レッスンの受け方~記録編~2016/09/01

Studio*ABE*では普段、
1対1でレッスンを行なっているので、
生徒さん同士が顔を合わせることは
ほとんどありません。
つまり、皆、自分以外の(他の人の)
レッスンがどのように行なわれているか、
お互いに見たことがないので知らない、
というわけです。

気にはなるけど…。
他人のレッスンを見る機会もないし、
人は人、私は私。
今まで通りで、まぁ、いっか。ヽ( ´ー`)ノ
↑これ、全く問題ありません。(笑)
でも、他の人のレッスンの様子を知ることで
役立つことや新しい発見もあるかと思うので、
今日はちょこっと紹介してみますね。

レッスンの内容(中身)については、
その人の習っているジャンルや
技術的なレベル、レッスンの進め方が
1人1人全く違うので、ここでは省略します。
…ということで、今日は
≪スタイル色々!レッスンの受け方≫
について、書いてみようと思います。
まずは≪記録編≫から。

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どんな受け方(習い方)をしているの?
≪記録編≫

レッスンでは何かしらの注意点があった時、
シャーペンor赤えんぴつなどで、
私が横からサッと楽譜に書くことがあります。
譜面に○印をつけたり、波線を書いたり、
スラーをなぞったり、指番号をふったり…。
指導内容やアドバイスは口頭で伝えつつ、
書き込むのは簡単な記号程度。
この時、生徒さんのとる行動は実に様々!

1・持参しているメモ帳や5線ノートに
 その場で注意点を書いておく
2・私が書いたしるしの横(譜面上)に、
 その場で注意書きをメモする
3・特にその場では何もしないけど、
 レッスン終了時に確認作業をして帰る
4・特にその場では何もしないけど、
 後でレッスンノートに記録しまとめる
5・特に何もせず、とにかく記憶力に頼る

実は、学生時代の私といったら、
レッスンで先生が注意したところを
特にメモすることもなく「はい」と返事をし、
その場で「注意に従って弾く」という
レッスンの受け方をしていました。
上記でいうと5番ですね。
レッスンを中断してメモをとるのが
何となく良くないことのような気がしていた、
というのもありますが、
「先生の指導を一語一句逃さず聞くぞ!」
という意気込みが足りなかったのは確かです。
家に帰ってその日は練習をサボリ(笑)、
翌日に楽譜を広げてピアノを弾き始めて、
「あぁ、ここだ…」と注意された箇所にきて、
「で、何だっけ?どう弾くんだっけ?」
なんてことも。(´д`lll)
人の記憶ってそんなもんなんですねぇ。

ちなみに私、大人になってから、
ジャズの基礎を習いに行きましたが、
その時は4番派でした。
毎回、レッスンを終えて師匠宅を出たら、
楽譜をカバンから取り出して、
ブツブツ言いながら復習しつつ歩き、
駅までの途中にある喫茶店に立ち寄り、
・今日教わったこと
・注意をうけたこと
・やるべき練習課題
を、ノ-トに細かく記録していました。

※余談※
後にこのノートは、師匠の方から
「他の人のレッスンの参考にするから貸して」
と言われるほどの物となりました!(笑)

レッスンの受け方として、
1~5番のどれでも構いません。
ただ、5はやはり「忘れてしまう可能性」
がありますよね。(笑)
せっかく習いに来ているのに勿体ない!
その場でメモをとるのは全く構いませんので、
「書くのでちょっと待って下さい~」と
遠慮なく言って下さいね。

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次回は、≪質問編≫を書く予定。
しばしお待ちください~。

レッスンの受け方~質問編~2016/09/04

前記事≪レッスンの受け方≫の続きです。

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どんな受け方(習い方)をしているの?
≪質問編≫

レッスンの受け方(習い方)として、
「質問をする/しない」も
生徒さんによってかなり違いがあります。

「先生、しつもーん!( ´ ▽ ` )ノ」と
レッスン中にどんどん質問が出てくる方、
「何か質問はありますか?」と尋ねても
「大丈夫です」と質問が殆ど出ない方、
「今日はいくつか質問あるんですけど…」と
予め疑問点などをまとめ用意されてくる方、
などなど。
基本的に、疑問・質問はウェルカムです!
(レッスンに関係していることならば)
自宅で練習していてわからなかった点、
楽譜に書いてあることで不明なこと、
レッスンでイマイチ理解できなかった時、
以前習ったことで確認したいこと、など、
レッスン時間内でしたら
何でもドシドシ聞いて下さい。

知らないこと&わからないことは
恥でも何でもありません!
今更かな…という初歩的なことでもOK。
わからなければ何度も質問して頂いてOK。
せっかくピアノを習いに来ているんです。
遠慮なく「私」を使って下さいね。(笑)

レッスンの質を高めるためにも
「質問すること」はとても大切です。
質問の内容やその傾向から、
生徒さんの置かれている今の状況を
私が把握できることも多いですし、
質問して頂くことによって、同じ内容の事柄でも、
更に違った言い回しで伝えたり、
違ったアプローチで指導したり、
他の方法を提示することもできるので、
結果的に生徒さん側にとって
『得』になることが多いかと思います。(^-^)

だから遠慮は無用!受け身にならず、
積極的にレッスンにかかわって頂きたいです。

※「知りたい、知りたい」で、
知識だけをどんどん増やすのでなく、
練習すること(実践)も忘れずに~!

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次回は≪その他編≫を書く予定です。
お待ちあれ。

レッスンの受け方~その他~2016/09/09

先日よりシリーズでお届け中。
≪レッスンの受け方≫
3回目の今日は≪その他≫です。

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どんな受け方(習い方)をしているの?
≪その他編≫

まず、月謝に関して。
レッスン前にお渡しくださる方もいれば
レッスン後の方もいます。
これ、どちらでも全く構いません。(^-^)
「袋を紛失しそうだから」と持ち帰らずに、
教室での保管を希望される方もいます。
また、前月のうちに「来月分です」と
早めに月謝を納めて下さる方もいます。
Studio*ABE*の生徒さんは皆さん、
本当にきちんとしてくださっていて、
つり銭の要求や滞納もなく助かっています!
気持ち良く日々のレッスンが行なえていることに、
心から感謝しています。
ありがとうございます。

予定変更(キャンセル/振替)などに関して。
殆どの生徒さんは滅多に変更などもなく、
いつも予約した日時にいらっしゃいます。
…が、変更の多い方もいらっしゃいます。
人によっては2~3回に1度の頻度で
キャンセルや振替を要求してこられます。
これはお仕事の関係もあるので
仕方のない部分のもあるのでしょうが、
「予約日時にレッスンを行なう」が原則です!
このことはお忘れなく~。

※注意※
レッスン後に約束した日時(予約日時)に
私は時間を確保してお待ちしています。
前日までに連絡を入れてお休みをした際、
振替レッスンを(可能な範囲で)行ないますが、
その場合は、
本来レッスンのために空けていた時間の他に
私のプライベートな時間を割いて
対応することになります。
その辺をどうぞご理解くださいますように…。

他には、
平日夜間のレッスンでよくあることとして、
遅刻に関してですが、予約の時に
「残業の可能性があり10分位遅れるかも…」
など、事前にお知らせ頂いていた場合には、
その予定でスケジュールを組みますので、
範囲内の遅刻であれば問題ありませんョ。
寝坊や電車の乗り遅れ、道間違えなどの
いわゆる「普通の遅刻」!
これは気を付けましょう~。
時々ありますけどね。
ま、誰しもやらかしてしまう時はあります。
「どうしたのかな?」と心配しつつ待っています。
平然と「こんにちは~」と入室するのではなく、
ひと言、謝罪できる人であってほしいものです。

あと、何気ない「お喋り」の時間。
これも人によって随分と差があります。
最近の出来事をお話ししてくださる方、
ご家族やペットの話しをして下さる方、
たまに仕事の愚痴をもらしてみたり(笑)、
時には恋愛話を聞かせてくれたり…。
もしかしたら「レッスン以外の会話は不必要」
と感じている方もいらっしゃるかと思いますが、
実はそんなことはありません。
レッスンとは関係のない「ちょっとしたお喋り」
をすることで緊張がほぐれたり、
親近感が増すことで質問しやすい環境が整ったり、
レッスン時間を更に有意義なものに
変えることができるんですョ。

「レッスン時間がお喋りで潰れてしまうのでは?」
と不安に感じている方。安心して下さい♪
レッスンはレッスン。みっちりやります!(*^ー^)ノ
「無駄話ししていては迷惑がかかってしまう」と、
そそくさと支度をし即行でピューッ!と帰っている方。
たまにはちょこっとお喋りもどうぞ。(笑)

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さて。3回にわたり記事に書いてきましたが、
(3回も引っ張るほどの内容か??汗)
「他の人はこういう時どうしてるの?」
という疑問が他にもありましたら、
是非、お声を聞かせて下さいね。
その時はまた皆さんのレッスン風景を
ブログ内でお伝えできればと思っています。


*オマケ*
9/10~14 夏休みを頂きます。
その間はPCをチェックできませんので、
用事のある方は携帯へご連絡ください。
体験レッスンなど「お問い合わせ」に関しては、
返信が15日以降になりますので
予めご了承ください。

ジャズ漬け旅行2016/09/17

ちょっと遅い夏休み、
東北で思いっきり楽しんでまいりました。
はぁ~、楽しかった!(*´Д`*)
今回は「ジャズ漬け旅行」と決めていたので、
行きの車内のBGMからずーっとジャズ。
とにかくジャズ。
ジャズ、ジャズ、ジャズ。

9/10&11の2日間は
仙台・定禅寺ジャズフェスティバルで、
朝から晩まで生ジャズ聴きまくり。
今年も色々なバンドの演奏を
楽しませてもらいました~。
街中にステージが設けられていて、
あちこちで演奏しているので、
お気に入りのバンドを求めて、
あっちへこっちへ移動しながら
愛犬を連れてブラブラと散歩。
「お♪」と思ったバンドで足を止め、
演奏を楽しみました。

2日目、ノリノリな演奏のビッグバンドを
ちょっと離れたところで聴いていると、
ノリノリで踊っている男性を発見。
皆が曲に合わせて手拍子をする程度の中、
群衆のちょっと後ろで1人、本格的にダンス!
筋肉質な体つきの男性が
曲に合わせて踊っている。
結構ステップが激しく器用な動き。
ちゃんと曲に合ってて、
音楽のキメのところでちゃんとキマる。
う…うまい!!
ダンス上手いぞ!(笑)
一体なに者?

日本人ってシャイだからなのか、
音楽に合わせて踊る人って少ないけど、
彼のダンスが周りを陽気にさせるようで、
後ろから見て(観察して)いると、
ダンスマン(←勝手に命名)の近くにいる人は
釣られて一緒に何となく踊りだすのだ。
その様子は何とも微笑ましく、
そのダンスマンごしに演奏を聴くのが、
もう楽しくて、楽しくて♪
その後も、時々どこかのステージで
ダンスマンに出会えたりして、
ダンスマンを見かけると嬉しくなる私。(笑)
さすがに、夜フィナーレが近づいた時間に、
変わらず激しく踊る彼を目撃した時には
「1日中踊っていたんだ!」とびっくり。
ダンスマンのおかげで、
今年は音楽以外の楽しみ方もでき、
ジャズフェスを2倍満喫できました~。

そして、12~13日にかけては、
仙台から足を伸ばして秋田の田沢湖へ。
目的地は田沢湖畔にある
ペンション≪サウンズグッド≫さん。
そう!今回は「ジャズ漬け旅行」。
ここは定期的にジャズライブも行われている
ジャズカラー満載なお宿なのです。
(愛犬も一緒に泊まれます)
泊まりに行った日は平日だったので、
ライブはなかったけど、宿はジャズ一色。
ピアノにウッドベース、ドラムなど
楽器が置かれたレストランのスペース。
ジャズレコードが飾られ、ジャズ本が置かれ、
ジャズメンの置物、BGMはもちろんジャズ!
そして、お風呂はなんとグランドピアノ形。
ジャズを聴きながらピアノ風呂でノンビリ♪
部屋No.もジャズの曲にちなんでいたりして、
隅から隅までジャズ。

ジャズとは関係ないけど、お料理も美味しく、
部屋(コテージ)もとっても素敵でした~。
その場で挽いて入れてくれた
カメルーン産コーヒーも美味しかったなぁ。
また泊まりに行きたいペンションでした。

…っとまぁ、そんなこんなで、
「ジャズ漬け旅行」を思いっきり
楽しんでまいりました~。( ´ ▽ ` )ノ
たくさんリフレッシュできたので、
また皆さんと共に、レッスンに、
そして自分の練習に励みまーす!!

祝!ファイターズ!2016/09/29

いやぁ~、めでたい!
嬉しい!にょほほ~ん(*´Д`*)
日ハムがリーグ優勝ですよ~。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、
私、日本ハムファイターズを応援する
「ハム子」なのです。
あ。ハム子ってのは、
私が勝手に言っている呼び名です。
「カープ女子」とか「オリ姫」
みたいなイメージで。アハハ。(笑)

北海道で暮らしていた頃、
野球の「や」の字も知らなかった私が、
職場のお客様から頂いたチケットで
初めて札幌ドームで野球観戦をして以来、
すっかりファイターズファンとなり、
今日に至っているのです。
…ということで、優勝に大喜び♪
あぁ~、北の大地で喜びを感じたい~。


ところで。
先日、体験レッスンでのこと。
これから1からピアノを始めよう!という方に、
「コード奏法やジャズらしい響きの前に、
まずは”ピアノを弾くこと”そのものからの
スタートとなるので、最初しばらくは
基礎的なことをやる必要がありますが…」
と、説明をしていたら、
その方は基礎の重要性を
きちんと理解してくださっていて、
「バットにボールを当てる、
まずそこから、ですよね」
とおっしゃいました。

そうそう!そうなんですよ~!!
これ、本当にその通り。
ボールをバットに当てることができなければ、
野球の試合なんかできるはずがない。
飛んできた球や転がってきた球を
きちんと取れなかったら話しにならない。
そして、もちろん投げることもできないとね。
当然、ルールを知らなかったら
試合になんてなりません。

有名なあの曲、憧れのあの曲、
ジャズっぽいお洒落な曲、
それらを弾くことは、
「試合をすること」に値します。
そして、それらの曲を、
かっこ良く、素敵に弾きこなせた時、
「その試合に勝った」
「試合に勝てるだけの実力が付いた」
と言えるのかもしれません。

試合以前(=曲に取り組む以前)の段階
 ・手のフォームや弾く姿勢
 ・ドレミが読めてリズムがわかること
 ・楽譜に書いてあることを理解すること
 ・正しい指や腕の使い方を習得すること
 ・実際に音を鳴らしピアノに慣れていくこと
これらは非常に大切で、
きちんと理解し練習を積み重ねた先に、
素敵な曲、お洒落な曲はあります。

「あぁ~、早く実際に試合をしてみたい~」
という気持ちは誰しも持つと思いますが、
試合が”マトモな試合”になるためにも、
「バッティング練習」や「球拾い」のような
地味でちょっと退屈な”基礎練習”は
やはり欠かせないんですよね。(^-^)

…とはいえ、
大人に残された時間は限られています。
皆さん「死ぬまでにあと何曲できるか…」
とか、よく冗談でおっしゃいます。(苦笑)
それに、脳や身体が急成長していく時期を
すでに過ぎてしまった大人が1から始める場合、
残念ながら、ある程度の時点に達した所で
テクニックの向上が
明らかに緩やかになってしまいます。
いくら「基礎が肝心」といっても
先が見えない長~~~~い道のりを、
いつまでたっても「基礎、基礎、基礎」では
効率も悪いですし、
心が折れやすいのも事実です。
「大人だからこそ」の強み、弱みを把握し、
柔軟な対応を心がけ、
生徒さんの目標や夢の実現できるよう、
指導、アドバイスしていかなくては!!
…と、そんなことを思いながら、
TV中継での優勝ビールかけの様子を
ニヤニヤしながら見ていたのでありました。


「まずはバットにボールを当てる」
優勝したファイターズの選手達だって、
最初に野球を始めた頃は、
そこから始めたはずです。
1つ1つ積み重ねた結果、
今があるんですよね。
すごいなぁ~。

毎日、真面目にコツコツと。
私も頑張ろ。




※補足※
逆を言えば、
仕上がりがイマイチな演奏でもOKとし、
実力をつけることや上達は望まず、
その曲を弾ければ良い!弾いてみたい!
というのであれば、
いきなり試合(曲)に挑戦してみることも
「あり」ということになります。
生徒さんがこちらを希望するなら、
そのようにレッスンすることも可能です。