さくらさくら2017/04/01

少しずつ桜が咲き始めましたね。
でもお花見をするには寒過ぎ!((+_+))
もう少しお天気の良い日に
桜の花は見に行くとして、
こんな寒い週末はそのかわりに
ピアノで『さくらさくら』を
弾いてみてはいかがですか?

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『さくらさくら』
(以下の音を鳴らしてみて下さいね♪)

ララシ~ ララシ~
ラシドシ ラ~シラファ~
ミドミファ ミ~ミドシ~
ラシドシ ラ~シラファ~
ミドミファ ミ~ミドシ~
ララシ~ ララシ~
ミファシラファミ~

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ほら。簡単に弾けちゃった!
白鍵のみで弾けるんですよ。

ということは…、
ハ長調なのかな?ん?まてよ?
ラから始まってるからイ短調?
そんな風に考えてくださった方、
素晴らしい~!えらい!(笑)
私、いつもレッスンの時に、
「この曲は何調なのか考えましょう」と
言ってますからね。(^-^)

でも、よ~くメロディの響きを聴いてみて。
この曲って「THE ニッポン!」って
雰囲気がしませんか?
独特な音の響きを感じませんか?

そうなんです!
この曲は西洋音楽で使われる
いわゆる長調/短調という「調性」や
「機能和声」が当てはまらないんですね。
(※ここでは機能和声の説明は省略)

日本の伝統音楽には、
日本古来の旋法が使われています。
ちなみに、さくらさくらは「陰旋法」(都節)。
あの独特な雰囲気を感じさせる理由は
この音使いにあったんですね~。

他にも、日本音楽の旋法には、
民謡などに多い陽旋法(田舎節)や
雅楽などで使われる律旋法や呂旋法、
というものもあります。
沖縄音楽に使われる琉球旋法などは
その旋法の音(=ド ミ ファ ソ シ ド)
を適当に鳴らしてみるだけで、
沖縄にいるような気分になれますよね♪

『さくらさくら』の陰旋法。
(上行)ミファラシレミ
(下行)ミドシラファミ
という音を鳴らせば、それだけで
「おぉ~!日本っぽい!!」と感じるはず。
『さくらさくら』はさほど難しくないので、
指1本でも演奏可能ですよ。

春の宵、
しっとりと奏でてみてはいかがでしょう?

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