いろいろとお知らせ2024/05/07

◇ 交流会について

交流会の申し込みは、
5月15日が締め切りです。
必要事項(コメントなど)をご記入の上、
昼の参加費と一緒に提出してください。
(※夜の食事代は当日精算です)
参加の有/無にかかわらず、
どなた様も提出をお願いしています。
宜しくお願いいたします!

◇ 調律いたしました

4月30日に、
グランドピアノ、アップライトピアノ
どちらも調律をしていただきました。
スッキリとした響きを堪能してくださいね。

◇ 6・7月のレッスン回数など

個別に説明をいたしましたが、
重要事項のため、
再度お伝えしておきます。

交流会に参加される方は、今年から
6・7月のレッスン回数が変わります!
普段、月2回レッスンに通われている
通常枠の生徒さんは、
6月・7月に関してましては、
2ヶ月間でレッスンが合計3回です。
お間違いのないようお願いいたします。
(※両月とも月謝は発生いたします)
(※イレギュラーの方は特に変わりません)

レッスンスケジュールの組み方は、
「6月中に2回+7月に1回」でも、
「6月は1回+7月に2回」でも、
どちらでも構いません。
6月(交流会前)はレッスン予約が
混みあうことが予想されます。
6月に2回分のレッスンを希望されても、
全員が希望通りの日時に
予約できるとは限りませんので、
その点は何卒ご理解くださいませ。

ダンパーペダルとマヨネーズ2024/05/17

皆さーん、
交流会に向け練習は順調ですか?
そろそろ曲の全体像がつかめてきて、
仕上げに入る人も多いですよね。

今日のブログは、
そんな仕上げ作業に欠かせない、
『ペダル』について、です。
素敵に仕上がりつつあるアナタの演奏を
生かすも殺すも、このペダル次第!!
そう言っても過言ではないんです。

そもそもペダルは何のために踏むのか?
ペダルのもたらす効果は?

レッスンでは、実際にペダルを踏むと
その時、内部で何が起きているのか、
ピアノの仕組みを見ていただき、
細かく説明をしていますが、
今までブログ記事として書いたことが
なかったような気がしたので、
改めて文章にまとめてみました。
これを機におさらいしておきましょう。

※レッスン時の補足説明として、
覚書きのようなイメージで読んでください
※この記事での「ペダル」とは、
ダンパーペダルをさしています

~基本の動作~

・(多くの場合は)打鍵の直後に踏む。
・足の裏=指の付け根あたりで踏み、
 かかとは床に付けたまま。
・足裏がペダルに触れている状態から
 (通常は)底の方まで踏む。
・ペダルを上げる(戻す)際も
 足裏はペダルに触れたままでいる。
 (ペダルから足を離してしまわない)

初めてペダルを使って演奏した時、
「おぉ~かっこいい」「すごい!」
「音が響いてくれて綺麗~♪」と
嬉しくなりませんでしたか?
それと同時に、
自分が上手くなったような気がしたり…。
そして、
「ペダル踏み響いている演奏」に
うっとり酔ってしまい、
音が汚く濁ろうが、
曲の雰囲気と合ってなかろうが、
お構いなしで調子に乗って踏みまくる。
これ、誰もが一度は通る道。
「ペダルあるある」です。(苦笑)

まるで、かければ(踏めば)
『美しくなる魔法のアイテム』
『上手くなる魅惑のアイテム』
みたいに扱ってしまいがちですが、
ダンパーペダルは、
そんな夢のアイテムではありません。
かければ何でも美味しくなるマヨネーズ、
ではないんですよ!(=゚ω゚)ノ

***

さて。
ペダルは何のために踏むのか?
ペダルを踏むとどうなるのか?
得られる効果は?

主に、
 ・音を共鳴させる(増幅・増強)
 ・音を響かせる(広がり)
 ・音を伸ばす(保持)
 ・音を繋ぐ(指の補助)
こんな感じですかね。

そして、
欲しい効果・鳴らしたい音色に合わせて
弾き手が調整しながら踏むもの、です。
なので、「踏む/踏まない」といった
スイッチON/OFFのような
単純なものではなく、
 ・ペダルを踏みこむ深さ
 ・踏む(または戻す)タイミング
 ・踏む(または戻す)速度
を、繊細に操る必要があります。
その組み合わせは、そう!無限大!
だからこそ、
ペダル次第で雰囲気は大きく変わるし、
「その人ならでは音」が実現するんですね。
汚くも、綺麗にも、なるってことです。

ペダルを踏みこむタイミングや
深さの加減、足を戻すスピードなど、
ペダルの操作においては、
「これが正解!これでOK!」と
言い切ることができません。
弾き手の技術力によって変わりますし、
欲しい効果、音色にもよりますし、
フレーズに対するイメージ、解釈の違い、
ピアノ(楽器本体)の違い、
会場の響き具合、など
その時々のシチュエーションによるからです。

基本的に、
楽譜にペダルの表記がある場合は、
それに沿って「踏む/あげる(戻す)」の
動作をすれば良いと思いますが、
深さや速度に関する細やかな指示
(組み合わせ)は記されていないので、
実際には、自分の耳で音を判断して、
ペダルを加減・調整する必要があるんですね。

また、厄介なことに、
楽譜のペダル表記の位置が曖昧だったり、
明らかにズレていたり…、
なんてことも多々あるので要注意です。
響きに違和感がないか、
求められる効果が得られているか、
音楽の雰囲気にふさわしいか、などを
自分の耳で聴き分ける必要があります。

よく、『ペダルは耳で踏め』
などと言いますが、
本当にその通り!!と思います。
自分が打鍵して鳴らした音が、
ペダルによってどう変化したか?
よ~~~く聴くこと!(=゚ω゚)ノ
ペダルを上手く扱えるようになるには、
この一言に尽きます。

***

マヨネーズ。
確かに、ただかけるだけで
何でも美味しくなっちゃう調味料。
でも、だからといってドバドバかけたら
素材の味の良さが台無しに…。
健康も気になります。
つまり、かけすぎ注意!
でも、ちょっと手間をかけて
味噌やポン酢と混ぜれば、
味のバリエーションが増え、
美味しさの世界が広がったりもするから、
やっぱり使いたい調味料ですよね。

「何でもかんでもかけちゃえばOK!」
「マークのところで踏んでいればOK!」

ペダルはそんな単純なものではありません。
曲を仕上げていく段階になると、
そこから更に奥が深~~~い
ペダルの世界が待っています。
ペダルは、あなたの演奏を
ぐーんと魅力的に演出してくれる
可能性を秘めています。
上手に扱えるようになりたいですね。(*´ω`*)

余力があったら、
もう少しペダルについて掘り下げて
また記事を書こうかな?と思っています。
次回以降のブログをお楽しみに。

希望があれば、
いつでも何度でも
レッスンで実際にペダルを使って、
音を鳴らし、聴きながら説明をいたします。
何でも気軽に言ってくださいね。