指使いについて ― 2018/09/08
・楽譜が読める(理解できる)こと
・それを自力で弾いていけること
ピアノを継続的に楽しむためには、
この2点は欠かせません。
いわゆる『譜読み』というやつですね。
譜読みをしていく際に必要な要素に
≪音・リズム・指使い≫があります。
基本はこの3つ。
音(音名)
=どの鍵盤を鳴らせば良いのかを知るために、
まずは音符(ドレミ)を読めるようにする。
リズム
=拍子や音符の長さがわからないと
変なリズムになってしまい曲として成立しない。
正しい音価(音の長さ)で弾けるようにする。
指使い
=譜面に書かれた音を正しい長さや弾き方で
リズムに乗せてスムーズに弾いていくために
指使いは必要であり重要なもの。
今回はこの中の「指使い」について、
書いてみようと思います。
====================
音名や音価は知識として
「正しく理解できれば、それでOK!」なのに対し、
指使いは知識というよりも実践的なこと。
「絶対にこれが正しい」というものでは無いから、
皆さんも「何で?」と感じることがあったり、
「この指で良いの?」と不安に思ったり、
いろいろと疑問も多いようです。
・「基本的な指使い」というものは存在します。
・「初歩のうちはこの指で」なんてのもあります。
・「どちらの指でもOK」という場合もあります。
・手の大きさや指の長さで変えることもあります。
・同じ音を弾くからといって
いつも同じ指を使うとは限りません。
・次に弾く音やフレーズの流れなどで変化します。
・指定の指番号では弾きにくい、なんてことも。
・同じ曲でも出版社によって(楽譜によって)
異なる指使いが書いてあったりもします。
・指番号の指定がない場合は自分で考えます。
ざっと書いてみましたが、
こんな感じで「指使い」は非常に曖昧。
オタマジャクシ(音名や音価)に関しては
本などで独学でも学べると思いますが、
指使いはケースバイケースのことも多いため、
独学だと「??」となることもあるでしょう。
また、「指使い」は単純に指番号としての
機能的な役割としてだけでなく、
「指の使い方」として捉えることもできます。
・指くぐりや指を交差する時の注意点
・鍵盤上のどこ(どの位置)に指を置くか
・指先が鍵盤に当たる角度 など
その場合、「ピアノの弾き方」に直結しますので、
実際にその人を見て指導する必要があります。
ブログの記事では、
「指番号としての指使い」に
限定して書いていこうと思いますので
「指の使い方」に関して質問がある場合は
レッスンで質問してください。
個別にお答えします。(´ー`)
…ということで、
次回から、「指番号としての指使い」について
掘り下げて書いていこうと思います。
もう少しお待ちあれ~。
・それを自力で弾いていけること
ピアノを継続的に楽しむためには、
この2点は欠かせません。
いわゆる『譜読み』というやつですね。
譜読みをしていく際に必要な要素に
≪音・リズム・指使い≫があります。
基本はこの3つ。
音(音名)
=どの鍵盤を鳴らせば良いのかを知るために、
まずは音符(ドレミ)を読めるようにする。
リズム
=拍子や音符の長さがわからないと
変なリズムになってしまい曲として成立しない。
正しい音価(音の長さ)で弾けるようにする。
指使い
=譜面に書かれた音を正しい長さや弾き方で
リズムに乗せてスムーズに弾いていくために
指使いは必要であり重要なもの。
今回はこの中の「指使い」について、
書いてみようと思います。
====================
音名や音価は知識として
「正しく理解できれば、それでOK!」なのに対し、
指使いは知識というよりも実践的なこと。
「絶対にこれが正しい」というものでは無いから、
皆さんも「何で?」と感じることがあったり、
「この指で良いの?」と不安に思ったり、
いろいろと疑問も多いようです。
・「基本的な指使い」というものは存在します。
・「初歩のうちはこの指で」なんてのもあります。
・「どちらの指でもOK」という場合もあります。
・手の大きさや指の長さで変えることもあります。
・同じ音を弾くからといって
いつも同じ指を使うとは限りません。
・次に弾く音やフレーズの流れなどで変化します。
・指定の指番号では弾きにくい、なんてことも。
・同じ曲でも出版社によって(楽譜によって)
異なる指使いが書いてあったりもします。
・指番号の指定がない場合は自分で考えます。
ざっと書いてみましたが、
こんな感じで「指使い」は非常に曖昧。
オタマジャクシ(音名や音価)に関しては
本などで独学でも学べると思いますが、
指使いはケースバイケースのことも多いため、
独学だと「??」となることもあるでしょう。
また、「指使い」は単純に指番号としての
機能的な役割としてだけでなく、
「指の使い方」として捉えることもできます。
・指くぐりや指を交差する時の注意点
・鍵盤上のどこ(どの位置)に指を置くか
・指先が鍵盤に当たる角度 など
その場合、「ピアノの弾き方」に直結しますので、
実際にその人を見て指導する必要があります。
ブログの記事では、
「指番号としての指使い」に
限定して書いていこうと思いますので
「指の使い方」に関して質問がある場合は
レッスンで質問してください。
個別にお答えします。(´ー`)
…ということで、
次回から、「指番号としての指使い」について
掘り下げて書いていこうと思います。
もう少しお待ちあれ~。
指使いの疑問(その1) ― 2018/09/11
お待たせしました。(=゚ω゚)ノ
前記事の続きです。
さて。
たびたび皆さんから頂くことがある
≪指使いに関する代表的な疑問≫がこちら。
1・指使いは絶対?守らないとダメ?
2・変な指使いだと何が問題なの?
3・全部の音符に指使い書いても良い?
4・指使いってどうやって決めるの?
まずは1&2の答えから。
ズバリ!
『絶対ではないし、守らなくてOKな場合もある。
でも、変な指使いをすると音楽的じゃなくなる』
です。では、詳しく書いていきましょう。
====================
指番号が書いてあるならば
基本的にはちゃんと指示に従いましょう。
特に、練習曲集など教本を使用している場合は、
特定の指を訓練&強化する目的で
意図的に一見弾きにくく感じる
指番号がふってある場合もあります。
無視してしまったら練習の意味がありません。
基本的には守りましょう。
「でも、私、練習曲集とか使ってないし、
趣味で楽しく曲を弾いてるだけなんだけど…」
という人の中には、
指使いなんてどうでもいいじゃん!
いちいち面倒くさ~い!(´Д`)
と感じている場合もあるかもしれまんね。
むむ。
では、指使いの役割って何でしょうか??
ちょっと考えてみましょう。
「指1本で音を鳴らしてください」と言えば
大抵の人が人差し指を使うでしょう。
人の手は、親指と人差し指の2本の指が
とても器用に動きます。
ピアノを弾く場合、
この2本にプラスして中指も使うと、
鍵盤上を指が行き来しやすくなり、
ぐーんと弾きやすく感じるかと思います。
親指は指をくぐらせるには適しているけど、
普通に弾くには短くて鍵盤に届きにくいので
中指の出番、というわけです。
この3本指を使えば簡単なメロディーが
「とりあえず」弾けたりします。
そう、「とりあえず」です。(←ここ大事)
少しでも、難しいメロディになったり、
綺麗に旋律を奏でたいと思ったり、
和音などが弾きたいとなったら、
残りの2本の指が必要になってきます。
5本ある指を効率的に使えたほうが
より複雑な音楽に対応できる、ということは
皆さんイメージできるかと思います。
ですが、先ほど書いたように、
どの人にとっても1.2.3の指が使いやすい。
これが厄介。
4.5の指は思うように動かないので、
ついついラクなこの3本指に
逃げたくなるんですね。(苦笑)
その場だけのお遊びとして
ピアノを触っているならそれもアリでしょう。
しかし趣味とはいえ、弾きたい曲があり、
やっぱりスラスラ弾けるようになりたいし、
できる限り美しく曲を完成させたいし、
継続して別の曲にも挑戦していきたい…
と思うならば、
不器用な薬指と小指にも
頑張ってもらう必要があるんですね。
「あ~もぅ、思うように動かないし面倒!」
と思うこともあるでしょうが、
使っているうちに徐々に「使える指」として
訓練されていきますので、
諦めずに4.5の指も動かしましょう。
書いてある指番号をまずは守りましょう!
では、
指番号を守らなくてもOKな場合とは
一体どんな時でしょうか?
よくあるのが「届かない」という場合。
例えば、
オクターブの指が1 3や1 4と書いてある時。
次の音へ綺麗につなぐために
そのような指使いの指定があるのですが
人にとよっては、
オクターブは1と5で広げてギリギリ~(汗)、
なんてこともありますよね。
無理なものは無理なので、
こういう場合は1 5の指で大丈夫。(´ー`)
他にも指使いを変更するケースはあります。
弾いても弾いても(練習を重ねても)
自分の手に一向に馴染んでこない、
なんだか弾きにくい、スピードがあがらない、
…なんて場合には、指使いを見直しただけで
途端に弾きやすくなる場合もあります。
めちゃくちゃな指使いにしてはダメですが、
理にかなった指使いであれば、
変更することも選択肢としてアリです。
《 注意 》
指定以外の指に替えて弾きたい場合は、
「○○(理由)なので、
この指に替えたいんですが良いですか?」
と、レッスン時に質問してください。
その指を使っても音楽的に問題がないか、
変えて良い理由(又はダメな理由)など、
一緒に検討しながら説明いたします。
指定された指番号が不自然な感じがして、
「えー!?本当にこの指で弾くの??」と
感じることって時々あると思います。
間違った指番号が書いてあるんじゃ…
なんて譜面を疑ったりしてしまいそうですが、
(たまにミスプリントもあります)
そんな時は大抵、
鍵盤上に置く指の位置が適切でなかったり、
指や手の甲が変に傾いていたり、
ガチガチに余計な力が入っていたりします。
レッスンでフォームなどを見直すことと同時に、
「何故その指で弾く指定になっているのか」
説明しますので、
指定の指番号に疑問を感じる時には
遠慮なく質問してくださいね。
====================
今回の記事はここまで。
今日のまとめ。
1・指使いは絶対?守らないとダメ?
2・変な指使いだと何が問題なの?
指番号は、
音楽的になるように付けられているので、
(教本の場合は強化&訓練を目的でもある)
基本的には指定された番号を守ること。
届かない、弾きにくい、など
不都合が生じる場合には変更もあり。検討。
変な指使いで弾くこと
(=指番号を無視、4.5の指を使わない、など)
は、ラクな指に頼ってしまう変な癖がつき
この先の上達に影響を及ぼす恐れが大きく、
弾き進めていくにあたり非効率的。
何より、フレーズが途切れて音楽的でなくなる、
というデメリットがある。
…とこんな感じかな。
指使いを守るって少々面倒な気がするけど、
実は、すご~く大事なんですよ。
続きは次回に!!
の~んびりお待ちください。
* お知らせ *
9/12~9/18 夏休みを頂きます!
いやっほーーーい♪ ヽ(゚∀゚)ノ
その間、PCのチェックが出来ませんので、
お問い合わせを頂いても返信ができません。
ご了承くださいませ。
生徒さんで用事のある方は、
直接スマホに連絡をくださいね。
前記事の続きです。
さて。
たびたび皆さんから頂くことがある
≪指使いに関する代表的な疑問≫がこちら。
1・指使いは絶対?守らないとダメ?
2・変な指使いだと何が問題なの?
3・全部の音符に指使い書いても良い?
4・指使いってどうやって決めるの?
まずは1&2の答えから。
ズバリ!
『絶対ではないし、守らなくてOKな場合もある。
でも、変な指使いをすると音楽的じゃなくなる』
です。では、詳しく書いていきましょう。
====================
指番号が書いてあるならば
基本的にはちゃんと指示に従いましょう。
特に、練習曲集など教本を使用している場合は、
特定の指を訓練&強化する目的で
意図的に一見弾きにくく感じる
指番号がふってある場合もあります。
無視してしまったら練習の意味がありません。
基本的には守りましょう。
「でも、私、練習曲集とか使ってないし、
趣味で楽しく曲を弾いてるだけなんだけど…」
という人の中には、
指使いなんてどうでもいいじゃん!
いちいち面倒くさ~い!(´Д`)
と感じている場合もあるかもしれまんね。
むむ。
では、指使いの役割って何でしょうか??
ちょっと考えてみましょう。
「指1本で音を鳴らしてください」と言えば
大抵の人が人差し指を使うでしょう。
人の手は、親指と人差し指の2本の指が
とても器用に動きます。
ピアノを弾く場合、
この2本にプラスして中指も使うと、
鍵盤上を指が行き来しやすくなり、
ぐーんと弾きやすく感じるかと思います。
親指は指をくぐらせるには適しているけど、
普通に弾くには短くて鍵盤に届きにくいので
中指の出番、というわけです。
この3本指を使えば簡単なメロディーが
「とりあえず」弾けたりします。
そう、「とりあえず」です。(←ここ大事)
少しでも、難しいメロディになったり、
綺麗に旋律を奏でたいと思ったり、
和音などが弾きたいとなったら、
残りの2本の指が必要になってきます。
5本ある指を効率的に使えたほうが
より複雑な音楽に対応できる、ということは
皆さんイメージできるかと思います。
ですが、先ほど書いたように、
どの人にとっても1.2.3の指が使いやすい。
これが厄介。
4.5の指は思うように動かないので、
ついついラクなこの3本指に
逃げたくなるんですね。(苦笑)
その場だけのお遊びとして
ピアノを触っているならそれもアリでしょう。
しかし趣味とはいえ、弾きたい曲があり、
やっぱりスラスラ弾けるようになりたいし、
できる限り美しく曲を完成させたいし、
継続して別の曲にも挑戦していきたい…
と思うならば、
不器用な薬指と小指にも
頑張ってもらう必要があるんですね。
「あ~もぅ、思うように動かないし面倒!」
と思うこともあるでしょうが、
使っているうちに徐々に「使える指」として
訓練されていきますので、
諦めずに4.5の指も動かしましょう。
書いてある指番号をまずは守りましょう!
では、
指番号を守らなくてもOKな場合とは
一体どんな時でしょうか?
よくあるのが「届かない」という場合。
例えば、
オクターブの指が1 3や1 4と書いてある時。
次の音へ綺麗につなぐために
そのような指使いの指定があるのですが
人にとよっては、
オクターブは1と5で広げてギリギリ~(汗)、
なんてこともありますよね。
無理なものは無理なので、
こういう場合は1 5の指で大丈夫。(´ー`)
他にも指使いを変更するケースはあります。
弾いても弾いても(練習を重ねても)
自分の手に一向に馴染んでこない、
なんだか弾きにくい、スピードがあがらない、
…なんて場合には、指使いを見直しただけで
途端に弾きやすくなる場合もあります。
めちゃくちゃな指使いにしてはダメですが、
理にかなった指使いであれば、
変更することも選択肢としてアリです。
《 注意 》
指定以外の指に替えて弾きたい場合は、
「○○(理由)なので、
この指に替えたいんですが良いですか?」
と、レッスン時に質問してください。
その指を使っても音楽的に問題がないか、
変えて良い理由(又はダメな理由)など、
一緒に検討しながら説明いたします。
指定された指番号が不自然な感じがして、
「えー!?本当にこの指で弾くの??」と
感じることって時々あると思います。
間違った指番号が書いてあるんじゃ…
なんて譜面を疑ったりしてしまいそうですが、
(たまにミスプリントもあります)
そんな時は大抵、
鍵盤上に置く指の位置が適切でなかったり、
指や手の甲が変に傾いていたり、
ガチガチに余計な力が入っていたりします。
レッスンでフォームなどを見直すことと同時に、
「何故その指で弾く指定になっているのか」
説明しますので、
指定の指番号に疑問を感じる時には
遠慮なく質問してくださいね。
====================
今回の記事はここまで。
今日のまとめ。
1・指使いは絶対?守らないとダメ?
2・変な指使いだと何が問題なの?
指番号は、
音楽的になるように付けられているので、
(教本の場合は強化&訓練を目的でもある)
基本的には指定された番号を守ること。
届かない、弾きにくい、など
不都合が生じる場合には変更もあり。検討。
変な指使いで弾くこと
(=指番号を無視、4.5の指を使わない、など)
は、ラクな指に頼ってしまう変な癖がつき
この先の上達に影響を及ぼす恐れが大きく、
弾き進めていくにあたり非効率的。
何より、フレーズが途切れて音楽的でなくなる、
というデメリットがある。
…とこんな感じかな。
指使いを守るって少々面倒な気がするけど、
実は、すご~く大事なんですよ。
続きは次回に!!
の~んびりお待ちください。
* お知らせ *
9/12~9/18 夏休みを頂きます!
いやっほーーーい♪ ヽ(゚∀゚)ノ
その間、PCのチェックが出来ませんので、
お問い合わせを頂いても返信ができません。
ご了承くださいませ。
生徒さんで用事のある方は、
直接スマホに連絡をくださいね。
指使いの疑問(その2) ― 2018/09/19
長らくお待たせしました~。
1週間ほど「夏休み」を頂いておりました。
皆様にはレッスンスケジュールなど
調整&ご協力頂き感謝いたします!
東北6県を超ウルトラ満喫し、リフレッシュ♪
各地の美味しいものを食べまくり、
自然の中で多くの生きものと触れあい、
愛車で絶景コースのドライブを楽しんで、
なななんと!2000キロを走破!
大満足です~。(*´ω`*)
…が、しかし、
1週間まったくピアノに触れなかったので、
休み明け、久々にピアノを弾いて
手の感覚が鈍っていることを実感…。(汗)
身体は正直ですね。
さて。今日の記事は、
≪指使いに関する代表的な疑問≫の続き。
3・全部の音符に指使い書いても良い?です。
(1と2については前記事を読んでね)
では、詳しく書いていきましょう。
====================
3・全部の音符に指使いを書いて良い?
先に答えから。
ブブーッ!これはダメです。
一般的な楽譜を見ると、
指番号がない音符が多くあります。
所々に指の指示番号がふってある、
という感じですよね。
どうかすると譜面によっては、
まったく指番号が書いていないものもあります。
こういう譜面を弾くとき、
指の指示がない全ての音符に
自分で番号をふってしまうのはやめましょう。
(必要な音符のみに書くのはOK!)
ピアノの初歩、導入期に使う教本や
「シニアのための~」などと謳っている譜面は、
8~16小節程度の短い曲や
大きく印刷された譜面が多く、
全ての音符に番号が書いてあったりします。
これは、ピアノで音を鳴らしていくために、
指の使い方(弾き方)を学ぶと同時に、
基本的な指使いを習得し、
譜面そのものを知る&譜面に慣れるためです。
前回の記事でも書きましたが、
指の番号が書いていないと、
ピアノに不慣れな人は
ラクに動く指ばかりを使ってしまいがち。
初心者さんの場合は、
ドレミを読むこと&弾くこと自体に
苦労していることが多いので、
指使いにまでなかなか気が回りません。
全部の音符に指番号がふってあることで、
何の指で弾けば良いかが一目瞭然なので、
わかりやすい&負担軽減、という点から、
初歩段階では書かれていることが多いです。
でも、少しでも慣れてきたら、
指番号は減らしたいものです。
(教本などでは弾き進めるうちに
徐々に指示が減らしてあるかと思います)
では何故、減らす必要があるのでしょう?
地図を想像してください。
「コンビニを右折しその先のポストを左折」
という場合、
道路を書いたら、あとは目印となる
「コンビニ」と「ポスト」を書けば出来上がり。
シンプル。だけど、わかりやすい。
もしこれが、
スタート地点から目的地までにある
お店や信号の名前、住宅の様子まで
全部いちいち書いてあったら
かえってわかりにくくありませんか?
注意すべき点(=この場合は曲がり角)の
情報さえあれば、たどり着けます。
逆に過剰な情報は混乱を招きかねません。
ピアノのも同じ。
全部の音符に指番号をふってしまうと、
注意すべき時&指が埋もれてしまいます。
例えば、
・指くぐりや指の交差が必要な時
・同じ音だけど指を替えて弾く時
・通常の基本的な指使いとは違う時
など、ですね。
楽譜を目で追いながら弾き進めた時に、
脳ミソに「ここだよ!ここで注意だよ!」と
わかりやすく伝えられるよう、
不必要な情報は減らしておきたいものです。
「指番号が書いてないと不安なんです~」
という方、多くいらっしゃるかと思います。
レッスンで指使いを指示した時に、
その音のみならず、
その付近のすべての音に指番号を
書いてしまう場面は時々目にします。
指番号を「目印の役割」以上に、
書き込みたくなる場合は、
基本の指使い(音階や和音のおさえ、など)が
まだ充分手に馴染んでいないことが考えられます。
そして、
音符よりも番号を見て弾いている可能性大!
です。
でも、大丈夫!(´ー`)
指番号が書いていない時は、
音符にそってそのまま指を素直におろせば
大抵は弾けちゃうんですよ。
全部書き込んでしまう前に、
まずはゆっくり弾いて確認してみましょう。
案外、問題なく弾けるはずです。
指番号が書いていなくても
オタマジャクシの流れと指の動きが
スムーズに連携できるよう、
『指番号(の表記)に依存しない弾き方』
を目指しましょう!
====================
今回の記事はここまで。
今日のまとめ。
3・全部の音符に指使いを書いて良い?
全ての音符に指番号をふってしまうと、
注意が必要な時にわかりにくくなるので、
それはやめましょう。
番号が書いてない時は、大抵の場合は
そのまま素直に指をおろせば弾けるはず。
指番号の表記が一切ない楽譜を用いる時、
また、指が迷ってしまいミスしやすい時など、
「ここで注意!この指で!」という個所のみ、
指番号を書き足すようにしましょう。
そして、ピアノを弾く際は
番号を目で追いながら弾くのではなく、
オタマジャクシ(音符)を見るようにしましょう。
4・指使いってどうやって決めるの?
は、また次回に。
ノンビリお待ちください~。
1週間ほど「夏休み」を頂いておりました。
皆様にはレッスンスケジュールなど
調整&ご協力頂き感謝いたします!
東北6県を超ウルトラ満喫し、リフレッシュ♪
各地の美味しいものを食べまくり、
自然の中で多くの生きものと触れあい、
愛車で絶景コースのドライブを楽しんで、
なななんと!2000キロを走破!
大満足です~。(*´ω`*)
…が、しかし、
1週間まったくピアノに触れなかったので、
休み明け、久々にピアノを弾いて
手の感覚が鈍っていることを実感…。(汗)
身体は正直ですね。
さて。今日の記事は、
≪指使いに関する代表的な疑問≫の続き。
3・全部の音符に指使い書いても良い?です。
(1と2については前記事を読んでね)
では、詳しく書いていきましょう。
====================
3・全部の音符に指使いを書いて良い?
先に答えから。
ブブーッ!これはダメです。
一般的な楽譜を見ると、
指番号がない音符が多くあります。
所々に指の指示番号がふってある、
という感じですよね。
どうかすると譜面によっては、
まったく指番号が書いていないものもあります。
こういう譜面を弾くとき、
指の指示がない全ての音符に
自分で番号をふってしまうのはやめましょう。
(必要な音符のみに書くのはOK!)
ピアノの初歩、導入期に使う教本や
「シニアのための~」などと謳っている譜面は、
8~16小節程度の短い曲や
大きく印刷された譜面が多く、
全ての音符に番号が書いてあったりします。
これは、ピアノで音を鳴らしていくために、
指の使い方(弾き方)を学ぶと同時に、
基本的な指使いを習得し、
譜面そのものを知る&譜面に慣れるためです。
前回の記事でも書きましたが、
指の番号が書いていないと、
ピアノに不慣れな人は
ラクに動く指ばかりを使ってしまいがち。
初心者さんの場合は、
ドレミを読むこと&弾くこと自体に
苦労していることが多いので、
指使いにまでなかなか気が回りません。
全部の音符に指番号がふってあることで、
何の指で弾けば良いかが一目瞭然なので、
わかりやすい&負担軽減、という点から、
初歩段階では書かれていることが多いです。
でも、少しでも慣れてきたら、
指番号は減らしたいものです。
(教本などでは弾き進めるうちに
徐々に指示が減らしてあるかと思います)
では何故、減らす必要があるのでしょう?
地図を想像してください。
「コンビニを右折しその先のポストを左折」
という場合、
道路を書いたら、あとは目印となる
「コンビニ」と「ポスト」を書けば出来上がり。
シンプル。だけど、わかりやすい。
もしこれが、
スタート地点から目的地までにある
お店や信号の名前、住宅の様子まで
全部いちいち書いてあったら
かえってわかりにくくありませんか?
注意すべき点(=この場合は曲がり角)の
情報さえあれば、たどり着けます。
逆に過剰な情報は混乱を招きかねません。
ピアノのも同じ。
全部の音符に指番号をふってしまうと、
注意すべき時&指が埋もれてしまいます。
例えば、
・指くぐりや指の交差が必要な時
・同じ音だけど指を替えて弾く時
・通常の基本的な指使いとは違う時
など、ですね。
楽譜を目で追いながら弾き進めた時に、
脳ミソに「ここだよ!ここで注意だよ!」と
わかりやすく伝えられるよう、
不必要な情報は減らしておきたいものです。
「指番号が書いてないと不安なんです~」
という方、多くいらっしゃるかと思います。
レッスンで指使いを指示した時に、
その音のみならず、
その付近のすべての音に指番号を
書いてしまう場面は時々目にします。
指番号を「目印の役割」以上に、
書き込みたくなる場合は、
基本の指使い(音階や和音のおさえ、など)が
まだ充分手に馴染んでいないことが考えられます。
そして、
音符よりも番号を見て弾いている可能性大!
です。
でも、大丈夫!(´ー`)
指番号が書いていない時は、
音符にそってそのまま指を素直におろせば
大抵は弾けちゃうんですよ。
全部書き込んでしまう前に、
まずはゆっくり弾いて確認してみましょう。
案外、問題なく弾けるはずです。
指番号が書いていなくても
オタマジャクシの流れと指の動きが
スムーズに連携できるよう、
『指番号(の表記)に依存しない弾き方』
を目指しましょう!
====================
今回の記事はここまで。
今日のまとめ。
3・全部の音符に指使いを書いて良い?
全ての音符に指番号をふってしまうと、
注意が必要な時にわかりにくくなるので、
それはやめましょう。
番号が書いてない時は、大抵の場合は
そのまま素直に指をおろせば弾けるはず。
指番号の表記が一切ない楽譜を用いる時、
また、指が迷ってしまいミスしやすい時など、
「ここで注意!この指で!」という個所のみ、
指番号を書き足すようにしましょう。
そして、ピアノを弾く際は
番号を目で追いながら弾くのではなく、
オタマジャクシ(音符)を見るようにしましょう。
4・指使いってどうやって決めるの?
は、また次回に。
ノンビリお待ちください~。