羊と鋼の森2018/06/06

先日、文庫本を頂きました。
興味がありつつも、
まだ読んでいない小説だったので、
「わーい、わーい♪」と
大喜びで頂戴し、一気に読みました。
(読みやすくて一気に読めちゃった)

* * *

『羊と鋼の森』 (宮下奈都 著)

ピアノの調律に魅せられ、
その道を踏み出した一人の青年。
悩みながら、迷いながら、
調律の技術を高めつつ、
一人の人間としても
成長を遂げていくストーリー。

* * *

映画化も決定し近々公開になるらしいので、
テレビなどで話題にされることも多く、
本の存在をご存知の方も多いと思います。
話しの内容が気になる方は、
本や映画をご覧になると良いかも。
小難しくないし、重々しい感じもないし、
ピアノが好きな人には
気軽に楽しめる作品だと思いますよ♪

内容はもちろん良かったのですが、
この小説の舞台が北海道であること、
そして、宮下奈都さんの文体が、
私的にはツボ。
とっても気に入りました~。(*´ω`*)

私の心のふるさとである「北海道」が
舞台となっているので、
(生まれも育ちも東京ですが、
2010年より3年弱北海道在住でした)
物語のキーワードとなる「森」をはじめ、
北海道の大自然や空気感、
「道民あるある」的なことが
随所に散りばめられているのです。
読みながら、懐かしくて嬉しくて…。(涙)

本を閉じて目を瞑ると、
森の中で木々がザワザワと鳴る音や、
木の実が落ちてくる音。
晴天の朝のキーーーンと冷えた空気。
春が来る時の何とも言えない喜び。
これらの記憶がブワっと蘇りました。

大好きな北海道の森を
身近に感じることができたのは
著者の綴る文章が、
北海道の自然の美しさと同様に
あまりにも美しかったから。

静かで穏やか。そして、美しい。
スッと入ってきます。

これって美しい音を出す人の
ピアノの演奏を聴いた時と似ている。
身体にスッと入ってきて、情景が浮かび
感情が揺さぶられるあの感じ。

そしてまた、
 自分に才能はあるのか?
 才能がなかったら?
 努力すれば道は開けるのか?
 努力し続けられることが才能なのか?

…といった、
誰しもが考えたことがあると思われる
「才能」「努力」にまつわる
迷いや不安といった心の葛藤にも、
著者の文章はスッと入ってきて、
読み手に勇気や励ましをくれます。

美しく静かで穏やかな言葉の中に、
芯の強さのようなものを感じました。

普段あまり読書はしないんですが、
内容そのものを楽しむことに加え、
文章を味わうことができたので、
大満足な作品でした!!

==================

…ということで(?)
教室のピアノも調律の予約を入れました。

現在かなり気持ち悪い箇所がありますが、
もうちょっとだけ辛抱してくださいね~。
交流会前には整った状態にして頂いて、
当日は気持ちの良い音で
演奏を楽しんで頂ければと思っています。

せっせと準備2018/06/18

交流会が近づいてきたので、
毎日せっせと準備におわれています。

5月中頃に自転車で転倒事故を起こし、
(それはもう不格好な転びっぷりで…涙)
肩の靭帯を痛め、その後、
関係あるのか無いのか手首も痛みだし、
ちょっと動かすと「痛いよ~」という状態になり、
無理をしたら悪化しそうな気配だったので
怖くてピアノの練習を泣く泣くストップ。
少しの間、弾けない状態が続いていましたが、
1週間前くらいから完全復活ー!!
嘘のように痛みがなくなり、
以前と同じ程度にガシガシと
長時間弾いても大丈夫なまでに回復。
あぁ~~~~(*´ω`*)
弾けるってホント嬉しいことです。

っと、そんなこんなで、
ようやく私も交流会に向けラストスパート!
(手遅れ感は否めませんが…汗)
皆さんに演奏をお届けできるよう
私も練習に励んでいます。

お料理や飲み物の手配、
備品やお菓子の買い出し、
冊子の印刷・製本、
これらもほぼ完了!

そして、本日、ピアノの調律も完了。
グランドは微妙にピッチがずれてきていたから、
弾くたび(レッスンで弾いてもらうたび)に、
ぞわわわぁ~~~~~っと
気持ち悪い感覚に襲われていましたが、
2台ともすっきりと響く
気持ちの良い音になりました。

さぁ、あとは交流会当日を迎えるだけ。
素敵な1日になりますように。
皆さんが(私も)緊張に打ち勝って
楽しんでのびのび演奏できますように…☆




ところで。
誰か私の分の交流会ブルースの楽譜を
持ち帰っていませんか~?
心当たりのある方、返却願います!

お疲れさまでした2018/06/25

交流会、参加された皆さま、
お疲れさまでした。
ブログの記事の更新は
もうしばらくお待ちくださいませ。

本日よりWEB上で写真を公開しています。
参加された皆さまには
メールでURLをお知らせしましたが、
公開は1~2ヶ月程度予定で
閲覧するには合言葉の入力が必要です。
データのダウンロード、プリントアウトなどは
各自で行なってください。
「よくわからない」「メールなんて来てない」
という方が、もしもいらっしゃいましたら
お知らせくださいね。

不参加の生徒さんで
「写真が見たいよ~」という方は、
URLと合言葉をお知らせしますので、
メールをください。

交流会、終了~!2018/06/27

6月24日
『第12回 ピアノ交流会』が行なわれました。
当日は、雨もあがり天気が回復、
良い交流会日和となりましたね♪

心に沁みる素敵な演奏の数々、
尽きない会話と溢れる笑顔、
本当に有意義で貴重な時間だなぁ~と
毎年感じます。

今年も和やかに楽しく
交流会を終えることができましたのも、
皆様の支えとご協力があったから。
心より感謝申し上げます。
また、H岡さんには
素敵な写真をたくさん撮って頂きました。
皆を代表しお礼を申し上げます。

***

冊子の「ごあいさつ」にも書きましたが、
大人がピアノを学び続けることは
「孤独との戦い」だったりします。
ピアノは”練習溜め”ができないので、
日々コツコツと練習を繰り返し
1人でピアノに向かう必要があります。

大人の趣味ですから
真面目に練習をしても、しなくても、
誰かに何かを言われたり
注意されるわけでもありません。
練習をしなければそれだけ進みは遅くなり、
一向に弾けるようにならない。
ただ、それだけ。

結構、厳しい世界ですよね。

そんな「厳しく孤独な世界」に
足を踏み入れてしまった皆さんにとって、
交流会で他の方々と再会することは
新たな「やる気」を芽生えさせてくれる
良い機会、大切な時間となると思っています。

練習する気になれない時があったり、
壁にぶち当たった時のつらさに
「わかる、わかる」と一緒に共感したり、
出来るようになったことや、
去年より上達&進歩し成長した様子を
互いに認め喜び合う姿を見て、
改めて、「演奏を発表、披露する場」
という意味だけの『発表会』とせずに、
『交流会』というスタイルでおこなってきて
正解だったのかもな~と思いました。

今年も参加された皆さんが
それぞれに刺激を受け、
ピアノや音楽の素晴らしさを再確認し、
練習に対する意欲を盛り立てながら、
また1年、ピアノと向き合って
練習を重ねてくれることを願っています。

本当に本当にお疲れ様でした!!

***

私は…
へっぽこな演奏をお聴かせすることになり、
自分自身にホント心底ガッカリして、
この2日間は悔しくて、情けなくて、
泣いても収まらず、気分は沈んだまま
どーーーーーーんよりしておりました。
演奏、挨拶、進行、不備、気配り不足、
そして自分の性格の悪いところ、
などなど反省点がありすぎて…。
(´・ω・`)
頼りない先生でごめんなさい。

でもでも。
これが私という人間であり、
何がどうであれこれが今の実力。現実。
K山さんを見習って言い訳は致しません!(笑)
指導力を高めるだけでなく、
皆が憧れるような演奏力のある先生に
少しでもなれるよう私もまた日々精進。
練習に励みます。

今日より明日。
少しずつでも前進していこう!
うじうじして時間を潰すくらいなら
良くなるように考える!行動する!
這い上がれ、自分。(笑)

7月、皆さんのハツラツとした笑顔に
お会いできることを楽しみにしています。

***

アンケートの回答を宜しくお願い致します。
7月レッスン時に提出してください。
WEB公開中の写真がうまくご覧になれない方、
URLのお知らせを受け取っていない方、
不参加だった方でご覧になりたい方、
いらっしゃいましたら私にメールをくださいね。