いつかきっと弾けるはず!? ― 2024/04/28
「もっと速く走れるようになりたい!」
と願う、普通の大人がいたとしよう。
そんな人が、
とにかく毎日、真面目に練習すれば、
速く走れるようになるはず!!
と、日々ひたすらダッシュを繰り返す。
毎日100mを何本!など、
闇雲に自己流の練習を繰り返す。
速くなるでしょうか?
やらないよりはマシかもしれないけれど、
何だか非効率的な感じだし、
「やる気」だけが空回りしていそうだし、
何かが違う…と思いませんか?
では、プロ(やその道の経験者)から
フォームなど見てもらい、
改善すべき点のアドバイスと、
効果的な練習方法も教わって、
毎日それにそって練習をしたらどうでしょう?
速くなるでしょうか?
多分、今よりは速くなりそうな気はします。
フォームも綺麗になり、変な癖もなくなり、
スタートのダッシュも違ってきそうです。
「前より速くなった!」
という実感も持てるでしょう。
では、もっともっと時間を費やし、
毎日せっせと練習メニューをこなし、
筋トレなどの体力づくりも欠かさずやって、
『走り方』に関する知識も増やし、
たまにプロの指導を受けたとして…
プロのアスリートになれるでしょうか?
大会で記録を出すレベルにまで
速くなるでしょうか?
う…。うーーーん。
それは…。
ってなりませんか?
これ、ピアノも同じ。
もしも「練習をしたらしただけ上達する」
「あらゆる曲も弾けるようになる」
のであれば、
真剣にピアノに取り組んでいる人たち、
み~んな、コンクールで賞を取ったり、
難曲を弾きまくって
有名&人気youtuberになったり、
プロの演奏家になってます。
「その道」を目指すくらい
長い年月を費やして
音楽大学などで専門的に学んでも、
残念ながら「能力」には差があり、
到達できるところはそれぞれ違い、
弾きこなせる曲の難易度や完成度も、
その人の”頑張り”とは関係なく、
それぞれの限界に達します。
これが現実です。
え、なんだかすごく残酷だって?
そんなこと言われたら、
趣味で弾いている大人達は
お先真っ暗だって?
大丈夫ですよ~。(´ー`)ノ
考え方次第です。
先ほど書いた、
自分の限界(=現実)を
しっかりと受け止めたうえで、
(↑ここ、とても大切!!)
「そっか、無理なんだ。弾くのやめよう」
と、思って諦めるのか、
「できる範囲でいいから弾いてみよう」
「弾き散らかしたっていいじゃないか」
「所詮、自己満足の世界!」
と、思えるのか。
※
「実力の伴わない曲を弾き散らかすこと」
に関して、賛否あるかと思いますが、
ここではそれについてはスルーします
※
「ここが限界」とその時は思えていても、
何かをキッカケに打破できたり、
限界をジワジワと押し上げることも可能
私は、生徒さんから
「あの曲、やりたい、弾きたい!」
と本気で言われれば、
(私の先生としての想いはさておき)
滅多なことが無い限り、
前向きな答えを出すと思います。
「ダメ」とは言わないでしょう。
できる限りの応援とお手伝いをします。
もしも、無謀すぎる選曲ならば、
「曲として形にならないですよ」
と正直に伝えますし、
そこまで無謀でないならば、
「ボロボロな完成かもしれませんよ」
と伝えます。
背伸びしたら届きそうな感じなら、
「何とか形にはなると思いますよ」
と伝えますし、
挑戦できそうなレベルなら、
「頑張ってみましょうか」
と伝えます。
無理のない選曲なら、
「おぉ、やりましょう~」
と伝えるでしょうね。
うーん、残念だけど、
今すぐにはこりゃ無理だねぇ。(汗)
手も足も出ないよってな場合には、
それを弾くための案も一緒に提示します。
・簡単にアレンジする
・「サビのみ」など短く編曲する
・テンポを遅くして仕上げる
・前段階として有効な曲を提示する
とかね。
と、ここまで書いてきて、
以前も同じようなことを書いていたような?
と古い記事を探したら…
ありました!
『仕上がりを受け入れる』と言う記事で、
似たようなことをお伝えしていましたね。
(2020年8/30の記事です)
気になる方は、再読をオススメします。
そんなわけで。
今回は、真面目に練習をすれば
どこまでも上達する、
「いつかはきっと○○を弾きこなせる!」
と思ってしまいがちだけど、
単純に「練習した分、成長する」ではない、
という現実をお伝えしました。
それでも私達が日々練習に励むのは、
ピアノが好きだから。
演奏するのが楽しいから。
憧れの”あの曲”を弾いてみたいから。
…ですよね??(*´ω`*)
この気持ちは本物だし、素敵だし、
ぜひとも大切にしてほしい!
「憧れ」と「現実」、
2つをバランス良く受けとめて、
大人のピアノ、大いに楽しみましょう!!
それぞれに適したやり方、や、
取り組むのに適した時期があります。
遠慮なくいつでも相談してくださいね。
精一杯、お手伝い&応援します。
と願う、普通の大人がいたとしよう。
そんな人が、
とにかく毎日、真面目に練習すれば、
速く走れるようになるはず!!
と、日々ひたすらダッシュを繰り返す。
毎日100mを何本!など、
闇雲に自己流の練習を繰り返す。
速くなるでしょうか?
やらないよりはマシかもしれないけれど、
何だか非効率的な感じだし、
「やる気」だけが空回りしていそうだし、
何かが違う…と思いませんか?
では、プロ(やその道の経験者)から
フォームなど見てもらい、
改善すべき点のアドバイスと、
効果的な練習方法も教わって、
毎日それにそって練習をしたらどうでしょう?
速くなるでしょうか?
多分、今よりは速くなりそうな気はします。
フォームも綺麗になり、変な癖もなくなり、
スタートのダッシュも違ってきそうです。
「前より速くなった!」
という実感も持てるでしょう。
では、もっともっと時間を費やし、
毎日せっせと練習メニューをこなし、
筋トレなどの体力づくりも欠かさずやって、
『走り方』に関する知識も増やし、
たまにプロの指導を受けたとして…
プロのアスリートになれるでしょうか?
大会で記録を出すレベルにまで
速くなるでしょうか?
う…。うーーーん。
それは…。
ってなりませんか?
これ、ピアノも同じ。
もしも「練習をしたらしただけ上達する」
「あらゆる曲も弾けるようになる」
のであれば、
真剣にピアノに取り組んでいる人たち、
み~んな、コンクールで賞を取ったり、
難曲を弾きまくって
有名&人気youtuberになったり、
プロの演奏家になってます。
「その道」を目指すくらい
長い年月を費やして
音楽大学などで専門的に学んでも、
残念ながら「能力」には差があり、
到達できるところはそれぞれ違い、
弾きこなせる曲の難易度や完成度も、
その人の”頑張り”とは関係なく、
それぞれの限界に達します。
これが現実です。
え、なんだかすごく残酷だって?
そんなこと言われたら、
趣味で弾いている大人達は
お先真っ暗だって?
大丈夫ですよ~。(´ー`)ノ
考え方次第です。
先ほど書いた、
自分の限界(=現実)を
しっかりと受け止めたうえで、
(↑ここ、とても大切!!)
「そっか、無理なんだ。弾くのやめよう」
と、思って諦めるのか、
「できる範囲でいいから弾いてみよう」
「弾き散らかしたっていいじゃないか」
「所詮、自己満足の世界!」
と、思えるのか。
※
「実力の伴わない曲を弾き散らかすこと」
に関して、賛否あるかと思いますが、
ここではそれについてはスルーします
※
「ここが限界」とその時は思えていても、
何かをキッカケに打破できたり、
限界をジワジワと押し上げることも可能
私は、生徒さんから
「あの曲、やりたい、弾きたい!」
と本気で言われれば、
(私の先生としての想いはさておき)
滅多なことが無い限り、
前向きな答えを出すと思います。
「ダメ」とは言わないでしょう。
できる限りの応援とお手伝いをします。
もしも、無謀すぎる選曲ならば、
「曲として形にならないですよ」
と正直に伝えますし、
そこまで無謀でないならば、
「ボロボロな完成かもしれませんよ」
と伝えます。
背伸びしたら届きそうな感じなら、
「何とか形にはなると思いますよ」
と伝えますし、
挑戦できそうなレベルなら、
「頑張ってみましょうか」
と伝えます。
無理のない選曲なら、
「おぉ、やりましょう~」
と伝えるでしょうね。
うーん、残念だけど、
今すぐにはこりゃ無理だねぇ。(汗)
手も足も出ないよってな場合には、
それを弾くための案も一緒に提示します。
・簡単にアレンジする
・「サビのみ」など短く編曲する
・テンポを遅くして仕上げる
・前段階として有効な曲を提示する
とかね。
と、ここまで書いてきて、
以前も同じようなことを書いていたような?
と古い記事を探したら…
ありました!
『仕上がりを受け入れる』と言う記事で、
似たようなことをお伝えしていましたね。
(2020年8/30の記事です)
気になる方は、再読をオススメします。
そんなわけで。
今回は、真面目に練習をすれば
どこまでも上達する、
「いつかはきっと○○を弾きこなせる!」
と思ってしまいがちだけど、
単純に「練習した分、成長する」ではない、
という現実をお伝えしました。
それでも私達が日々練習に励むのは、
ピアノが好きだから。
演奏するのが楽しいから。
憧れの”あの曲”を弾いてみたいから。
…ですよね??(*´ω`*)
この気持ちは本物だし、素敵だし、
ぜひとも大切にしてほしい!
「憧れ」と「現実」、
2つをバランス良く受けとめて、
大人のピアノ、大いに楽しみましょう!!
それぞれに適したやり方、や、
取り組むのに適した時期があります。
遠慮なくいつでも相談してくださいね。
精一杯、お手伝い&応援します。
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