことを
素直に認められるようになるから
オススメです。

あ、あと。
目標を決めたら、
「立てて終わり」にしないためにも
達成に必要なことは何か?
どうすれば達成できそうか?
達成のための手段や行動も
セットでイメージしておくと良いですよ。
手を付けやすくなります。

私は何を今年の目標にしようかな~。
始動までのあと数日、
じっくり考えようと思います。

***

今年もピアノを楽しみましょう!!
新年、皆さんにお会いできることを
楽しみにしています。

メンテナンスで開運!?2019/12/30

2019年も残り僅かとなりました。
皆さんはどんな一年でしたか?

Studio*ABE*の今年の出来事と言えば
やはり、グランドピアノの修理!!
30年にわたり使ってきて
消耗しきっていたピアノを蘇らせるために
大がかりな修理をしたこと。
それから、
ホームページも大幅リニューアル!
PC、スマホどちらからでも同じページを
自動切り替えで見られるようになって
とってもスッキリ。
で。
新しい生徒さんとの出会いもありました。
嬉しいことです。(*´ω`*)

・古いものでも大切に丁寧に扱うこと
・情報は更新し、新しいことも取り入れること
・整理整頓してきちんと保つこと
こうしうて振り返ってみると、
ちゃんとメンテナンスをしていくことで、
新たなステージへの扉が開くのかもなぁ、
なんて思ったりします。

ほら、「まめにトイレ掃除することで開運」
って、言うじゃないですか。
アレみたいな感じ?
え?なんか違うって?
…だとすれば、きっと、
心のメンテナンスもすご~く大事なはず!
(強引に話しを進める私。笑)

おかげ様で今年は、年末~年始にかけて
1人もレッスンが入らずに済んだので、
たまにはの~んびり自分を甘やかし、
心に栄養をたっぷり与えようと思います。
さぁ、メンテナンス、メンテナンス~♪
ということで、
お休みはピアノ弾きまくるぞーーーー!

皆さんも1年間お疲れさまでした。
そして、ありがとうございました。
それでは、良いお年をお迎えください。

ピアノの何が楽しいのか2019/12/21

「ピアノを楽しく始めましょう」
「楽しくピアノに取り組めます」
「楽しいレッスンをしています」
ピアノ教室のホームぺージを見ると
こんな文言が並んでいます。
そうそう。(*´m`*)
Studio*ABE*のホームページにも
同じような言葉は並んでいますよね。

ところで。
「楽しいピアノ」「楽しいレッスン」って
一体何でしょう?
どんなことを指すのでしょう?
今日はこのことを少し考えてみようと思います。

何を今更…って思うかもしれませんが
これって習う側、教える側
どちらにとっても重要なことなんです。
それを間違えると、
習う(生徒)側は、レッスンが苦痛、
ピアノが退屈、なんだか違う…となるし、
教える(先生)側は、レッスンが空回り、
生徒さんの反応もいまいち、
定着せずに辞めていく…という
事態に陥ります。

***

まず、忘れちゃいけないのが、
「楽しい」は主観!
人それぞれ「楽しい」と感じる
ポイントが違うということ。
アナタにとって楽しいことが
ワタシにとっても楽しい、
とは限らないんです。

「ピアノが好き」「ピアノって楽しい」
これは、ここを読んでいる皆さんに
共通していることかと思いますが、
自分がピアノの何に魅力を感じていて、
楽しいと思えるポイントはどこなのか、
ご自身でわかっていますか?
そんなの考えたこともなかった!という方、
ぜひ一度じっくり考えてみてください。

新しい曲になると俄然やる気が出る!
という人は、きっと「譜読み」の作業を
さほど苦に感じず楽しいと思えている人。
このタイプの人は
長い曲より短い曲で数をこなし、
譜読みの力を強化していくことで、
どんどんスキルをあげていけますし、
「やる気」をキープし続けやすいです。

反対に、充分な練習を重ね、
ある程度ちゃんと弾けるようになった後、
自分の理想の音を追求することに
喜びや楽しみを感じる人もいます。
音楽の仕上げに「終わり」はありません。
納得のいく演奏を目指すのも良いですね。
高い完成度で仕上げた曲は
自分の「宝物」になります。

基礎となる練習曲を楽しめる人は
偏りなく様々なテクニックを習得でき
将来的に音楽の幅が広がることでしょう。
「上達」という意味では、
基礎を楽しめる人は最強です。
もちろん、
憧れの曲に取り組むことそのものが
喜びであり楽しみだ!という人もいます。
そういった方の曲にかける想い&情熱、
これもまたピアノを学ぶうえでは
強力なモチベーションになります。
他にも、
連弾など誰かと一緒に演奏することや、
誰かに聴いてもらうことを楽しいと感じる人、
楽譜に縛られず曲を弾いて楽しめる人、
レッスンに来て私と会うことが楽しみ!
なんて嬉しいことを言ってくださる人もいます。
練習メニューを組んだり、
練習方法を考えたり工夫することも楽しい、
と話す人もいますね。

それから。
取り組む曲の中身(音楽理論的なこと)を
私がお伝えした際に、
「ふ~ん、そうですか…」と
あまり興味なさそうな人がいる一方で
「へぇ!ほぉ、なるほど~。ふむふむ」と
興味津々な人もいらっしゃいます。
人によって随分と反応が違うから
面白いものです。

***

私は普段のレッスンで
やるべきことをやりながら、
教えるべきことを教えながら、
生徒さんがどこに興味がありそうで、
何が好きそうで、何が得意で、
どういったことで「やる気」が上がり、
ピアノで何を楽しんでいるか、を
見極めようと常に探っています。
個々のそれに対応することで、
冒頭の文言
「ピアノを楽しく始めましょう」
「楽しくピアノに取り組めます」
「楽しいレッスンをしています」を、
行なうことができると考えるからです。

本人が「好き・楽しい」と感じていることを、
上手く刺激していくことは、結果的に、
上達に繋がったり、効率があがったり、
それが得意なことになったり…と
良いこと尽くめなんです。(*´ω`*)
まずは
その人の興味、強み、好き、得意を
引き出す&引き上げる。
楽しいと感じながら「できるかも!」
という自信を少しでも多く感じてもらうこと。
それが、のちのち苦手なことの克服にも
繋がっていくと考えています。

・間違いを指摘するだけのレッスン
・ミスしたら怒ったり、ため息をついたり
 イラついた雰囲気を感じさせるレッスン
・どの生徒さんにも同じやり方で
 淡々と進めていくレッスン
・「先生の楽しい」を押し付けるレッスン
これじゃぁ、生徒さんの思い描く
「楽しいピアノのレッスン」にはなりません。

とはいえ、私もエスパーじゃないので、
イマイチわからない時もあります。
まだ日が浅い生徒さんなどが
遠慮したり緊張している場合や、
「私のいいなり」になってしまうような
完全受け身のレッスン姿勢の方、
受け答えが「さぁ」「特にないです」
または「…(無言)」が多い方、
これらの場合は、そのポイントを
感じ取ることが難しいんですね。(汗)

だからこそ、
今一度、自分でも考えてみてください。
そして、レッスンの最中にでも
「私、こういうのが好きなんです」
「これって楽しいですね!」と
積極的にお話しをしてください!(゚∀゚)ノ
レッスンがより濃い内容になるはずです。

アナタの「楽しい」は人と違って当たり前。
どんなことを「楽しい」と感じても良いんです。
「変かな?笑われるかな?」とか思わず、
堂々と「自分なりの楽しい」を貫いて
ピアノライフを満喫してください!

来年もまた一緒にピアノを楽しみましょう♪

音楽映画いろいろ2019/11/26

ここ最近、
音楽モノの映画をいくつも見ています。
映画館で見たり、DVDを借りてきたり。
いくつか紹介しますね。

小説を読んだことは
以前ブログの記事にも書いたけど、
『蜜蜂と遠雷』や『羊と鋼の森』も見ましたよ。
どちらの作品も、原作を先に読んでいたから
ストーリーよりも他のことに興味津々。
『蜜蜂と遠雷』はピアノの生演奏シーンを
映画館で見たら(本来の生演奏と違って)
音がどんな風に聴こえるのか、
とても興味があったので、
映画館の音響の迫力を体感しつつ
「音」を楽しみながら見ました。
コンサートで聴く生音とは全く違うけど、
音が自分に覆い被さってくるような感覚は
面白い体験だった。

『羊と鋼の森』(こちらはDVD)は
とにかく北海道(旭川ロケ)の映像が
楽しみで、楽しみで…。(*´ー`*)
どこまでも続く深い緑の森、
夜、真っ白な道を照らす橙色の街灯、
足早に過ぎていく春夏の景色、
あぁ、たまらん~。
そして。
何と言っても大興奮だったのが、
森のシーンで「アオジのさえずり」が
聞こえたこと!(※アオジは小鳥です)
関東平地では冬に姿を見ることができるけど、
あの綺麗な澄んだ声は聞けないからね。
懐かしくなってキュン!となったよ。
…あ、でもこれ、
映画とは関係ないか?(汗)

そして、やっと最近、
『ボヘミアン・ラプソディー』も見ました。
そう、あの話題作〈クイーン〉の映画。
もともとクイーンの音楽は大好きで、
レコードもCDも持っている私。
ホントは映画館で見たかったんだけど
もう泣いちゃうのは確実だったので、
思いっきり鼻をかみながら見られるよう、
DVDを選択をしたのです。(笑)
いやぁ~、良かった。
やっぱりクイーンの音楽はスゴイ。
唯一無二のバンドだと思う。
キャッチーでポップな曲もあれば、
切なく歌い上げるラブバラード、
独創性に優れ奇抜だけど魅力的な曲、
重ねられたコーラスの美しさ&面白さ…
彼らの音楽は深い。
飽きない。

中学生の頃、
クイーンのレコードを知り合いから頂き、
その中の≪JAZZ≫を手に取り、
いわゆるジャズ(音楽ジャンルの)だと
思って再生し、ムスターファが始まり、
「(((゚Д゚;))))!何じゃコリャ!」と
衝撃を受けたのを今でも思い出します。
あれから30年以上。
今でも聴き続けているクイーン。
フレディの歌声は
これからも私の中で生き続ける!

***

自分でピアノを弾くのも楽しいけれど、
音楽モノの本や映画を見たり、
ライブやコンサートに足を運ぶのも、
とても楽しいし、
たまには良い刺激になりますよ♪

目標達成なのだ!2019/11/20

◇ ピアノの調律をお願いしました ◇

11/15
グランドピアノの調律をして頂きました。
少し気になっていた音もスッキリ!
レッスンでその音を楽しんでくださいね♪

=====================

気付けば11月も後半。
早い…!早すぎる!
あっという間に毎日が過ぎていきます。
ついこのあいだ、
2019年が始まったと思っていたのに。
でも、改めて振り返ってみれば、
色々な出来事があったわけで、
今年の手帳を見返すと
嬉しいこと、楽しいこと、盛りだくさん。
あと1ヶ月ちょっと残っているけれど、
今年も充実した良い一年だった、
と思えそうです。

さて。
私の持つその手帳のはじめのほうに、
今年の目標を書くページがあります。
その中の≪仕事&勉強≫の項目…。
じゃじゃーーーん!
目標達成していましたーーー!
イェイ。ヽ(゚∀゚)ノ

どんな目標を立てていたかは、
今年の1/22のブログにも書きましたが、
具体的にはこんな↓感じ。

1 更なるテクニックの向上を目指す
 ・モシュコフスキー15から最低3曲、
  完成させ、録音を残したい
 ・弾いたことのないショパンエチュードに
  取り組み、完成させたい
2 上級曲を人前で弾けるレベルにする
 ・Op.25-12(大洋)を交流会で弾きたい
3 演奏時のメンタルを鍛える(あがり対策)
 ・積極的に人前で弾く機会を設けよう

振り返れば、全部、達成です!
モシュコフは5曲以上仕上げたし、
エチュードはOp.10-1が仕上がりそう。
交流会ではOp.25-12を弾いた。
都庁の思い出ピアノ、他ストリートピアノも
1人で修業として弾きに行ったし、
他人に聴いてもらいながら弾く機会も
積極的につくった。

我ながらよく頑張った!(これでも)
自分としてはどれも上出来。
花まる~。(*´ω`*)

目標を立てっぱなしにせず、
手帳をめくってそれが目に入るたび、
「達成するため(達成に近づけるため)に
今の私に何ができるだろうか?」
と、自分自身に問いかけ、
その時に出た答えをただ行動に移す。
この「行動に移す」が難しいんだなぁ~。
いや、ホント。(汗)
でも、「やる」 か 「やらない」 か、
それが後々大きな差になってくることが
実感としてわかるようになってからは、
行動力の大切さが身に染みてわかる。
≪思い立ったが吉日≫
≪不言実行/有言実行≫
≪まかぬ種は生えぬ≫
まさにこれだなぁ。

が、しかし。
行動力がポイントとなる
「やる」目標は達成できたけど、
「やらない」目標はどうやら苦手なようで…。
「お菓子(甘いもの)を食べない日をつくる」
なんてのは、
しょっぱなから無理でしたね。(汗)

さぁ、
今年のはじめに立てたピアノの目標、
皆さんはどうなりましたか?
達成できそうですか?
あれ?
もしや…覚えていない??
自分で書いた目標、
写真を撮ったり、
メモしてもらったはずですよ~。
この機会に見返してみてくださいね。
大丈夫。
あと1ヶ月半ありますから♪

ドーパミンを味方につける2019/10/25

少しずつ朝晩の空気がひんやり…
芸術の秋ですね。
皆さん、音楽聴いてますか?
ピアノ弾いてますか?
練習してますか~?

***

私はというと、ピアノが楽しくて、
時間を見つけては弾いています。
あまりにも練習が楽しすぎて、
ブログの更新をサボっておりました。
いつも楽しみにしてくださっている方、
ごめんなさい~。(;´Д`)

…というのも、
「これは自分には無理だろうなぁ」と思い、
今まで手を出していなかったエチュード。
試しに軽く譜読みをして弾いてみたら、
思いのほか良い手応えが感じられ、
「ん?頑張れば弾けそうか?」と、
一気に『やる気スイッチ』がON!
きっと数年前の自分なら、
今ほどは弾けなかっただろう、
たどり着けなかっただろう、と
感じるところまで弾けてきています。
ここまでくると、とにかく楽し~い。
ひゃっほーーーーーい!ヽ(゚∀゚)ノ
「弾きこなす」というレベルに達するには
まだまだだけどね。

より良く弾くために、試行錯誤しながら
ひたすら練習を繰り返す。
コツコツと積み重ねる。
弾きにくくて音を外してしまう箇所を、
指の向き、手首の角度、
腕の使い方、軸の取り方など
「あーでもない、こーでもない」と考え、
試して弾いては、黙々と練習を重ね、
「こ…これか!こういうことか!」と
突破できるようになった時の喜びは、
何ごとにも代え難い最高の気分。
脳内で快楽物質であるドーパミンが
ドバドバ分泌されていること、
間違いなし。(笑)

地道な頑張りの結果、
「弾ける」を実感すると、
(どんな小さな「弾ける」であったとしても)
楽しいし嬉しいし、達成感を感じられるし、
新たなやる気も生まれ、
それが、また次の練習へと繋がる。
まさに「快楽」がもたらす好循環。

私がピアノの練習を本当の意味で
心から楽しめるようになったのは、
実は、大人になってから。
幼少時代はたった20分の練習時間が
長~く思えて地獄のように感じていたし。
音高&音大生だった頃ですら
練習が好きだったわけではない。
むしろ不真面目で練習嫌いで、
どーしようもない生徒だった。

でも、幼少の頃から
ピアノの楽器そのものは大好きで、
とにかく遊びでよく弾いていた。
デタラメに作曲したり、耳コピーしたり、ね。
「練習」という形ではないにせよ、
「ピアノを弾く」という行為自体そのものが
生活の中でうまく習慣化されたこと、は
今の私を作る基礎となっているように思う。

たとえ遊び弾きであっても、
「弾いてみたい」「弾きこなしたい」
という気持ちが芽生えると、
それが、自然と
地道な努力を重ねることに繋がるので、
その結果、「弾ける!弾けてる!」を実感。
すると「達成感」や「満足感」と同時に
「褒められる」「スゴイと言われる」といった
報酬をたくさん得ることができるので、
お調子者の私はそれを原動力として、
またピアノに向かう…。
これの繰り返し。

要するに、
小さい頃からピアノが習慣化され、
努力に対してドーパミンがうまく働き、
『快楽の好循環』に乗れていた、
ということなのかもしれない。

現在に至っては、
嫌いだった「練習」でさえも
練習というより「遊び」の感覚に近く、
年単位でレベルと経験値をあげて、
より手強い相手に立ち向かう、
「壮大なゲーム」をしている感じ。
単純に、ピアノが弾きたくて、
ピアノを弾くことが楽しみなので、
練習自体が私にとっては
遊びの時間であり「ご褒美の時間」。

こうなると、
ピアノを弾く時間を捻出するために、
アレもコレも早く片付けよう!と、
家事がはかどる、はかどる。(笑)
ご褒美タイムなので、
当然、「努力」という言葉もピンとこないし、
そういった認識もない。
まさかこの年齢でこんな感覚になるとは、
子供時代、学生時代には
想像できなかったので、
自分でもちょっとビックリです。

ムフフ。(*´m`*)
今、「数年前よりも上達している」と
実感できているということは、
数年後は、もしかしてもしかすると
もっと上達しちゃってたり…?
ってことでしょ。(ニヤリ)
そう思うと妄想が止まらない~。
ワクワクが止まらない~。

ということで、
今日も練習、楽しむぞ。
おっと、その前に…
部屋を掃除して片付けちゃおうっと。

***

この「快楽」がもたらす好循環、
皆さんにもぜひ体感して頂きたい。
 ・ピアノを弾くことを「習慣化」
 ・小さな「弾けた」を素直に喜ぶ

つまり、
「習慣」と「ドーパミンの分泌」を紐づける!
これがポイントですよ。(´ー`)