今年は2名でした!2022/08/03

交流会に参加された皆さま、
アンケートの提出を
ありがとうございました。

私が、
アンケートの回答から元気をもらい、
次回の交流会開催に向けての
モチベーションにしている、
ということをお伝えてしているせいか、
どこの方も交流会をきちんと振り返り、
丁寧に1つ1つの質問に
答えてくださいました。

「感動や想いを忘れないうちに!」
と、当日のうちに書いてくれた方、
「書き切れない!」と小さな字で
びっしり書いてくれた方、
用紙を付け足し回答してくれた方、
その1枚1枚を隅々まで
しっかりと読ませていただきました。

皆さんからいただいた感想やご意見は、
後日、記事としてまとめる予定ですが、
まずは、ひと足先に
『ベストプレーヤー』
を発表したいと思います!!
今年は同票数獲得で2名です。


2022年
「第14回 ピアノ交流会」で
最も皆さんの印象に残った方は…






じゃっじゃーーーーーーん!
ヽ(゚∀゚)ノ




「S口 R子さん」

「H原 K大さん」


の2名です!

この結果に、
首が痛くなるほど頷きまくったのは
私だけではないはず。(笑)
ワタクシ個人的には、
心の底から納得の選出です。
「だよねぇぇーーーーー!!」と。
そのくらい、
2人とも素敵な演奏でした。

新型コロナウィルスにより
交流会の延期が続いた
この3年という期間に、
皆を驚かせるほどに
大きく成長を遂げたこのお2人。

2019年の交流会以後も
私は定期的にレッスンで
2人にお会いしてきたので、
彼らの「ひたむきな頑張り」と
「一途に取り組む姿勢」を知っていますし、
レッスンでその成長っぷりも
ひしひしと感じてきましたが、
久しぶりに会う皆さんにとって、
交流会でのあの演奏、あの姿は、
驚きと衝撃を与えたようです。


選出の理由を一部紹介すると…

S口R子さん
・心を込めて演奏している様子が
 伝わってきて丁寧で綺麗な音色でした
・音色が美しかったです!!
・音色が美しく心が洗われました
など

H原K太さん
・大きくレヴェルUP!
 とても刺激になりました
・器用でセンスが良くて、その上、
 聴いている人を楽しませてくれる演奏
・ピアノを楽しんでおられ
 演奏にもムードがありました
など


ムフ~。(*´m`*)
この集計に私の票は入ってないのですが、
もしも私が選出するとしても、
このお2人のどちらかだったろうなぁ、
思うので、彼らの”努力”を感じ取り、
多くの方がそれを認めてくれたことに、
私が嬉しくなってしまいました。

***

S口さんは、
今回、初めて印象派の曲に挑戦!
初ドビュッシーでした。
身体の使い方から音楽的な表現まで
楽曲にじっくりと向き合い、
とても丁寧に仕上げてくれました。
子供の頃にピアノ経験があるとはいえ、
2~3年と短め(だったはず)なので、
6年前、私の教室に来た際には、
楽譜を正しく読むことから始まり、
練習曲集などを使って基礎から開始。
段階を踏んで少しずつこなし、
力をつけ…
おぉー!遂にここまできたか!
といった感じです。

『滅多に出会うことのできないご褒美曲』

これは彼女が言った言葉。

アラベスク第1番に取り組んでいる、
名曲を弾いている、という実感。
そして、弾き込んで練習を重ねても
飽きのこない響きの豊かさ、と
印象派がもつ独特の世界観。
「わぁ、素敵。綺麗だなぁ~」と
弾きながらもウットリするような感覚。
難しいけどちょっと背伸びして
頑張ったことで得られる
確実なテクニック&スキルの向上。
彼女にこの曲はピッタリだったと思います。

彼女は、これら上記のことを
”滅多にないとても貴重なこと”
として真摯に捉え、
この曲を愛おしむように大切に扱い、
練習に励んでくれたんだと思います。

その結果が、
皆を魅了したあの音色です。
1音、1音がとても丁寧でした。
楽曲に対して、
あんなにも愛情を感じる演奏、
なかなか聴く機会はありません。
本当に素敵でした☆



H原さんの演奏は、
皆に衝撃を与えたようですね~。
それもそのはず。この3年で
大~きく上達した1人かと思います。
今年のあの弾きっぷりを見て、
誰が6年前に
「未経験で”ドレミ”からスタートした」
と信じるでしょうか!

彼には、才能やセンスがあります。
だけど、その持って生まれたモノを
ここまで見事に花咲かせられたのは、
しっかりとした目標を持ち、
それを達成するために必要な
自分がすべきことを把握し、
そこに身を置き、努力を重ねたから。
それ以外の何ものでもありません。

ジャムセッションなどに行くと、
自分より経験の浅そうな人を見つけては
偉そうにする「教えたがり」がいて、
まぁ~、音楽を楽しむ以外の
”面倒なこと”が多々あるものです。(汗)
プライドを傷つけられ、嫌味を言われ、
それでも、その場では弾き続ける…。
自分のせいで迷惑をかけたり、
音楽を破綻させるわけにもいかないので、
練習を重ね、必死に食らいつく。
もちろん楽しいこともありますが、
修行ともいえる時間です。

この数年、その厳しさを経験し、
改めて、交流会の優しい雰囲気と
皆の温かなに眼差しを実感して、
H原さんの心がほぐれ、
今回のあの伸びやかな演奏に
繋がったのではないかと思います。
そして、それが聴く人にとっては
「楽しそうな姿」として見えたのでしょう!
彼本人は「会心の出来ではなかった」と
自分の演奏を振り返っていましたが、
このベストプレーヤー選出が
素晴らしい演奏であったことを
裏付けています。
ホントに魅力的でした。

”本気の努力”を感じさせない
楽しそうで余裕ある雰囲気、
サラっと弾いちゃう感じ、
あぁ~私も見習いたいッ!!



お2人とも、ベストプレーヤー、
おめでとうございました!!


***

アンケート全般の「まとめ」は
次回、記事にする予定です。
もしばらくお待ちくださいね。(´ー`)ノ

アンケートのまとめ(前編)2022/08/14

交流会アンケートのまとめ記事です。
当日を振り返りつつご覧ください。
それでは、いってみよーう!

***

今年も、うんうんと頷き、
そしてニヤニヤ笑みを浮かべ、
時に涙しながら(!?)
皆さんから頂いたコメントを
しっかりと拝見いたしましたよ~。
「楽しかった」「良かった」
などの一言で済ませられるところを、
丁寧に想いを込めて書いてくださり
感謝の気持ちでいっぱいです。

それにしても、皆コメントが温かい!
私に対しても気遣いが溢れる
優しい言葉がたくさん書いてあり、
交流会後の疲れも吹き飛びましたし、
素直に「開催できて良かったな~」と
嬉しく思いました。
ありがとうございます。

そして。
皆さん、本当によく見ていて、
ちゃんと演奏を聴いていて、
色々わかってらっしゃる!!
「参加者」であると同時に
「聴き手」でもあり、そして、
お互いに「ピアニスト」として
他者のことを尊重していることが
よくわかりました。
コメントから感じ取れる
広い視野、洗練された耳、温かい心…
毎回、感心してしまいます。

さて。
今年も様々な回答を頂きましたので、
目に留まったものをいくつか紹介しますね。
(※原文より短くしていることがあります)
ちなみに今年のベストプレーヤーは
前記事で発表しています。
まだ読んでいない方は
そちらもご覧ください。(*´ω`*)

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◇自分自身の演奏について◇

◎ピアノに負けました
◎予想通りのミスが出てしまい
 弾き直しになってしまい心残り
◎これほど思い通りに弾けず
 最低な演奏は初めてでした
◎自分の限界を知らされる出来事だった

今年は上記のような
自分の演奏に対する
ネガティブな言葉が目立ちました。
久々の開催、レッスン室ではない会場、
初めて触るピアノ、ということも
演奏に影響を与えたかもしれませんね。
…ですが!!
多くはその先に、
前向きなコメントも続いていました。

◎足りない部分は練習で補っていきたい
◎温かな気持ちで
 聴いてくださった皆様に感謝
◎楽しく弾くことはできたので満足
◎成長している自分を感じられた
など。
自分の演奏に凹んだのは
アナタだけじゃない。
ご存知の通り、私も同類です。(笑)
一緒に日々また練習に励みましょう~!

そして、数少ないけれど、
◎緊張せずに弾けたのは良かった
◎安心して弾けた
というコメントもありましたよ~。
素晴らしい!(´ー`)

◇他者の演奏について◇

一番多かった感想は、
同じピアノなのに出す音色が違う、
ということについて
書かれていた人が多かったですね。
それと、今年は個人名をあげて
その方の演奏の感想を書いてくださった
ケースがいくつもありました。
お名前があがっていた方には
私から直接お伝えしています。

他には、
◎レベルの高い教室だと感心しました
◎一歩前進していると感じました
◎”ピアノ大好き”が溢れていて
 その場にいられて幸せでした
◎あぁ~みんな先生の生徒なんだなぁ、
 と思いました
など。

◇交流会ブルースについて◇

連弾は相手がいることなので、
組み合わせによって曲の雰囲気が
まったく違って聴こえるのが
面白いところですね。
普段1人きりで弾いているので、
「誰かと一緒に弾く」ということが、
新鮮!楽しい!相手に親しみが増した、
という感想を多く頂きました。
あとは、”ジャズ・ブルース”ということで、
以下のようなコメントも。

◎アドリブで自由に演奏できたら
 もっと楽しいだろうなぁ
◎来年は伴奏を担当して(ジャズならではの)
 あのライブ感の中にいたい
◎アレンジして弾けるのは
 とてもカッコイイと思うので憧れています

クラシックのレッスンをしている方には、
メロディをシンプルに型どおりに弾ければ
とりあえずはOK!としていますが、
実際は、少し遊びで崩したり、
簡単なアレンジやアドリブが
できるようになると楽しさが倍増します!
興味ある方は普段のレッスンで
交流会ブルースを勉強できます。
「よし、来年こそは!」という方は、
早めに申し出てくだされば、
ちゃんとレッスンしますよ。(゚∀゚)ノ

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長くなったので今回はこの辺で。
次回(後編)に続きます。
お待ちあれ。