上達に欠かせない要素(その1)2018/03/29

少し前になりますが、
レッスン終了後に雑談をしていた時のこと。
「どんなタイプの人が上達しますか?」
という質問を受けました。
その時は
「性格的には”素直な人”…かなぁ?」など
思いついたことを簡単に答えたんだけど
時間が経って改めて考えていたら、
言い足したいことがたくさん出てきたので、
ブログの記事にすることにしました。

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『素直であること』
これはピアノに限らず何かを学ぶうえで
とても大切な要素だと思います。
しかし大人の場合、人から何かを教わる際に、
見栄やプライドが邪魔してしまうことも
決して少なくありません。

当然なことなんだけれどレッスンでは、
「できないこと」や「知らないこと」だらけ。
それは恥ずかしいことでも、
いけないことでも何でもないんだけど、
それを指摘&指導されると、
「でも」「だって」「それはわかってるけど」など、
言い訳や反発をしたくなったり…。
ついしちゃうんですよね。
うん、気持ちはわかります。(笑)

そんな中、素直な気持ちで
私からの指導に耳を傾けてくれる人、
「ここはこうですよ」「こうやってみて」という
私からの言葉を心を開いて丸ごと受け取り、
すぐにそのまま実行してくれる人、
こういった”素直さ”を持っている方は
少しずつだったとしても
確実に上達していきます。
これは長年ピアノを指導してきて
ホントにそう感じますね。

さて。
最も大切な要素『素直さ』が根底にあるとして、
他に上達に必要なものって何だろう?と、
考えてみました。
で、私が出した答えがコレ!

ズバリ…『練習力』!!

「練習力」なんて言葉は本来ないのですが、
その中身をわかりやすくお伝えするならば、
練習に対する『想像力&発想力+行動力』
という感じでしょうか。(^-^)
長くなりそうなので、
『練習力』については次回に書こうと思います。
もう少しお待ち下さいね。(笑)

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いやぁ、それにしても、
素直な人は魅力的。
そして素直さは本当に大切。

ちょっと余談ですが、
私は小さい頃、家族から
「知らないこと」をよく馬鹿にされました。
まぁ、3姉妹の末子なので姉2人にしてみたら
「え~こんなことも知らないの~?(ニヤニヤ)」
と、からかっていただけかもしれませんが、
両親からも
「なんだ!お前はこんなことも知らないのか!」
と言われると小さな心は傷つき、
いつの頃からか「知らないこと」を「知らない」と
素直に言えない子になってしまったんですね。
その変な癖に気が付き、それと向き合い
軌道修正をするのは大変でしたねぇ。(苦笑)
自分の経験から、

・知らないことを「知らない」と言っていい
・わからなければ何度質問してもいい

そう言える雰囲気を…と思いながら、
日頃レッスン指導にあたっています。
皆さんの学ぼうとする素直な気持ちを大切に、
そして、自分も素直な人間でありたいなぁ、と
今回記事を書いていて改めて思ったのでした。

では次回、
続きの記事『練習力』をお楽しみに~。(´ー`)