レッスンの記録: 大人のためのピアノ教室 Studio*ABE* ブログ「passo a passo」

『チェルニー　練習曲集』
（※「ツェルニー」とする表記もあり）
子供時代～大学卒業まで弾き続け、
今でもたまに自主的に練習している曲集。
（初級～上級向けまで何冊もあるんです）
遠い遠いその昔、
チェルニーのある曲（ある番号）で、
私、実は…
ズルをしたことがあります。（汗）

その曲は私にとってとても弾きにくく、
好きになれないことから、練習不足。
その結果、当たり前だけど、
いつになっても弾きこなせず、
なかなか○マルを貰うこともできず、
また次回に持越し
…という状態だったのです。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

ある日のレッスン。
まだマルになってないのに、
私はわざと何食わぬ顔で
次の曲（次の番号）を弾き始めてみました。
そしたら先生ってば、全く気付かず！！
いつも通りにレッスン開始。
嫌いなあの番号を飛ばせたことに
その場では「やった♪」と思ったものの、
その後、レッスンを終えてから、
ものすご～～～～～く、
どんよりとした気分になったことを、
よく覚えています。
悲しいような、残念なような、
空しいような、そんな気分。

先生は、
　・私がこの曲をどこまで弾けていたか？
　・前回のレッスンで何を課題にしたか？
　・今回それがこなせていたかどうか？
これらのことが気にならないってこと？
私のレッスンは記憶にない？
私ってそんな程度なのか…。
ショボーン。(´・ω・｀)

自分勝手ではありますが、
こんな風に感じたことを
ハッキリと覚えています。
これは、当時の自分には
とてもショックな出来事でした。

レッスンは自ら学ぶ姿勢が大事。
その先に実りがある。
私はそれをズルして誤魔化した。
後味が悪くて当然だし、
これは反省すべき点です。
でも、どんよりとした気分と同時に、
先生の指導にガッカリしたのも事実。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

そんな経験もあり、
私は皆さんのレッスン記録を
取るようにしています。
その日のレッスン時間を振り返り、
やったこと、やってみたこと、
出来ていたこと、出来なかったこと、
指導した内容、出した課題、などなど、
せっせと記録しています。
これが結構大変な作業でして…。
時間が掛かかるんですよ～。
何人も立て続けにレッスンがあった日は、
思い出すだけでも一苦労。（汗）
年々、記憶力の低下を感じます。(+_+)

でも！
一生懸命練習し時間を作って
レッスンに通って下さる皆さんに対して、
私も真剣に応えたいと思うのです。
皆さん1人1人のレッスン時間を
心から大切にしよう！そう思っています。
その時、その場だけ、
一方的に指摘しっぱなしの指導ではなく、
小さな進歩に気付き、
一緒に喜び、成長を見守る…
そんなレッスンを目指しています♪

来年は記録の効率UP！を図ろうと、
スタイル＆手順の見直しを検討中。
現在データ管理している皆さんの「歩み」を
やはり1人１人個別のファイルとして
紙に残しておきたいなぁ～と思い、
アレコレ考えています。

毎年、1年の終わりに
皆さんのレッスン記録を読み返し、
1人でニンマリするのが恒例行事。（＾－＾）
いやぁ、今年も皆さん頑張りました～！
私も頑張りました～！（笑）
来年も一緒にピアノ楽しみましょう。

ちなみに…
この「レッスン記録」は非公開ですョ。
ムフフ。内緒。(*´ｍ｀*)