華やかな経歴はないけれど2016/10/06

私には輝かしい経歴はありません。

よくピアノの先生のプロフィールって、
○×コンクールで△賞受賞 とか、
海外での留学経験あり とか、
◇△協会会員 とか、
色々と書いてありますよね。
私、そうゆうの一切ありません。(笑)

コンクールなど受けたことないですし、
学生時代はここで何度も書いている通り
かなり不真面目な生徒だったので、
(音楽で遊んでいた感じです…)
ピアノも声楽もそこそこで、
素晴らしい成績は残していません。
そして、「どこかに所属する」というのを
あまり好まない性分なため、
どこかの団体に属したこともありません。
当然、「プロの演奏家です」なんて
名乗れません。食べていけません。(汗)

まったく無名の街のピアノの先生です。

実は、以前、
「尊敬する○○先生(有名な方)に
ピアノを習えることになったので
ここの教室、今月で辞めます」
と、ある日突然メールで言われ
レッスンを終了したことがありました。

「演奏活動もしているスゴイ先生」
「CDも出してる有名な先生」と、
「無名な自分」を比べることが
そもそも間違いだとはわかっていますが、
その時は、その生徒さんのために
教材を作ったり、カリキュラムを組んだり、
一生懸命やってきたレッスンは
いったい何だったんだろう…、と、
悔しさだか虚しさだか何だわからない
後味の悪いモヤ~っとした気分になり、
正直、かなり凹みましたねぇ。(´д`lll)

そのことがあってから、いろいろ考えました。
私は何に凹んでいるのか?
生徒さんが自分のもとを去ったから?
尊敬する先生に習うことになったのに、
喜んであげられない自分の心の狭さ?
自分が無名であることが悔しい?
じゃぁ、自分は有名になりたいの?
自分には何がある?
自分の強みって何?
自分のやりたいことって何?
と。

…え?答え?

まだ、出ません~。(笑)


でも、無いもの尽くしな私ですが、
「これはある!!!」と、
胸を張って言えることがある、
ということに気付きました。

「音楽&ピアノが大好き!」
「教えることが好き!」
という気持ちはもちろんですが、
大人にピアノを教えることに対する
≪意欲と情熱≫です。
これはシッカリと持っています!
無名だし、輝かしい経歴はないけれど、
「大人を専門的に長年指導してきた」
という実績があります!(^-^)v

大人に適した指導やアプローチの方法、
説明やアドバイスの伝え方、
個別に対応できるだけの引き出しの数、
大人が望む「ピアノのレッスン」とは
どういったものなのか?
大人にとっての「ピアノの先生」は
どういった存在が理想的か?などなど、
自分なりに考えて、勉強&研究し、
1から積み上げてきたものがある!!
と、気が付いたんです。

世の中には、
「大人のレッスンはつまらない」
「大人を教えるのは面倒くさい」
「適当に褒めて気分良くさせておけば良い」
と思っている先生がいたり、
そもそも「実は教えることは好きじゃない」
という演奏活動メインの先生がいたり、
子供の数が減り始めたから
大人「も」教えるようになった、という
時代の流れと生徒人数確保のために
大人の指導を始めた先生がいたり…と、
さほど≪意欲・情熱≫を持つことなく、
大人を対象にピアノを教えている教室が
残念ながら、あるんですよね。

※もちろん多くの先生は、
大人の指導にも情熱をもって
取り組んでいると信じたいです!

そしてまた、習う側の生徒さんのほうも、
ピアノ教室を探す際に、
「海外留学やコンクール受賞歴の有無」
を重要視したり、
「演奏家として活躍している人に習いたい」
「有名なスゴイ先生の指導を受けたい」
という希望があったりするんですね。

考え方、感じ方は、人それぞれ。

こんな私に対して、
「ピアノ、楽しい~」と笑顔を見せてくれて、
「レッスンに来るのが楽しみなんですよ」
と言ってくれる大人の生徒さん達がいます。
それだけで充分じゃない?
しかも、大学時代に夢として掲げていた
「大人のためのピアノ教室を開くこと」が
今こうして叶っているわけだから、
これってホントに幸せなことだよね。

そう思ったら、いつの間にか
凹んでいた気持ちはスッと消えていました。

「先生のピアノの音色に涙がでるの」
と、言ってくださる生徒さんがいます。
いつも私のことを(過剰に)褒めてくださり、
歯の浮くような恥ずかしくなる言葉を
たくさんかけてくださいます。
お世辞だとわかっていても、
嬉しいものです。
そんな風に言ってもらえるのは、
ありがたいことだなぁ、と思うと同時に、
その言葉に見合う自分にならなくては…と、
ピリッと気が引き締まります。

今、自分にできることを精一杯やる!
そして継続する。
華やかでなくても、輝かしくなくても、
いつか振り返った時に、
しっかりとした1本の道ができているはず!

はず…。
だよね。


そうだと、いいな。(笑)

譜面台の照明2016/10/11

譜面台用の照明を変えてみました。
試験的に使用してみて問題がなければ
今後は今のスタイルにしようと思います!

本当は、部屋の天井照明だけで
譜面台に置いた楽譜の隅々まで
明るく照らされると良いんだけど、
何とな~く楽譜の左端の方が
薄暗くなってしまうんです…。(´・ω・`)
というわけで、
ずっと壁面から譜面台に向けて
スポットライトをあてていたんですが、
レッスンで生徒さんの左側に立った時や、
低音域で一緒にピアノを弾く際に、
微妙に邪魔だったり、熱かったりして、
ちょっとストレスだったのです。

譜面台に置いた楽譜が2ページ分
(=楽譜を開いた状態)だと、
左右に余裕ができるため、
譜面台の黒い部分に照明が映り込み、
反射して眩しくなる恐れがあります。
目線の高さ、椅子の距離など個々に違うため、
眩しくなるライトの角度が
皆さんで異なると思いますので、
弾いていて眩しさ感じる場合には
自分に適した角度に変えて下さいね。

また、明るさは強・弱の2段階あり、
色味も白色と橙色の2種類あります。
通常は「弱/橙色」で使用していますが、
他の明るさを試したい場合は
遠慮なく申し出て下さい。

ミソソシ、ドミファド♪2016/10/25

先日ふと頭に浮かんだ懐かしいメロディ。
2小節分の短いメロディ。
四分音符3つに四分休符、で、四分音符4つ。
全く音楽的でないヘンテコな音の並び。
コレ、なんだっけ???
と、考えること数分。

あぁ!思い出した!
○○ちゃんちの電話番号だ。
ウフ。(*´m`*)今でも覚えてる~。

ん?電話番号?
それって…曲(メロディ)じゃないじゃん!
と思ったでしょ?

私はこのブログで、
「子供の頃からよく音楽で遊んでいた」
と書いていますが、
これも小学生の頃にやっていた遊びの1つ。
音にして電話番号を覚えていたのです。(笑)
仕組みは単純。次の通り。
数字の0~9にシ~レまでの音を
それぞれ当てはめ音に変換。
つまり、「1」がドの音で
ドレミファソラシドの音階が「1~8」、
「0」が下のシの音、「9」が上のレの音。

よく電話をかけるお友達の家なのに、
毎回いちいち電話帳を広げで
「何番だっけ?」と調べるのが面倒で、
この方法を思いついたんですね~。
単なる数字の羅列は覚えにくいし、
何件も覚えるのは大変だったので、
メロディにすれば覚えられるじゃーん♪
と思ったのです。
ズボラが生み出した天才的発想です。(笑)

今は、ボタン1つで番号が検索ができたり、
「電話をかけて」とSiriに頼むこともできますが、
当時は(今から30年以上前のことです)、
スマホはもちちろん携帯電話もなかったので、
家にある固定電話を使うのが当たり前。
電話機も電話帳機能(登録機能)などもなく、
「かける/受ける/話す/保留」くらいでシンプル。
いざ電話をかけるとなると、
横に置いてある電話帳(←懐かしい!)を
いちいち広げたものです。

更に電話番号も「123-4567」のように、
7ケタだったので、リズムは、
四分音符3つで、タン・タン・タン・(休み)
四分音符4つで、タン・タン・タン・タン
という具合に覚えていました。
現在なら、ブログのタイトルのように
休符無しの8音のメロディになりますね。

当時覚えた電話番号メロディ、
記憶をたどってみたら、なんと!今でも
5人くらいの友人宅の番号を覚えていました。
(当時は10件以上覚えていたはず)
音に置き換えると記憶に残りやすいのかな?

生活の中でも、
何かの番号(例えばロッカーや駐輪番号など)を
メモをするほどでは無いけれど
記憶しておかないといけない場面って
たびたびあるか思います。
皆さんもよろしければ是非1度、
この「ドレミ置き換え法」をお試しあれ~♪


あ。
忘れても自己責任でね。(笑)